ヘビがこわい

 3日ほど前、お隣さんに回覧板を持っていった時のことです(お隣さんといっても100mくらい歩く)。
 ふと見ると、田んぼの水路脇でヘビが死んでる。連日暑い日が続いていたので、ひからびてカラカラです。頭だけを綺麗に踏み潰されて絶命したような亡骸でした。

 うちの敷地の中にもアオダイショウが住み着いてるっぽいし、春になると周囲の田んぼまわりでこのアオダイショウを良く見かけるんですよね。だからこれもそうかなと思って見てたんですが、なんかちがう模様が見て取れる。体の両側面に赤い斑点がはっきりあるのです。

 あれ?これヤマカガシじゃない?

 千葉に住むようになってからかれこれ20年近く。はじめて見るタイプのヘビでした。

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ググってみたらやっぱりヤマカガシ

 この手の生き物で赤や紫といった体色は、毒持ちであることを示す警戒色という認識で自分はいます。日本で有毒のヘビといえばマムシとハブとヤマカガシ。そのヤマカガシに、目の前の亡骸はどうも特徴が一致する気がして、その場でググって画像を見比べてみました。

 あ、やっぱりヤマカガシだ…。

 子どもの頃の自分は野山を探検するのが好きな少年だったので、ヘビに遭遇することも1度や2度ではありません。その中で自分が経験則として身につけていたのは、「石をぶつけてみて怒って威嚇してきたら毒蛇、逃げ出したら毒なし」というものでした。

 ところがヤマカガシというやつは毒持ちのくせに臆病で、基本は逃げの1択らしい。よほどちょっかいをかけない限り、噛まれることはまずない。
 生き物図鑑が大好きだった当時の自分は、そんな生態を読んで、ずいぶん不思議な毒蛇だなあと思ったものでした。

 ところでググった結果をよく見ると「日本一の猛毒ヘビ」と書かれてるんですね。
 毒を持ってる。それもけっこう強い毒。という記憶はありましたが、まさかマムシやハブより強い毒だとは思っていませんでした。なにそれこわい。

 あ、だから農家の人が見つけた瞬間ぶっ殺したのかな。この殺し方はめちゃ手慣れてるもんな。
 つくづく死体でよかった。
 そう思いながらその場をあとにしました。

足元からこんにちわ

 死体だったとはいえ、生活圏にシマヘビやアオダイショウではなく有毒のヘビもいるという事実は、なかなかショックなものがあります。
 けれどもまあそんな有毒ヘビが山の中ならともかくこんな住宅地にそうそう数がいるとも思えないし、実際今まで見たことなかったし、うっかり紛れ込んだ個体はああやって殺処分されたわけだし、まあそんなレアケースにあんまり怯えてもね。

 そんな風に考えて気を取り直し、ここのところ連日行っている板塀のペンキ塗りを今日もやるかとペンキ缶を持って、うちの敷地の外側にまわりこみました。

 そしたら足元からにゅるにゅるっと駆けていく影。
 え、まさかと見てみれば、体の側面にはっきりと赤い斑点がある。
 え、嘘でしょ?と観察していると、にゅるにゅると板塀の土台沿いに逃げていて、その向かう先は…うちの敷地の入り口です。

 選択肢はふたつ。
 どうせ臆病なヘビだから見て見ぬ振りをして済ませるか。それとも後顧の憂いを絶つためにぶっ殺すか。

 だって…ねえ、見なかったことにしてどこにいるかわかんなくなったら逆に怖いし。

 いや、このへんね。夜は真っ暗で地面見えないんですよ。
 これだと何か踏んづけてもわかんないよなー、そういや昔マムシ踏んじゃって噛まれたやついたよなー、そんな風に思って夜のランニングは控えるようになりましてね。考えすぎかとも思ったけど、こんなのが周りに生息してるんだったら考えすぎでもなんでもなかった。

 しかしそうか、毒蛇がいるのか。

 周囲にはけっこう野良猫がいてあたりを徘徊しているので、どうにか彼らにうちの敷地の中のパトロールを強めてもらいたいところですが…。敷地内を綺麗にしたせいか、最近はあまり中を徘徊してくれなくなってるんですよね。

 彼らと仲良くできたら癒やしになっていいのになーなんて思ってましたが、今はもっと切実な気持ちで「仲良くしてもらえないですかね、猫さま」という気分です。

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