
先々々週末、初校~再校~3校~4校~と続いた校正作業もようやく終わり、これで著者さんは責了ですとなって今年もキタミ式情報処理技術者試験シリーズの改訂作業が無事に終わりました。
で、今年は最後の最後までドタバタがおさまらくて目まぐるしかったせいか、終わった安心感で朽ち果ててました。書店さんに置いていただくための色紙とか書く気力を引っ張り出すので精一杯だった。
さんざん繰り返してるようにカバーが今年から刷新されるわけですが、それだけじゃなくて今年は内容も例年より多く修正が入っています。だいたいどの本も70~90ページ近く増えていて、修正を加えたページは当然もっとあちこち手が入ってる。
当初はぜんぜんそこまでいじる予定じゃなかったんですけどね。なんでこうなったのかと不思議な一方で、それでもギリギリ1,000ページに到達してない応用情報がちょっと悔しかったりします。
色校で遊ぼう
リニューアルといっても完全に刷新するわけじゃなくて、既存のイメージを残しつつ、もう少しシンプルに仕上げるというのが今回のテーマでした。まったく新しいデザインの提案もあったんですけど、ほぼ全員一致で「そこまで変える必要はないな」となったのです。
紆余曲折あってまとまったデザインで、紆余曲折あって最終的に決定された紙に印刷して送られてきたのがこちらの色校。

今回は帯がつく形になるので、こんな感じにのっかります。

色校に印字されているトンボ位置でちょきちょきして既存の本にぐるりと巻くと、見た目だけは最新の本のできあがりとなります。ふーんこんな感じになるのか。

今回は紙にもこだわりましょうとなったので、カバーはサガンGAというファンシーペーパーを使用しました。

ざらざらとした、まさに名前の通り「砂岩」っぽい風合いの見た目、でもさわった感じはもう少しやわらかくて、硬めのレザー調といえなくもない感じ。
従来と比べて少しシンプル側に寄せた図案とあいまって、全体的にやわらかい落ち着いた雰囲気になったんじゃないかなあと思います。
気になる発売日は12月02日。都内一部書店さんでは、もう少し早めにテスト販売が開始する予定です。
どうかよろしくお願いします!