新年度の準備だとファイル類の整理整頓をしていたら、山積みになっているハガキたちに気がつきました。なんだかんだと2019年末から昨年末にかけてはずっと忙しくしていたもので、いただいた年賀状の整理なども全部後回しにしていたんですよね。
時間のかかるものでもないから、これもさくっと整理しておくことにしましょう。
年賀状などハガキ類については、色んな管理法を試した結果、今では「ドキュメントスキャナで全部一気に吸い上げておしまい」ってことにしてあります。年賀状ソフトでハガキの文面画像データを管理できるようになっているものも増えてますけど、結局自前でスキャンして管理しとくのが一番確実だという結論に至りました。
半折り設定で読み込ませるのがコツ
ドキュメントスキャナが便利なポイントは、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)で複数枚のハガキを一気に読み込ませることが可能な点と、その際に両面を同時に読み込んでくれることです。
とはいえ、単純におもてうらを読み込ませて全部が別々の画像データになってしまうと、ハガキ一枚が2つの画像ファイルになってしまって管理が難しい。後から見返す時に、「どの宛名面がどの文面に対応してるんだっけ?」となりかねません。
そこで出てくるのが、スキャナの「半折り」設定オプションです。
このオプションをONにしてハガキ両面を読み込ませると、それをスキャナ側が見開き1枚の画像として勝手に合成してくれるんですね。
あとは読み込み時に、年度ごとのフォルダを作ってそこに保存するよう指定しておくだけ。そのフォルダをWindows標準のエクスプローラでサムネイル表示させれば、こんな風にそこそこファイリングできている感じでハガキの一覧を見ることができます。
サムネイルをダブルクリックすれば当然大きな画像で表示されるし、その状態でカーソルキーを押せば次々とハガキを開いていくことができる。
読み込ませる手間がかからないのはもちろん、後からハガキを眺める時にも、このやり方が専用ソフトいらずで一番楽ですし、動作も高速でストレスがありません。
読み込み終わったハガキは廃棄すれば場所をとることもない……んですけども
ってなわけで、机に山積されていたハガキたちは10分とかからずに整理完了となりました。
となればハガキ本体はもう用済み。本当はこの後ハガキを全部シュレッダーにかけて廃棄して「全部片付いたぞすっきり綺麗」となるわけですが……。
いや、職業柄イラストレーターさんからいただくハガキが多くてですね。それがまた綺麗なんですよね。やっぱり印刷所に出して仕上げたハガキは綺麗だなあ……とか、これはどういう業者に出したんだろう今度聞いてみようとか、色々参考になることも多くて、しかも中には憧れだったイラストレーターさんからいただいたハガキなんかもあるから当然のように捨てられない。
こうして、整理法としては確立できておきながらも、部屋の物はいっこうに減らないまま引き出しが埋まっていってしまう一方の私なのであります。