先日の記事で、「POPとかのぼりを持たせるのに使う販促用グッズ」としてデカいバージョンのパソコンくんを試作していることを書きました。
それはまあ首尾良く出来上がりつつあるんですが、そうすると「じゃあこうしよう」「これもああしよう」と想像が止まらなくなってきます。いろいろ考え出すと実際に手がけてみて検証したくなるのが良くも悪くも自分の癖なので、パソコンくんができたとなると、手に持たせるのぼりも作ってみたくなる。
さて、作るとしたらどう作ろう。のぼりの骨組みは全部3Dプリンタ?いやいや、昔ながらの竹ひご工作でいけんじゃない?竹ひごを90度の角度で縛る?紐で?それはよほどガチガチに縛らないと崩れるよねー。じゃあ3Dプリンタと組み合わせる?
もうこうなると止まりません。さっさと作っちゃった方が気がおさまるので、頭の中に出来ている構想を形にして眺めてみることにしました。
骨組みを作ってみよう
まずは骨組みを作ってみましょう。どうやって構成しようかなあと考えながら、とりあえず連結に使えそうなパーツを3Dプリンタで出力してみます。
このまま後処理もなく使えそうな感じで出力できました。よしよし。
骨の部分はダイソーで見つけてきたこちらの竹ひごを使います。
こいつを先端から8cmぐらいでぶった切る。
先ほど3Dプリンタで出力したパーツを使って、結合するとできあがり。
うん、行き当たりばったりで作ったにしては悪くない出来です。
のぼり旗を作ってみよう
のぼりに欠かせないのが「のぼり旗」です。グッズとして印刷を請け負ってくれる業者もいるみたいですが、気軽に使うためにはここも自作で済ませたい。どうやろうかなあ、レーザープリンタで両面印刷したらいけるんじゃないか?
表裏がずれることなく印刷できて旗形状に切り出せるかどうか、とりあえず簡単な図案でプリントしてみました。それがこちらです。
ほんのわずか……1mmに満たない程度のずれはありましたが、余白を多めに作って切り出してやれば問題ないですね。
大きさもだいたい良さそう。
そしたらビニールテープを5つ切り出してやります。だいたいでいいんだよとテキトーな感じに切っているのが丸わかりですね。
で、こいつを竹ひごに巻き付けるようにしながらペタリと貼り付けるとできあがり。
おー、特に想定外なこともなく、あっさり完成しちゃいました。
キャラクタに持たせて案配を見てみよう
じゃあ、着色も済んだデカいバージョンのパソコンくんに、ちょっとこいつを持ってみてもらいましょう。残念ながら手はまだ竹ひごを差し込める形状で作っちゃいないので、仮留めとしてテープでぐるぐる巻きにしています。
まずはさっきののぼりを持った様子がこちら。
うん、悪くない。いいんじゃないでしょうか。これをデザフェスの売り場に並べておいたら、著作権違反で勝手にグッズ化して売ってる怪しいおじさん扱いは未然に防げたことでしょう。悪くない。
もうひとつののぼり旗は、A4用紙1枚から2枚の旗が切り出せるのでついでに作ったもの。書店でPOP代わりに置くとしたらこんな感じかなーと想定して作りました。
これも悪くないですね。大きさ的にちょうどいいなー。
これでのぼりの作り方も固まったし、フィギュアに持たせたらいい感じになることもわかったので、あとは外で見かける本物ののぼり旗をしばらく注意して眺めるようにして、より「のぼり旗っぽい」図案デザインに工夫してみたいと思います。
あ、そうそう、その前に、ちゃんとそれを保持できる手も作らなければ。
こういうの、ちまちま作ってると楽しいですね。
着々と出来上がってますねー
楽しそう。
ぱっと見で、やけにのぼりがでっかく見える気がして。
実物だと、体積がある分キャラクタの存在感が強いんですよ。これくらいのぼりのサイズがないと、のぼりの方に目がいかないというか負けちゃうんですよねー。
一緒にのぼり旗キットも販売したらどうでしょう?
竹ひごの接続部品もL型だけでなく、T型も作って販売すれば需要はあると思います。竹ひごを通す穴はちょっと狭めにして、使用する方が竹ひご(細めの丸鋼など)の太さに合わせてピンバイスで広げられるようにすれば利用範囲も広がるのじゃないかな。
デザフェス向きではないと思いますが、なんか工作キットとしてそういうの売れそうな場があるといいですね~。
いきなりのジオラマ!?巌流島!?
とパッと見思ったところ・・・よく見たら机上のディスプレイのデスクトップ画面でしたね汗
確かにジオラマ的に見えますね!(笑)
そっか、ディスプレイの前に台を置けば、そんな見せ方もできるわけか…。