iPad Pro のボロボロになったスマートカバーを買い換えたい

 うちにあるiPad Pro 12.9″は、ApplePencilに惚れて発売後に即買った初代のもの。外に持ち出しては、取材メモやラフ描きに役立てたり、校正作業に活用したり、アメリカ旅行しながら漫画描くのに使ったりと、様々なシチュエーションで活躍してきました。ガツンガツンと落としたことも一度や二度ではないですが、特に致命的なダメージを被ることもなく、今も欠かせない相棒です。

 そんな相棒ですが、正直汚くなってきました。
 いや、カバーがですね、手あかで薄汚れて、加水分解でベタベタしはじめて、内装は一部剥がれてびろーんってなってるし、フチの部分はどこもこすれてボロボロです。ひいき目に見ても汚い。

 しかもカバーの中の磁石がずれてしまったのか、フタがちゃんと閉まらないんです。iPadにパチンとくっついて本体をスリープ状態にしてくれていたはずが、いつからかパッカンパッカン開きっぱなしになってる。だから充電しようと横置きスタンドに立てかけたらフタが開いちゃって毎回スリープ解除ですよ。充電効率が悪くて仕方ない。

 汚い上に利便性も損ねてるとあっては我慢して使い続ける理由がありません。だから買い換えようとしたんですよ。
 そしたら売ってないの。
 純正のスマートカバーはおろか、2015年モデルのiPad Pro用カバーって、ほとんど選択肢ないよねってレベルでどれもこれも終息してしまって、市場に並んでいなかったのです。

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やっと見つけたのはエレコムアウトレット製品

 なるべく純正スマートカバーに近いすっきりしたデザインのものを探して、唯一Amazonで見つけたのがこちらの製品。

ProCase iPad Pro 12.9"ケース 第2世代 (2017) / 第1世代 (2015) 用 スマート 超スリム 軽量 スタンド 保護ケース 半透明フロスト バックカバー 適用機種:iPad Pro 12.9" 2世代 2017 / 1世代 2015 - ティール
ProCase
対応機種: iPad Pro 12.9" 第1世代 2015/ 第2世代 2017 (モデル番号: A1584 A1652 A1670 A1671 A1821)、その他の型式に適用されません。ご設備のモデル番号をご確認ください。

 うーん、背面はクリアがいいんだけど、仕方ないかなあ。

 それでも諦めきれずにYahoo!ショッピングなどを探し回ってたら、エレコムの製品を見つけました。なんとお値段194円。これならダメ元で買えますよと即注文。

 そんなわけで届いたのがこちらの製品です。194円って頭で見ちゃってますけど、化粧箱を見るともっと全然高いランクの製品っぽい。

 フタの裏側は本体画面に傷をつけないよう起毛処理が施されています。裏側カバー部は透明なポリカーボネート製。シンプルで良いです。

 本体をはめた感じも、自然にホールドされるし妙に厚ぼったくならないしと良い出来です。ただ、表面の黒の質感はいかにもビニールで安っちい。クッションフロアの表地みたいな質感です。

 しかも黒っていうのがなあ。色のことを考えたらAmazonで売ってた製品の方が良かったかも。
 でもチープさがゆえに手触りが固くザラザラしていて、滑る感じはありませんし、加水分解とも無縁で過ごせそう。それはちょっとありがたいかも。

 純正スマートカバーと同じように、寝かせて少し角度をつけたタッチタイプ用と、メディア再生に適した角度で立たせる用の二つの使い方をサポートしています。

 立たせる方はちょっと角度が付きすぎてるかなあ。

 純正スマートカバーは、カバーを後ろ側に回すと磁力で三角形のスタンド状態にカチャリとはまるようになってるんですが、こちらはそういう気の利いたはまり方はしてくれません。なので必ず両手を使って立たせる必要があり(純正の方だと、くるんと片手で回せばカチャリとはまる)、そこがちょっと残念です。

やっぱり画面が閉まらない

 この製品にカバーを付け替えても、購入当初の「パチン」とフタが閉まる感触にはなりませんでした。いくら手でフタを押さえても、微妙に浮いた感じになってしまいます。
 説明書きにはスリープON/OFFに対応させるための磁石内蔵のようなことを書いてあるのに、なんだよチープな出来だなあ…と。

 ところが、磁石が弱いのかな?それとも実は入ってないのかも、そう思ってペーパーナイフを当ててみると「パシン」と貼り付くじゃないですか。あれれ?
 不思議に思って「磁石がずれて駄目になってしまっているんだろうな」と思っていた純正スマートカバーをiPad Pro本体にあててみます。やはり貼り付きません。ただ、本体にあてたまま少しずつ場所をずらしていくと、ある位置でパシンと貼り付くじゃないですか。

 まさかと思ってこのカバーで同じように試してみると、やっぱり「ちゃんとフタを閉めた位置」よりも少しずらした位置でパシンと貼り付きます。

 …これ、フタが磁力で貼り付かなくなってるんじゃなくて、正規の閉じる場所だとむしろ磁力で反発してフタが浮くようになってるんだ。
 どうやら磁石がずれていたのは本体側だった模様です。何回も落とした影響がこんなところに…。

 カバー自体は、表面の色さえ除けば、194円にはあるまじき作りの良さで、加工精度も高いしポリカの手ざわりもいいしおすすめです。ちゃんとした本体の人なら、フタもパシンと閉まるだろうから、ますますおすすめ。

 本体側の磁石位置を動かす方法、なんかないかなあ。

  1. 匿名 より:

    張り付き方で本体内部の磁石位置を特定。どのように内部でずれたかをイメージ。
    適正位置でカバーを固定し、そこに戻れ、磁力で吸い付けと祈りつつ本体をブンブン振る。

    ・・・むりかなー

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      さすがに無理じゃないでしょうか…(といいつつ激しく振ってみる)。

  2. カナヘビ より:

    ネオジム磁石で引き寄せられたりしませんかね?

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      多少振ってもびくともしないパーツを引き寄せられる磁力を本体にあてるってのも、それはそれで怖いです(^-^;

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