先週書いた通り、人型キャラを勉強がてらせっせかと作っていました。もうこっから先はひとまず3Dプリンタ出力のことは考えるのをやめて、いかに動かせるキャラクタをモデリングして、いかに振り付けを行うかに集中していく月間です。
まあややこしいことを考えないでも、とりあえずモデルを作っちゃって、それをMixamo(というAdobeのサービス)とかに放り込んでしまえば、自動解析してくれて好きなモーションデータを貼り付けて、そこそこ自然に動かせちゃうんですけどね。
たとえばこんな感じですね。
でもこれだと何がどうなってそういうデータになっているか自分で理解できないので勉強になりません。応用もきかないし。
最初はやっぱり、このサービスはもちろん、便利なアドオンの類いも使わずに、いちから自分でひとつずつ設定して動かせるデータを作った方が良さそうです。
やっぱり自分で仕込んでみると学ぶところが多かった
そんなわけで、作ったモデルに対して、中の骨組み(ボーンといいます)をひとつずつ自分で設定する作業に着手。
そうはいっても単純なモデルだから、それほど苦労することもなかろう……と思ったらこれが大間違い。思うように関節が曲がらなかったり、曲がっても変な皺があちこちにできたり、腰や足が上着をすぐつきやぶってきちゃったり。
ボーンの仕込み方にも問題がありますけど、そもそもモデル作成時のポリゴン分割方法によるところが大きくて、作業しながら問題につきあたってはそれまでの作業を全部捨ててポリゴンの割り方を再検討したりYouTube動画を見て勉強したりの繰返し。ものすごく勉強になりました……けど、疲れました。前に進むことができず手戻りの繰返しは疲れる。
でもその甲斐あって、そこそこ思い通りにポーズが取れて、そこそこ思い通りの皺しか発生しないモデルにコントロールできましたよ。
こんなドヤ顔ポーズもおちゃのこさいさい。
いぇい!
ちょちょいと歩かせてみるとこんな感じ。
まあ、モーションの拙さはあるにしても、モデルと骨組みについてはそこそこうまくまとまりました。どのポーズも意外と簡単に取らせることができちゃうので、自分専用のオリジナル人形を手に入れた的な楽しさがあります。
演者がいると小物作りがはかどります
さて、自在に動かせるとなると何かと組み合わせてみたくなるもの。
ちょうどこれからまとめていく動画の舞台装置としてリヤカーを作ったところだったので、「ポーズつけられるんだったらこいつ引けるんじゃね?」と試しにリヤカーを引かせてみました。
おおバッチリだ。マッチしてる。
ちなみにこのリヤカーは、座標位置に連動して車輪が動くようになっているので、Blender上で一式をマウスドラッグしてると車輪もコロコロと動くんですよね。なんともかわいくて良い感じ。
じゃあいずれ必要になるんだしと、オフィス用の小物もさくさくっと作ってみました。
人型キャラとちがってこっちはボーンを仕込んで動かすようなものではないので、殊更ポリゴンの流れを意識する必要はありません。だからめっちゃ楽なんですよね!すっごい楽!すぐ出来ちゃう!!
思えば2~3月はこういうモデルを作るのでも、YouTubeなどのチュートリアルをガン見して1ステップずつ真似していたものでした。それが今じゃ「楽だ-!」と言いながらサクサクっと作れるんだから進歩したものです。最初のハードルは無事超えることができたのかもしれません。
じゃあお仕事道具も完成したので、さっきの人型さんに働いてもらいましょうかね……とか言いながらモデルをインポートしてちょんと置いてみる。
うんいい感じ!ほぼほぼこのイラストでイメージした通りのものができたんじゃないでしょうか。
せっかくだから机をコピーしてよりオフィスっぽく並べてみましょう。
おおー雰囲気出てきた。3Dプリンタで出力するのとはちがって、Blender上の小物作りは、すぐさま思い通りの品質のものを作って並べていけるのが楽しいです。
で、並べるとまたイメージがより具体的になって、次のフェーズの想像がふくらむんですよね。
次は何を作ろうかなあ。
人型キャラの作成は「重要性としては高くない(そこまで頻出キャラではない)けど、まあ練習にはいいかも」と手を出してみたものでしたが、何を作るにしてもちょうど良いスケール確認用人形になってくれるので、この段階で着手したのは大正解でした。
あ、次はよりオフィスっぽさを出すために、レーザープリンタを作ってみようかな!壁際に置くロッカーを作るのもいいな!
お人形さん遊び、楽しいです。
面白そうだな~。やってみたいな~。
とは思っているのですが、パソコンを見続けると目が痛くなるのでダメかな。
目は痛くなっちゃいますよねー😅
パソコン本体は?
見えるとこに置く必要もないかなーと、あえてつけてないです。
や、まずはシンプルな造形でってのはもちろん分かるのですが、人型にもっともっともっと【きたみ感】が欲しいなっと期待してしまいます・・・
それって、このキャラじゃなくてもっと「キタミ感」のあるキャラでって意味です?それともこのキャラ自体が、2D絵とちがって3Dの方に「キタミ感」がなくなってるって話でしょうか?