千葉・外房にある『umikaze』の塩ラーメンは、真鯛の出汁で作るすっきりした味わいが魅力

　週末はなんとなく体調がすぐれなくて家でゴロゴロ転がってたんですが、このまま土日が終わると後悔しそうだなーってことで、バイクで新しくラーメン屋を開拓する旅に出てきました。
　気分としては美味しい塩ラーメンが食べたい。バイクにも適度に乗りたい。
　じゃあどこがいいかなーとググってみて当たりをつけたのが『umikaze』というラーメン屋さん。外房の上総一ノ宮駅近く。国道128号線沿いの商店街にあるお店らしいです。

　なんでも真鯛で出汁を取った塩ラーメンなんだとか。いいですね、いかにも海の近くだからこそ味わえるラーメンという感じで期待が高まります。

おしゃれな店構えの印象通り、繊細な味のラーメンが出てきた！

　現地に向かってはみたものの、最初はラーメン屋の存在に気づかず通り過ぎちゃいました。それもさもありなんというか、だって店構えが「スイーツ屋さん？」って感じなんですよ。こんなのわかってないと気づきません。

　そんなおしゃれな店構えに若干後ずさりしつつも入ってみると、「いわゆるラーメン屋」とはひと味ちがう、しゃれた感じのメニューが並んでいます。どれも美味しそう。
　この日は塩ラーメンを単品で食べて帰る予定だったんですけど、あまりに美味しそうなので『鯛茶漬けセット』をいただくことにしました。

　まずはラーメン。柚子の香りがいいです。美味しそう。お店の売り文句的には「国産焼き真鯛で抽出した、化学調味料を一切使わない出汁に鯛汁塩スープと野菜香味油でさっぱり仕上げた潮の香りがする逸品」だそうです。

　全粒粉で作られた麺は、ラーメン然とした甘みのあるもったりした感じではなく、どこかお蕎麦を思わせるような上品な味わい。つるんとした食感とあわせていくらでも食えちゃいます。チャーシューはハムっぽさが前に押し出された風味でしつこさはなく、ぷるぷるした食感がすごく僕好み。

　でもちょっと量が少なめかなあ。あっさりしててぐいぐい食べれちゃうだけに、これだけじゃあっという間に完食しちゃう……。
　というところに、こちらの真鯛ほぐしご飯です。これも柚子の香りが食欲をかき立てます。

　このご飯にですね。ラーメンのスープをかけてやるわけです。

　するとこのように「鯛茶漬けのできあがり～」となるんですね。でね、これが！さらに！旨いんだ！なんだこれ！

　すごいですよね。ラーメンとしてもしっかり美味しいのに、そのスープをお茶漬けの汁にしてもくどくならないんですよ。えー、すごい、美味しいなあ……とバクバク食ってたら、あっという間に汁まですべて食い切っちゃってました。ごちそうさまでした。

　一点だけわがままを言うなら、お茶漬けの方にわさびがあるともっと良かったかなあ(気づかなかっただけでどっかに置いてあったのかも)。

　こうして記事に書いている今も、写真を見返してたらよだれが出ちゃう始末なので、多分今後も外房方面へ行った時にはちょこちょこ立ち寄るお店になると思います。