うちのメインバイクであるMOTO GUZZI V7 STONEは、ハンドル部に使わなくなったiPhone5Sを常設していて、カーオーディオ兼バイクナビとして活用しています。その電源にはシート下に設けたシガーソケットにUSB電源アダプタを挿し、そこに挿したUSBケーブルをタンク下を通して前方メーター脇の電源ボックスまで引き込んで、それで常時給電状態にしています。
詳しくは昔書いたこのへんの記事と…
その前に乗っていたCB1300SFの時にやった工作記事あたりにまとめてあります。
ところが最近、ナビを稼働させていると給電が追いつかない様子で、iPhone5Sの電池が持ちません。以前は大丈夫だったはずなので、間のケーブルが劣化して電流の損失が増えてしまったか、それともUSBアダプタの方が劣化して出力が落ちたのか。
ケーブルの入れ替えは少々大変だし、いずれはノートパソコンが充電できるようにPD対応のソケットに入れ換えたい気持ちもあったので、とりあえずシート下のUSBアダプタを入れ換えてみることにしました。
Power Delivery 3.0対応のAUKEYシガーソケットチャージャーに入れ換え
そんなわけで購入したのはこちらのアダプタです。
PD出力とQuick Charge3.0に対応。以前はこうしたシガソケアダプタを分解して基板を流用した電源ボックスを作り、それとバッテリーと直結させていたんですけど、ある時に「そのまま使うようにした方が後々アップグレードできていいやんか」と気づいて工作は最小限にとどめるようになりました。USBの規格はほいほい変わりますもんね。
こんなに小型なのにPower Deliveryの出力は21Wまで対応しています。ほんとかなあ。
多少甘めに見ていたとしても、多分サイドバッグに放り込んだスリープ状態のノートPCを充電するくらいには足りてくれることでしょう。
※2021/09/14 追記
上記商品はもう販売が終わっていて、今だとさらに小型でスッキリしたやつに置き換わっているみたいですね。
シート下には昔設置したアダプタがあるので、それをシガーソケットから引っこ抜きます。
新旧比較。同じメーカーの同じ位置付けの製品ということで、見た目もサイズもほぼ同じ。
というわけで、新しい方を挿しても特に出っ張りが困るようなこともありません。
新しいアダプタにUSBケーブルを挿して作業終了です。
給電状態を確認すると…
アダプタに挿したUSBケーブルは、タンク下を通ってメーター脇に貼り付けられた小さいボックスにつながっています。写真中央のキャップをはめてある箇所がそれ。
このキャップを開くとこんな感じに。
一方、ハンドルに設置されたiPhone5Sからは、こんなケーブルが生えてます。純正Lightningケーブルの一方の端を、上のコネクタに合うオス端子に付け替えたものです。
これを先ほどのボックスにカチャッとはめると給電状態になります。この端子は噛み合うと防水状態になるので、雨中の利用にもまったく問題ありません。
エンジンをかけてYahoo!カーナビを動作させてみたところ、一応給電状態に入って少しずつ電池残量は増えていってる様子でした。大丈夫かな。
念のため、後日iPhone5Sの電池をいったん空にして、そこから充電を開始する時の供給アンペア数だけ、一度確認しておこうと思います。
ちなみにこのへんの工作には、次のパーツを利用しています。
防水性はもちろん、抜き差しもワンタッチで行える優れものです。かれこれ10年ほど利用していますが、期待を裏切られたことがありません。バイク用品屋とかに売っているUSB電源はたいてい使用時の防水性が皆無なので、このへんを使って自作するの、おすすめです。