今夏、奈良へ家族旅行してきた際に、セグウェイの体験試乗を行う一幕がありました。
これがもうすごく楽しい!めちゃくちゃに楽しい!思わず帰ってきてから「セグウェイ的な乗り物が欲しい」となって下記製品を買いかけました。
でもさすがにちょっと待てと。どこに置く?どこを走る?このへんは平日なら人も少ないし遊歩道も公園も広々してるから遊べる場所は事欠かないけど、それでもこれはさすがにちょっと目立ちすぎてまずい。
それで、もうちょっと地味で目立たなくて、ひとけのない公園とかなら遊んでても大丈夫なものがいいなとなって行き当たったのが電動キックボード。
これなら普通のキックボードとさほど見た目は変わらないし、保管場所も困らずに済みそうです。そんなわけで注文ボタンをポチりとやって、その到着に狂喜乱舞している様が冒頭のイラストなのでありました。
梱包内容と外観チェック
わくわくして箱を開けると入っていたのはこれらの品。折り畳まれたキックボード本体と、左右のグリップ、組み立て用の六角レンチ、充電用ACアダプター、取扱説明書となります。
半完成品なので、左右グリップは自分で取り付けます。ハンドルポストを立てて、左右のグリップをLとRのシールに従ってクルクルとねじ込むだけ。簡単簡単。
サイドスタンドが付いているので、写真のように自立させることができます。とりあえず実走の前に、バッテリーを充電することに……しようとジャックを差し込んだらバチバチバチと飛び散る火花。気になって差し込み直すも、何度やってみてもバチバチと火花が飛び散ります。
うえええ、大丈夫なのかなこれ。火事とかやめてよね。
自転車よりも遅いけど、乗り出しの気軽さとあわせて軽快感がたまりません
それでは実走です。ルンバだけがお友達の常にぼっちな身の上なので、残念ながら撮影者はいません。したがって、以降はイラストのみの紹介になりますがご容赦ください。
あ、やばいこれめっちゃ楽しい。
うひゃひゃひゃひゃ、めっちゃ楽しい、いいなこれ。
…と書いてても全然わけわからんわですね。ちょっと丁寧に説明しますと……、まず乗り方はこんな感じ。
足を乗せるボード部分はスケボーと同じくざらざらしたヤスリ状になっていて、しっかり滑り止めが効くようになっています。小径ホイールだから段差や砂利で怖い思いをするかと危惧していた部分は、明らかに無理な段差(ホイールの半径よりでかいやつ)や凹みに突っ込んでいかない限り特にひやりとすることもなく、フロントに地味についてるサスペンションとゴム製のタイヤがそのへんはいい仕事をしてくれています。
最高速度はだいたい20km/hくらい。自転車よりは明らかに遅いです。のんびり景色を見ながら流してる時の速度感に似てる。
でも、それが物足りないかといえばそんなことはなくて、これがちょうどいいくらい。この速度域で、歩行時と同じアングル&姿勢でシュイーンと音もなく移動していると、なんともいえない気持ち良さがあります。乗車と非乗車時の境目が限りなく低いので、普通に乗っている限りは転ぶことに対する恐怖感は皆無ですし、なによりリラックスした状態ですいっと移動できることが気持ちいいみたい。
トリック遊びには向いてないかも、でも気軽な移動手段としては楽しすぎる乗り物です
乗り方の説明にもあるように、残念ながら停止状態からのモーターによる発進は機械的に封じられているようで、アクセルを押しても反応しません。これは多分「足下をすくわれたりしないように」と安全性を重視してる意味が大きいと思うのですが、それがために8の字走行で遊んでいて急停止から急回転して立ち上がりでアクセルON~なんてことをしてると、停止状態と判断されてしまってアクセルを押し込んでも反応しないことがままあります。また、その急回転を体重移動でえいと賄おうとした場合、そのきっかけ作りのアクションがサスペンションの動きに吸収されてしまって、「あれれ」となることも。
移動手段としてはいいんですけど、くるくる回って遊ぶ用途には少し向いてないのかもしれません。
意外だったのが、自宅に持ち帰って見せびらかしてみたところ、バイク好きの妻はもちろん、バイクなどにはまったく興味を示さない娘や息子までが「これ楽しい!」と超お気に入りになってしまったことです。
やっぱり、乗るために大げさな準備が必要ないところや、転けることに対する恐怖がない点。そして何より音がないところが大きいのかな。なんというか、色んな意味で圧迫感がなくて、いい感じに寄り添ってくれる乗り物です。
あ、そうそう。充電時にバチバチいって怖い思いをした充電端子ですが、一度実走してみたらバチバチいわなくなりました。それ以降、かれこれ1カ月ほど充放電を繰り返していますけど、症状が再燃する気配は一切ありません。良かった良かった。