携帯用として使えそうなNintendo Switchの中華製小型ドックを試してみる

 家族で旅行すると、うちの子たちは宿でのんびりするのが好きなので、きまって夜はゲーム大会がはじまります。そのために今はNintendo Switchと、それを宿のテレビにつなぐための一式(HDMIケーブル、ACアダプター、専用ドック)は必須。
 ただ、この専用ドックがでかくて邪魔なんですよね。

 充電しながら遊べるようなスタンドが欲しくなっていたこともあり、だったらドック機能も兼ねることのできるやつを、(多分怪しげな製品しかないだろうけど)試してみることにしました。
 実際怪しげなやつしかなくて、うーんこれかなあと選んでみたのがこの品。

YOBWIN Switch ドック 【最新システム対応確認】四階段調整 切り替え 直接にTV出力 小型 アダプター ドック替換 ミニ 充電スタンド 【HDMI変換/TVモード/テーブルモード】 Type-C USBポート 放熱対策 ジョイコン/プロコン接続 ブラック スイッチ
YOBWIN
【操作手順】 Step 1:ドックとテレビをHDMIケーブルと公式ACアダプターで接続します(ご注意:スイッチの公式ACアダプターを使用してください)。 Step 2:TVの電源を入れ、スイッチがオンになっていて画面がオンになっていることを確認します。 Step 3:スイッチをドックに置きます。約5〜10秒待つと、インターフェイスがテレビに自動的に表示されます。

 当たりだと嬉しいんだけど、どうかなあ。

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筐体サイズは期待通りの小ささ

 届いたのがこちらの品。純正の専用ドックと比べてみるとサイズの違いは一目瞭然です。

 そうそう、これぐらいのサイズならカバンの隅にでもつっこんでおけていいんですよね。

 左右にはそれぞれUSB2.0ポートと排気口が設けられています。排気口は底面にもある。

 背面には台座にHDMI出力切替のボタンと、給電用USB-Cポート、HDMIポート、USB3.0ポートがあります。

 このサイズでこのポート数。充実してるなあ。

充電機能とHDMI出力は果たして正常に使えるのか

 値段のわりに付けられるだけポート付けました的ゴージャスさですが、果たしてそれが本当に動くのかどうか。
 純正ドックからHDMIケーブルと給電ケーブルを抜いて、こっちに差し替えて試すことにします。

 プスッと後ろに2本挿すだけだから楽でいいですね。

 じゃあSwitch本体を置いてみましょう。ストンと差し込めば……おお充電はじまった。USB-C端子が固いとか位置が悪いとかいうようなこともなく、素直に刺さって素直に充電が開始されました。

 最近ずーっと仕事でカンヅメ状態だから、Switchさんのバッテリーも完全に空ですよ。

 しばらく待ってたら充電が進んで本体の電源が入るようになったので、背面のボタンを押してHDMI出力をONにしてみます。ただのスタンド状態の時はどこも光ってないんですけど、このボタンを押してHDMI出力をONにすると、ボタンと前面の透明プラスチック部分が青く光りまして……

 おお、グラディウス映ったー!

 この状態でボタンを押すと画面が消えて本体に表示が移ります。もう1回押すと本体の画面が消えてディスプレイに映し出される。音もちゃんとディスプレイにつないだスピーカーから出ています。

 なんだよ完璧じゃないか。

 完璧じゃないかと言えるゲーム環境がなんで液タブのすぐ隣にあるんだ?というあたりは深く考えないでいただきたい。

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4段階スタンド機能は多分実質2段階

 この製品は、ドックとしてだけじゃなくて単体でスタンドとして使うことも想定しているので、画面が見やすく調整できるようスタンドの角度を4段階切り替えることができるようになっています。

 これが一番画面が寝ている状態。

 台座がカチカチカチと下方向に少し開くようになっていて、これが一番開いて画面をもっとも立たせた状態。

 HDMIケーブルが挿してある状態だと、こうやって立たせても本体の自重とケーブルの重みであっさり台座が閉じて一番寝た状態に戻ってしまいます。
 HDMIケーブルが細めだったり、抜いてあればこの角度は維持できると思いますけど、多分途中の2~3段階は本体の重みだけでパタンと閉じちゃうと思う。それぐらいに、台座を開く機構部分はちゃちいです。ちょっと力を入れたら外れちゃうんじゃないか?って思えるぐらいちゃちい。

 だからまあ、4段階!って商品説明に書いてますけど、実際は2段階かな。

 でも自分の用途的には2段階でも満足なので、これでも特に不満はなかったりします。

ちょこっと遊んでみた雑感

 絶対なんかトラブル出るだろと思っていたのに、HDMI出力の切替は何度やっても問題でないわ、ゲームを実際にプレイしてみても変な遅延が出るようなこともないわで、「あれ?どうしちゃったのこれ大当たり?」という感じに、まったく不満のない出来映えで逆にとまどってます。

 遅延については正確に測ったわけじゃないですけど、普通にグラディウスをプレイしていて違和感なかったですし、それどころかいつもなら全滅して終わるモアイステージまでクリアできたしで、ほくほくですよ。

 ただ、商品説明にある放熱対策はちょっと微妙で、説明写真はいかにも「ファンがありますよ」みたいな絵になってるんですけど、多分ファンはついてません。うっすらコイル鳴きみたいな音が聞こえる程度で、ティッシュをあててみても何の風の動きもありゃしない。

 グラディウスをプレイする分にはほんのりあったかいくらいで済んでましたけど、これがひょっとして長時間プレイに及んだ時には、排熱が追いつかなくて熱でHDMI出力が落ちる……なんてこともあるのかも。実際、旅行でやるだろうなーっていうゲームは、長時間上等だぜなビリオンロードだったりするし。

ビリオンロード -Switch
Bandai Namco
モンスターと共に目指せ億万長者 (ビリオネア) ! 新感覚すごろくマネーゲーム「ビリオンロード」、Nintendo Switchにて2018年11月29日 (木) 発売!

 このまま壊れないで使い続けることができれば自分的には大当たりですが、前述の熱の影響含め、果たしてそのへんがどうなるのかは、おいおい使いながら確認していきたいと思います。

 あ、ちなみに星5のレビューあげてくれたら1,000円PayPalで送りますって紙が入っていたので、Amazonにあがってる高評価レビューはどこまで信じていいか微妙ですっていうのだけは最後に書いておきます。
 ……というかこれ2千円台で買ったんだけど、それでさらに1,000円キャッシュバックなんかして利益出るのかしら。

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