選挙の投票日は他に予定が入りそうだったので、一足お先に期日前投票所で投票を済ませてきました。
正直めんどくさかった。けっこうな勢いで雨が降ってたし。でも、いつからか「そろそろ真面目に投票行動していかないとまずいよなー」と思うようになったので、しぶしぶながらも投票だけはするようにと心がけています。
世の中のグラデーションを、ちょっとこっち寄りにするだけでも価値があると思うのです
選挙って、「誰それを通して世の中をすっぱりこう変えていくんだ!」というものではないと思うのです。いや、昔はそんな風に思ってたもんで、「どうせ誰に入れても変わらないでしょ」と嫌気がさしてたりもしたんですけど、世の中はもっとグラデーションで覆われていて、どの問題をとってみても誰かに良ければ誰かにまずいようにできていて、すっぱり右だ左だと切り替えられるものじゃないんですよね。それで生活してる人が必ずいるんだもん。
それこそ、努力して何かを積み重ねてきたものがある人ほど、「簡単にそこを変えられては困る」と言いたくなる気持ちも、少しずつわかるようになりました。
そんなわけで選挙っていうのは、「今の世の中の関心事はこんな分布で出来上がっている」という統計がとれるようにしておくもの…だと受け止めています。
そういう意味では消費税はわかりやすい争点だし、NHKから国民を守る党なんてものの出現も「放送法をいい加減なんとかしろよ」という層が意志を示すためにはちょうどいい受け皿なのかもしれない。
選挙に行かないとお年寄りに有利な政策ばかりが行われるよーというのは良く言われる話ですが、最近は「古い価値観を基準にしたままルールが決まるので、世界からの遅れがひどい」という怖さの方がでかいです。世の中が合理化でグローバルで情け容赦ない競争社会~って感じで戦ってる時に、合理化と一番縁遠い人たちがルールを決めて「これで戦え」とか言うんですよ。怖いって。
というわけで、今の人の価値観を「世の中の関心事はこんな分布」に反映させて政治家さんが認識しやすくなるように、若い人ほど投票行こうねーなんて風に思うのでした。すぐには変わらないかもしれないけど、その層が厚くなるほど、グラデーションの偏りは少しずつ変化して、それが価値観のアップデートにつながっていくと思うのです。
有権者となってから投票率100%の私が通りまーす。
選挙に行くのが当たり前だと思っている私からすると、行かない人の心理が理解できません。
そもそも、選挙というのは「より悪くない候補を選択する」ことですから
理想の候補が出馬していないから投票しないというのは単なる怠惰だと思っています。
とても悪い候補と少し悪い候補をが出馬していたら、
少し悪い候補に投票するのが選挙です。
そもそも、日常生活では色々なことを妥協して理想の物を選択していなかったりできなかったりしているはずなのに、
選挙の時だけ理想を求めるのは不可解です。
あとは、日本人はロビー活動しないから
大企業やカルト宗教や政治家は笑いが止まらないでしょうね。
株主などの不労所得者のために働くだけの存在と見られていると思っています。
投票率100%はすごいですね!
投票率があんまり伸びないっていうのは、それだけ日本がまだ裕福だからなのかな…とも思います。切実に考えないといけなくなるほど困っている人が少ないからといいますか。
SNSで日頃から政策をのぞき見ることのできる候補も増えてきて、少しずつ政治が身近なものに変わってきてる感はあるので、これからどんどん良い方向に進めばいいなーなんて思います。
今回初めて投票に行きました。これまでは行っても意味ない…と思っていましたが、最近の政治の方針に危機感を覚えての投票です。行ってみると思ったよりもすぐに終わりますし、何より各政党に興味が出ますね。
自分がこれまで行かなかった背景として「地方を離れて大学へ→不在者投票となるので面倒」という部分があったので、この辺りの投票方法やシステムの改善くらいはして欲しいです…。
そうそう、投票すると選挙結果を興味持って見れますよね。やっぱり参加するとしないとでは大違いだと思います。
ネットも普及して久しいですし、投票の利便性を増す方向の改革は進めて欲しいですよねー。