
電動ロクロを勢いよくびゅんびゅん回していると、正面の壁に泥はねすることがままあります。すぐ拭けば簡単に落ちるんですが、だいたいそういう時は手元に泥まみれのタオルしかないし、いちいち作業の手を止めるのもわずらわしい。
このままだと、そのうち作業終了まで1日放置するようになって、壁紙は泥のシミだらけ。そんなことになる日も近そうです。
それは好ましくない。
なんとかしなきゃいけません。
じゃあ、ロール買いしてくさるほどある梱包材のプチプチあたりを壁に貼ってやろうかなと。しかしそれはそれで美観的に好ましくない。好ましくない美観にして代わりに汚れなくなりましたよでは、一勝一敗で何も得るものがないように思えます。もっとこう…一石二鳥を狙いたい。
じっと電動ロクロの作業場所を眺めること小一時間…。

この正面の壁を…どうにか汚れないように…あ!ひらめきました。
すかさずネット通販でよさそうな品を物色してぽちり。
電動ロクロ正面の壁に、一面を覆うようなでかい鏡を置いてやることにしました。
もともと絵仕事で全身鏡がずっと欲しかったのを忘れてた
なんで鏡なのかというと、もともと私の本職はイラストレーターさんなわけで、その関係で全身鏡というのは仕事場を構えてからずっと欲しいものだったのです。ポーズの確認したりとか、人体の全体バランスをチェックしたりとか、服のしわ加減を見てみたりとか…ってまあこの絵柄なので、そこまで必須ではないんですけどね。
なのでついつい欲しいものリストの後ろに回したまま、ずるずると買わずにいたものでもあります。
一方陶芸用途でいうと、正面鏡は自分の場合必需品だったりします。

今は100均で買ったちっこい鏡をぶら下げてますけど、これだとちょっと小さすぎる。もっと大きいの欲しいなーと思っていたところでした。
つ・ま・り、その両者を満たす鏡を買ってきて壁際に立ててやれば、汚れ防止にも使えるじゃないかと思い至ったわけですね。
鏡だったら汚れても染みこまないから拭けば落ちるし、それでこすって多少傷がついたって用途的に困りません。
唯一の誤算は、「幅80cm」と予想外にでかそうな鏡を注文するはめになったこと。
これより下のサイズは60cmしかなくて、それだと電動ロクロの脚と干渉して奥まで寄せきれなくなりそうだったんですよね…。
突っ張り強度は甘めながらも、壁からの出っ張りも少なくて歪みもない良い品でした
注文から半月ほど待って、ようやくでかいダンボールが届きました。ほんとにでかい。ミラー部分だけで幅80cm×高さ181cmあるんだから、そりゃそうなります。
さっさと設置を済ませないと箱が邪魔で仕方ないので、電動ロクロ正面のものをすべてどかしてスペースを作ります。ここを一面鏡にしてしまえば壁紙は汚れないぜってわけですね。

天井に突っ張らせるだけでは少し不安なので、電動ロクロでも鏡を抑えるようにしましょう。電動ロクロ前方についてるテーブルのサイドを綺麗に拭いてやります。

そこに両面テープを貼り付けて、鏡のダンボールを開けた時に入っていた梱包材をええ感じに切り取ってぺたり。

壁面に鏡を設置して天井に突っ張らせた後、その中央あたりに電動ロクロを押しつけます。

これならまあ、そこそこ突っ張りも効いてるし、大丈夫かな。
それにしても幅80cmの全身鏡はでかいです。試しに正面で両手を広げてみても、余裕で全身を映してくれてました。これならどんなポーズをとっても確認できる。
このサイズで2万円前後というお値段から、ベニヤ板に銀紙を貼り付けたような歪みだらけの品が来ても仕方ないと半分覚悟していたんですが、意外にも見てわかるレベルの歪みはありませんでした。
絵仕事にも生きるし、陶芸作業もはかどるし、壁紙の汚れ防止にもOK。一石三鳥で満足してます。
コメント
これだけ大きいと、部屋が広くなったようにも見えて良いですね。
奥行きが増して見えますよね。
ただ、最初のうちは鏡の中で動く自分の姿が目の端に映って「うわっ」と何回か驚いたりしてました(笑)
最後の写真、一体どこに鏡が…??と思ってしまいました。
最初わかりやすいよう正面から撮ってたんですけど、それだと自分がもろ写りなので、斜めからに変えたんですよね。鏡が綺麗だと、そこに空間があるみたいに見えてわかりづらいですよねー(笑)