午前中を姫路城でスタートした3日目は、その後高速を南下して昼過ぎには奈良にいました。到着してまず驚いたのが平城宮跡。こんなの俺が遠足で奈良に来てた頃はなかった!シカとカメの形した岩しか覚えてないよ!
平城宮跡歴史公園を見てまわる
昔はなかったというのは正しくて、ここ平城宮跡は1998年に復原されたものらしいです。その後「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産に登録され、今も国営公園事業の一環として整備・復原事業が進んでいるんだとか。
ちなみに平城宮というのは、1300年ほど前に奈良市につくられた都の中心地。ここらへん一帯が平城京として栄え、その中心の天皇さまの住まいと都を治める官公庁の集積地だったのがこの平城宮というわけです。
遠くに見えているのは屋敷じゃなくて門。朱雀門といいます。名前からしてかっこいい。
近くに寄ってみると…
どどん!
やっぱりこの時代は中国文化の影響が色濃いですね。おかげで漫画『キングダム』の世界を疑似体験する空想妄想の類いが堰を切ったように止まりません。
そういえばキングダムやっと新刊出たんですよね。超おもしろいですよ。絵柄が好みじゃなくて避けてたんですが、読み始めたら自分の中における歴代ランキングNo.1くらいに面白くて超ドハマり中です。
門を抜けるとこんな景色が広がっています。普通に鉄道が抜けてるし、あれ?まさか門だけでおしまい?
遠くに見えてる書き割りみたいなのは何なんだろう。
(あれも復原工事中らしいですと後でわかりました)
びっくりしたのが、敷地内にセグウェイ乗り場が!憧れのセグウェイ!
今だけの特別イベントらしくて、5分、20分、40分と選んで試乗体験(有料)できるようになってるんだとか。家族全員で20分コースに申し込んでみました。
朱雀門前の広場から駐車場脇の小道や自転車レンタル場前など、あらゆるところをぐるぐるツアーのようにまわり、早々に運転にも慣れてずっとスラロームのように右へ左へと蛇行運転しながら走らせてたらこれが本当に気持ちいい。ひたすら楽しい。
普段乗り物に興味を示さない娘までがにっこにこ。
えー、本気で欲しいなこれ。公道走れるようにしてくれないかなあ。
その後、隣接する博物館を一通り見て、平城宮跡を後にしました。
夜は『なら燈花会』でろうそくの風情にひたる
ちょうどこの日は『なら燈花会』というイベントの会期中だったようです。
ホテルを出て駅前に行くと、さっそくろうそくの灯りがお出迎え。
街中の至る所で開催されているみたいなので、ホテルの人におすすめの場所を聞いて、ぶらぶら散歩がてら、夜道をとことこと進んでいきました。駅前から抜ける商店街でも賑やかだと思ってたのに、奈良公園まで行ったら人の波。屋台の通りは「とても歩けん」と判断してシカさんたちを眺めながら夜の公園を抜けていきました。
面白かったのがこの灯籠です。
浮雲園地奥の建物に至る道の両脇に並んでた灯籠たちなんですけど、そこに次から次へと人が集まっていくんですよ。で、物憂げな顔になってそれを連れの人が横から写してたり、この灯りが胸を横から照らすように角度調整しながら浴衣の胸元をちょっと広げてスマホのインカメラで自撮りしてたり。
確かにろうそくの灯りは演出効果高いですもんね。
インスタばえとはよく言ったもんです。
ほんと、灯りに群がるさまが昆…げほげほ。
それにしても、夜になっても蒸し蒸し暑いのは、気温のせいか人の多さか、はたまた辺り一面に広がるろうそくのせいなのか…。
疲れ果てたのでタクシーを拾ってホテルに戻り、あっという間に寝落ちしてしまいました。