仕事場で利用しているグローバルIPアドレスに不具合があり、ちょっと設定変更を余儀なくされたところ、「あれ?どこに設定すればいいんだったか…」と環境設定内容を忘れている自分に気づきました。
今の環境はムームードメインで取得した独自ドメインを、そこのDNSを使いつつファイル置き場としてはさくらインターネットのレンタルサーバを利用するようにしています。あとついでにテスト環境などのために、サブドメインを仕事場のLinuxサーバにも割り当ててる。
このへんの関係と、どこにどんな設定をしてあるのかが忘れそうなので、そもそもの設定の流れをメモ書き代わりに残しておくことにします。
さくらインターネットのレンタルサーバ情報を確認する
まずはじめに、さくらインターネットのレンタルサーバ情報を確認して、そのIPアドレスをメモします。
さくらインターネットのサーバコントロールパネルにログインして、左側サイドメニューより[サーバ情報の表示]をクリック、どの情報を表示するかの一覧が出てくるので[サーバに関する情報]を選びます。
上の画面が出てきますので、IPアドレス欄の数値(この場合は133.242.249.16)を書き留めましょう。
ムームーDNSのカスタム設定を行う
ドメインをどのIPアドレスと対応付けるのかという設定は、ムームードメインのコントロールパネルで行います。
ムームードメインのコントロールパネルにログインして、左側サイドメニューの「ドメイン操作」一覧にある、[ムームーDNS]をクリックします。
設定を行うドメインの[変更]ボタンをクリックします。
主のドメインと、www.ドメイン名に対して、先ほどメモしたさくらインターネットのレンタルサーバIPアドレスが割り当てられるように、2つのレコードを入力します。
その他にも(サブドメイン).ドメイン名の形で呼び出したい名前がある場合は、そのサブドメインとIPアドレスを対としてレコードに追加します。自分はこれで、仕事場に設けたテストサーバを独自の名前で呼び出せるようにしてあります。
種別というのはレコードの種類で、AはIPアドレス、AAAAはIPv6アドレス、MX/CNAME/ALIASはホスト名、TXTはテキスト情報を内容欄に入力します。今は関係ないですけど、Googleのサービスを利用していると、ドメインの所有者確認でTXTレコードを使ったりします。
入力が済んだら、[セットアップ情報変更]ボタンをクリックして設定完了です。
この設定がインターネット上のネームサーバに行き渡ると、指定した名前ごとに設定したIPアドレスが返されるようになります。これでアクセス先の振り分けが可能となります。
さくらインターネットのレンタルサーバにドメイン設定を追加する
独自ドメインへのアクセスが、さくらインターネットのレンタルサーバ側に飛ばされるよう設定できたら、続いてその受け皿を作ってやらないといけません。再びさくらインターネットのサーバコントロールパネルに戻り、ドメインを追加してフォルダとの対応付けを行います。
まずはコントロールパネル左側のサイドメニューより「ドメイン/SSL設定」をクリックして、ドメイン一覧画面を表示させます。以降は、次の流れとなります。
- STEP1ドメイン一覧画面より[新しいドメインの追加]をクリックします。
- STEP2追加方法によって設定画面が分かれます。
「5. 他社で取得したドメインを移管せずに使う」まで画面をスクロールさせて、その枠内の[>> ドメインの追加へ進む]をクリックします。 - STEP3追加するドメイン名を入力して[* 送信する *]をクリックします。
- STEP4確認画面です。
ドメイン名に間違いがないことを確認して[送信する]をクリックします。 - STEP5これでドメインが追加できました。
続いて完了画面より[>> 詳細設定にすすむ <<]をクリックしてフォルダなどの詳細を指定する画面へ移ります。 - STEP6基本的にはすべてデフォルトのままでOK。
「2.マルチドメインの対象のフォルダをご指定ください」の欄に、そのドメインでアクセスされた時に振り分けるフォルダを指定して設定完了です。
ここで指定されたフォルダが、そのドメインにおけるドキュメントルートとなります。
これで後は、ムームーDNSに行ったカスタム設定がインターネット上のネームサーバに行き渡るのを待つだけ。最大でも48時間のうちには、指定したドキュメントルートに置いたファイル群が、独自ドメインでアクセスできるようになります。