無料附帯の賠償保険が魅力的だったので、FREENANCE (フリーナンス) に登録してみた

 先日からサイドバーに広告を表示するようにしていたので、目についていた方もいるかと思いますが、FREENANCE(フリーナンス)というサービスに登録してみました。

 これは、フリーランスに特化した収納代行&即日払い&損害補償サービスで、次のような特徴を持つ3つのサービスが提供されています。

  1. 収納代行用の振込専用口座の開設(利用料・手数料無料)、開設時に法に照らし合わせた反社チェックを実施することで、反社会的勢力データベースに掲載されていないことの証明を兼ねる。
  2. ユーザーの請求書(売掛債権)を買い取り、手数料を差し引いた金額を最短即日でユーザーへと振り込む。
  3. フリーランス向けの損害賠償保険を無料附帯。業務中の事故や製造物責任(PL)、フリーランス特有の業務過誤を補償する。

 個人的に、1については「入金がこちらの口座にいったん集計されてワンクッション入るのは、帳簿に書くのがめんどくさくなる気がする」のと「入金一覧をシンプルに管理できるようになるので、お金の入りの管理を様々な入出金に埋もれさせず管理できていいかも」という相反する気持ちがぶつかって、メリットともデメリットとも判断できずな感じ。2は、わざわざ手数料を払ってまで利用するとは思えないので、自分には必要なし。いざという時の備えにはあってもいいのかもね…という程度の受け止め方です。
 魅力的だったのが3の損害賠償保険。このサービスに登録すると、下記の損害賠償保険がくっついてくるのです。

フリーナンスあんしん補償とは

あんしん補償は、お仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故の補償(最高5,000万円)だけでなく、情報漏えいや著作権侵害、偶然の事故による納期遅延などを原因とするフリーランス特有の事故の補償(最高500万円)を行います。会社員なら会社の保険が守ってくれるかもしれません。あなたのことは、フリーナンスあんしん補償が守ります。

https://freenance.net/service

 わざと情報漏えいとか著作権侵害をするつもりはありませんので、わざわざお金を払ってこの手の保険に入る気持ちにはなりません。でも、「無料でついてくる」となれば話は別。いつどんなトラブルに巻き込まれるかわからない(そしてそれに自分自身で対処・賠償しなければいけない)フリーランスだからこそ、無料で備えておける価値は大きいなあと思い、登録を決めたというわけなのです。

 あ、一応心配になってサービス元に確認したところ、前述の振込専用口座を使用しているか否かといった利用状況に関係なく、とにかくサービスに登録すればこの補償は有効になるとのことでした。

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FREENANCE (フリーナンス) 口座開設申し込み手順

 口座の開設は、フリーナンストップページ右上の新規登録ボタンをクリックすると、下記のページが表示されて手続き開始となります。

 まずはじめはメールアドレスの認証から。メールアドレスを入力して、「私はロボットではありません」にチェックを入れて、「メールアドレスで無料講座開設」ボタンをクリックします。

 入力したメールアドレスに確認メールが届くので、その本文に記載されているURLを開きます。次の画面が出てくるので、設定したい任意のパスワードを入力し、利用規約に同意するチェックを入れて、「設定する」ボタンをクリックします。

 続いては電話番号認証。ケータイ電話の番号を入れると、SMSで認証コードが送られてきます(固定電話の番号だと音声通話で送られてくるらしい)。

 SMSで送られてきた認証コードを入力して、電話番号認証は完了。

 あとは画面表示に従って、利用者情報の登録と、フリーナンスからの入金を受ける口座情報の登録、身分証明書の登録を行います。

 ちなみに自分は、身分証明書として運転免許証画像をアップロードしました。
 ここで利用者情報として登録したものと住所がちがっているとめんどくさそうな気がしたので、仮に事務所を自宅外に構えている場合でも(私もそうです)、登録は自宅住所でしておいた方が手間がなさそうです。

 これで口座開設の申し込みは完了。審査へと進みます。

申し込み後の審査の流れ

 口座開設を申し込むと、数時間後に「審査のため」という名目で電話がかかってきました。

 口座開設申し込み時に入力した内容の確認や、その数字の根拠(たとえば1枚あたりの請求書の金額として入力した数字の根拠は何かなど)、仕事内容、フリーランスになった経緯、業務時間など、質問は多岐にわたります。個人的には「審査のため」というよりも、フリーランスの統計情報を収集しているという印象を受けました。
 実際、フリーナンスのビジネスモデルを見ると、将来的にはそのあたりの情報も(ユーザーの明確な同意を得た上で)マネタイズのタネにしたいようなことが透けて見えるところがありますので、多分最初に集められるものは集めておこうという感じなのでしょう。

 この審査が終わると口座情報が郵送されることになり、それまでにおおよそ2週間ほどかかるという話でしたが、金曜日に申し込んで日曜日にはもう書留のハガキが送られてきました。めっちゃ早い。

 このハガキに、ログインするために必要な確認コードが記されています。
 フリーナンスのサービスにログインしようとすると入力を求められますので、そこでハガキに記載された確認コードを入れたら手続きは終了となります。

 サービスにログインすると、あんしん補償の適用状況(自分の場合は2019/04/15から適用開始となっていました)、振込専用口座情報、与信スコアが一目でわかるように表示されています。与信スコアというのは、請求書を現金化する時に影響する値で、これが高いほど現金化の上限額は高くなり、その時の手数料率は低くなる仕組みのようです。

 与信スコアはサービスの利用状況に応じて変化するみたいなんですけど、これが目に見えているのは面白いですね。
 仮にこのサービスが大きく育って、ここでの与信スコアが他の審査にも影響するようなことになれば、そのスコアを高くしていくことで、フリーランスにありがちな「クレジットカードが作りにくい」「ローンが組みづらい」といった問題にもわかりやすく対処できるようになるのかもしれません。

 ひとまずあんしん補償のために加入したサービスですが、このサービス自体がどのように育っていくのか、今は少し楽しみです。

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