キャパを超えそうになった時にはいつもここに立ち返る

 突発的に発生したトラブルのおかげで、今後予定していたあれこれがすべて根底から見直す必要に迫られてしまい、何を予定通りにすればいいか、そもそも予定通りに進むのか、すべてがわけのわからん状態に陥っています。

 これはやばい。
 とりあえず15日を締めきりとして焦点をあわせてあった改訂作業さえ無事に終われば後はどうとでもなりそうなんですけど、その前に意志決定して予定を組み直さないといけないことがあれこれ多すぎる。何か漏れが必ず出てしまう気がする。

 とはいえ、さすがに40年以上も生きているとそういう時の対処法も体が自然と覚えているようです。

 「やばい!」という空気を感じるほど逆に頭は落ち着こうとふるまうんですよね。面白いものでほぼ条件反射的にコピー用紙の裏紙をバサリと持ってきて、頭の中に浮かんだものを片っ端から書き出していく。書き出したらそれらを、「やらなきゃいけないこと」「やるべきこと」「それ以外」にカテゴライズ。「それ以外」はひとまず先送り。「やらなきゃいけないこと」でカレンダーを埋めていって、残る問題は「やるべきこと」をどうするか。

 いつもならそれもなるべく漏れのないよう差し込めるポイントを探るんですけど、今回はどうにもそれでは済みそうにありません。今もってトラブルのまっ只中にあることを考えれば、今後も突発対応を迫られることは容易に想像できるわけで、そうするとなるべく手ぶらでいることが最優先となってきます。じゃないと絶対迷惑かけちゃうから。

 そんなことを考えながらカリカリと紙に書き出していて、「それにしても……」と思います。
 こうやって書き出していると、その書き出す作業自体が精神を安定させる儀式も兼ねているように落ち着いてくるんですよね。でも、そのクセはいつからついたんだろうかと。社会に出てから20数年。いつも「やばい」となったらカリカリと紙とペンで精神を落ち着かせて、次の歩みを進めていたような気がします。

 スポーツ選手がパフォーマンスを引き出すために行う、「ルーティン」という儀式がよく近年は紹介されるようになりましたけど、ひょっとしたら、これが自分にとっての「ルーティン」にあたるものかもしれません。

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