
釉掛けをしようと思い立つも、なぜか粉末がうまく溶けきってくれない。そうして断念したのが昨日のこと。
当然悔しいわけです。ちくしょう。悔しいからどっと疲労感が出て、あえて部屋を片づけずにこの日は家路につきました。毎朝健気に働くお掃除ロボのルンバさんには、「明日は休んでいいよ」とスケジュールをいじってお暇をとらせてある。
部屋を片付けずにおいたのは、当然次の日にリベンジを果たすため。計画を練り、次の日は朝からダイソーへ走り、こんなものを買ってきました。

ダイソーはほんと、思ったままのアイテムが何でも揃う。便利です。
ザルとスリコギは、ツブツブに勝てるや否や
練りに練ったマイリベンジプランは、次の通り。
- ひしゃくで釉薬をすくってザルに放り込む
- ザルに残ったツブツブをスリコギで潰しながらバケツの中に溶かし込む
- 上記を繰り返す
完璧ですよ。完璧なプラン。というか、箇条書きにするほどでもない単純なプラン。
唯一心配な点があるとすれば、ザルの網目がちょっと粗いかなあっていう程度。
では果たしてその結果はというと…

大失敗。バケツの中につけたスリコギやザルが釉薬でコーティングされてしまって、ツブツブをなくすどころじゃない。逆に自分を媒介にして個体化させる始末。こりゃあかん。
習うより慣れろだってことで、もう焼いちゃうことにする
でもなんか変なんですよね。溶けきってないと思ってこっちはツブツブを指先でとらえては潰して溶かしてしてきたし、ザルやスリコギについたものも、「ツブツブをかき集めてくれたんだ」と見なしてそれは手の中で溶かしきった。指定の配合だとどうにも液が濃い感じはあったので、当初の配合に水を200mlほど足してさらに溶けやすくした。
けれども、またバケツに手を入れてかき回してみれば、どうも再固体化してるっぽく、消したそばからツブツブが復活してる様子なのです。
これひょっとして、こういう特性の釉薬なんじゃないの?
いいや、もうこれで焼いちゃおう。

そんなわけで、とりあえず釉掛けをしてみました。
どうせテストピースでしかないので、これでツブツブが破裂したところで、特に実害はなく。じゃあ考えてるよりやってみた方が早いやという結論に至りました。果たしてこれは「ザラザラした風合い」なのか、それともやっぱり「ただの溶け残った釉薬のダマ」で、破裂しまくりの無残な姿をさらすのか。
あとお椀2つほど窯に入ると思うので、そっちは呉須や弁柄で模様付けの練習をして上から透明を掛けてやって、それから本焼きに挑みたいと思います。
コメント