先週末は、陶芸サークルの先生宅にはじめてお呼ばれをしてランチしてきたり、10年以上昔から機会があればお茶しますかと言っていた方とはじめて本当にランチすることになったりと、珍しい予定が続く二日間でした。
人と交流する機会が極端に少ない身なので、連日はじめてのパターンの人付き合いがあると、「なんかすごい!」という気分になります。なにが「すごい」のかは今ひとつわからないんですけど、なんか「すごい」という気になるのです。
ちなみに、陶芸の先生はもちろん、もうお一方も僕よりずっと年上で、いずれも現役生活は退いた方たちになります。だからなんとなーく、この先に待つ「現役生活後のライフプラン」をうっすら考えちゃうような、そんな刺激をいただきました。
ログハウスの母屋と趣味小屋と果樹が生い茂る庭という理想的な生活
陶芸の先生宅は、お誘いがあってはじめて住所を知ったんですけど、天気が良い時にバイクでふらっとお散歩しに行く場所のすぐそばでした。だからすごい田舎。イノシシとか色んな動物が湧いて出る場所。
どんなお宅かなーと、他の生徒さんたちとは別行動でわくわくしながらバイクで向かったら、母屋はおしゃれなログハウス、庭には趣味小屋が別棟で建っていて、かつ広い庭には多数の果樹が生い茂り、あちこちで作物が育てられているという、「なんですかこの理想郷は」というおうちでした。
母屋に設けられてるウッドデッキの日射しが良い感じでねえ。ここに住んでたら、庭で取った果実で作ったお酒を朝からのんびり夕方までウッドデッキで日に当たりながら飲んでる自分の姿がありありと浮かびますよ。アル中になる家だこれは。
実は駅前開発の影響で陶芸をいつもやっていた建物が取り壊されることになったので、陶芸サークルは先日終わりになってしまったんですよね。だから別れを惜しむではないけど、先生が生徒さんたちに声をかけて、そしたらこうしてみんながまた集まってお話できるというのは、どこかこうほっとするような懐かしいようなしみじみくるものがあります。
その席上、「昔からここに住んでるんですか?」と先生に聞いてみたところ、「元から所有していた家だけど、子育てが終わったので移って来たのよ~」という話でした。なるほど。
子育てが終わって2人暮らしになったから、こうして趣味に全振りした暮らしを満喫してるのか。それはいい。すごくいいなあ。
そんなことを思いつつ、数年前に亡くなった自分の母親のことも少し思い出して、「植物が好きな人だったから、こういう家で老後を過ごせてたら楽しかっただろうなあ」なんてぼんやり考えると、少し胸がチクンと痛むのでした。
フェアレディZで疾走する贅沢な時間
翌日は、東金市にある逸香(イッカ)というお蕎麦屋さんでランチ。
自然公園に隣接するロケーションの良さも相まって、とにかく寛げる空間でした。もちろんお蕎麦も美味しい!細身だけど粘る感じのコシがあって、しっかり食べ応えがあります。ただ、ちょっと量が少なめかな。
この日お会いしたのは学校の先生をされていた方。もともとは15年前にやっていたこの連載の時に、メールをいただいてしばらくやりとりしてたんですよね。
とにかく日産のフェアレディZが大好きな方……という印象を持っていたんですが、この日もやっぱりZで来ていました。もう15年経つのに。代々Zばかりを乗り換えてきている筋金入りです。
で、この人、茂原在住なんですよね。仕事場用に戸建てを茂原に買っちゃおうかなーと少し思い始めているんですけど、茂原に関して今ひとつ土地勘がない。実際どうなんでしょと、お蕎麦を食べながら色々話を聞かせていただきました。
食事後は「ちょっと乗ってみますか?」とフェアレディZに乗せてもらって高速へGo!
田舎だから車が必須のはずなんだけど、ご近所さんはだいたい70歳を超えたあたりで、どれだけ車好きでも「もう軽トラだけでいいやあ」と降りていってしまうんだとか。そうすると自分もあと数年したらそんな気持ちになるのかもしれないから、今のうちにまあ乗れるだけこいつに乗っとこうかなと笑う感じがまあ本当にZが好きなんだなあとにじみ出てる。
「子育て終わったから、もう2シーターで全然問題ないですしね!」
確かにそうだよなあ。
今度はゆっくりお酒を飲みに行きましょうと約束して、この日の会食は終了。
ちなみに「運転代わりましょうか」と言ってくれたけど、それだけは固辞しました。
茂原で将来の趣味生活につながる場所を作るのも良いかもしれない
実は先の陶芸の先生と、茂原のフェアレディZ乗りさんは、よくよく地図で確認してみたらけっこうなご近所さんでした。あ、この場合の「ご近所さん」というのは、「車で5~10分くらいだね」というのを指します。田舎ですからね。
どちらも共通しているのは、趣味をしっかり持っているなあという点と、現役は退いたと言いつつも何らかの仕事をしている点。だからでしょうか、なんかこう話していてふと口をついて出たのは、「これから仕事を広げるとしたら、老後でも続けていけるようなものじゃないと意味がない気がするんですよねー」という言葉でした。
いや、今までそんな認識自分で持ってなかったよと、自分で言いながら自分でびっくり。
少し前に50歳になったもので、ここからもうひと頑張りして仕事を広げるというのも、その後に残る年数を考えたら徒労感が強いなあと感じていたんですが、そういう「ガチの仕事」ではなくて、60歳になっても、70歳になっても、無理せず細々と続けていけるような、そういうライフワーク的な何かを並行して掘り下げていくのは良いかもしれません。
そしたら仕事場として構える場所は、やはり都会の利便性を重視した場所ではなくて、ガチの仕事をやるための機材を広げる場所に事欠かないスペースを有しながら、そういう仕事が終わりに向かうにつれて趣味の前線基地として機能を切り替えていけるような場所。そんでもって安いとこ。
ますます茂原……いいかもしれません。検討しはじめた途端に、その近辺の人のご縁ができるというのは、なんか良い巡り合わせのような気もします。
そういや16~17年ほど昔、横浜から千葉に引っ越すか検討していた時、千葉に土地勘のない僕は、やっぱりその土地に住んでいる人の声が聞きたいなと思って、たまたま当時仕事でご一緒したタレントの小倉優子さんに「千葉ってどんなとこですかね?」と色々聞かせていただいたことがあります。
この小倉優子さん、茂原出身なんですよね。
どうやら千葉に来るスタート時点から、僕は茂原に縁があったのかもしれません。
こりん星のりんごももか姫とお知り合いだったんですか、うらやましい!
うちの畑の周囲も後を継ぐ方が無い土地がいっぱいありますよ。安いです!ただ、東京から車で3時間は遠いかな。
知り合いというほどのものではないです、たまたま同席したというだけで(^-^;
安い土地いっぱいあるのいいですね~。
>人と交流する機会が極端に少ない身なので、連日はじめてのパターンの人付き合いがあると、
>「なんかすごい!」という気分になります。なにが「すごい」のかは今ひとつわからないんで
>すけど、なんか「すごい」という気になるのです。
これ、揶揄ではなく「なんかすごい」共感できます^^;
上手く表現できないのですが妙な万能感に包まれるんですよね。
万能感!そうかも!
共感いただけてうれしいです~。
高校卒業まで茂原に住んでいて 両親がまだ住んでいるのでたまに行きます。
住みやすい街ですが 定期的に川が氾濫して洪水があるので低地はやめた方が良いですね。
川の近くは避けるようにします!