Windows11のエクスプローラが遅くなってきたので、設定を変えて高速化を試みてみた

　2月にパソコンを新しく組み直して以来、OSはWindows11を使っています。
　フラットデザインが進んで見やすい画面、キビキビと反応してくれる各種動作。自分の中ではかなりの好印象で、すっかり気に入って使っているんですが、このところエクスプローラの動作が怪しくなってきました。

　ちょっとファイルを開こうと立ち上げてみるも、なんかマウスカーソルがぐるぐる回るばかりでウィンドウが出てこない。
　ウィンドウが出てきたら出てきたで、フォルダを開いて……としてみたら、またマウスカーソルがぐるぐる回ってフォルダの中身がなかなか表示されない。

　どうもキビキビだったのは最初だけで、操作履歴がたまっていくとレスポンスに悪影響が出てくる様子。だったらそんなもんいらねえやと、レスポンス重視で余計な機能を外してしまうことにしました。

「ホーム」の使用をやめて、エクスプローラの起動を速くしよう

　エクスプローラは、デフォルトだとホーム画面を初期表示にして起動します。このホーム画面、クイックアクセスやお気に入りの一覧が表示される、一見便利なものなんですけど、左側のツリービューを観察していると、ホームアイコンの下にそのツリーがぶら下がって表示されたりされなかったりと、どうも動作的に怪しい印象を持つことも少なくなく……。

　起動に時間がかかるということは、おそらくは初期表示に用いるこのホーム画面で、なんらかの処理がバグって時間を食ってるのではないかと思ったわけですが、そもそもファイルを探す時はドライブの一覧にさっさとアクセスできた方が個人的には嬉しいというのもあります。

　なので余計な処理をはさみそうにない、シンプルな画面を初期表示にしちゃいましょう。

　ツールバー右端の「・・・」をクリックしてメニューを出し、「オプション」をクリック。

　表示された設定画面で、「エクスプローラで開く」のドロップダウンリストから「PC」を選択して、「OK」ボタンで画面を閉じます。

　そうすると、それ以降はエクスプローラを起動させると、次のようにドライブの一覧が初期画面として表示されるようになります。

　昔からのなじみもあるし、Cドライブの中を漁ることもけっこう多いので、個人的にはこちらの方が使いやすいかな。
　この設定にして以降、今のところは「起動が遅い」と感じることはなくなりました。

「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」などの便利機能は外しちゃおう

　次はツリービューからフォルダを開こうとした時に、妙に待たされる感じへの対処です。
　インストール直後はサクサク動作してたわけだし、ディスクそのものに障害が起きているのでもなければ(そして複数あるディスクのいずれも同じ動作なので、この可能性はまずない)、何らかの履歴機能が悪い影響を及ぼしてるってあたりが濃厚な気がします。

　というわけで、もともと不要なエクスプローラのおせっかい機能を切ってしまうことにします。

　先ほどの設定画面を出して……

　プライバシー枠内にある「最近使用したファイルを表示する」「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」「Office.comのファイルを表示する」という3項目のチェックをすべてオフ(チェックなし)にします。

　これは使用したフォルダを、先ほども出てきたクイックアクセスの一覧に自動で追加したりする設定だと思うんですけど、なーんかあそこの動きが怪しい気がするんですよね。というわけでオフ。Office.comうんたらの動きはよくわかりませんけど、わからないってことは使ってないってことだから、これもいらないと判断しました。

　この設定も、先ほどと同様に変更した後はさくさくフォルダが開けるように戻り、今のところ「遅い」と感じるケースは出ていません。

　以上、もしWindows11のエクスプローラで同様の現象に悩まされている人がいたら、試してみてもらえると幸いです。