JILLA (日本イラストレーション協会) から、10年在籍記念品が送られてきた

 ピンポーンと宅配の人が来て、宛名を見たらJILLAから。中には「10年も組合員でいてくれてありがとうね」の賞状と記念品が入っていました。
 そういえば今年の総会で10年記念の人に表彰したいからなるべく来てよねってメール届いてたっけ。行けなくて申し訳ないです。

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思い出すのは小さな小さな会議室

 もう今じゃだいぶメジャーになってきたんじゃないかと思うJILLAですが、僕が加入した時はまだかなり影の薄い団体だったんじゃないかと記憶しています。

 もともと自分はJAGDA(日本グラフィックデザイン協会)に在籍していて、もうだいぶ記憶が怪しいんですけどそこでインターネットなんちゃら委員みたいな一員になって会議に出たりしてました。とってもでかい団体で、もうべらぼーにプロフェッショナルな方々の話を聞くのはとても刺激的だったり、すげえと思うことだらけだったんですけど、正直なところ単に文芸美術国民健康保険組合に加入したかったから関連団体に籍を置きたかっただけの身としてはあまりに大げさな組織すぎるとお尻がむずむずしちゃうのは一度や二度ではなく。やめちゃおっかなーと考えていたところにちょうど出現したのがJILLAでした。

 なにがいいってね、「組合員の利益のために存在する団体です」っていう理念がすごく良かった。

 そうしてさくっとこっちに乗り換えて、新宿で総会やりますーっていうから出かけてみたら、すんごくこぢんまりとした貸し会議室みたいなとこで、ホワイトボードと簡素な会議机使って町内会の集まりみたいな感じでやってるの。
 そのあと飲みに行くんですけど、そっからの会計は全部JILLA持ち。なぜならそれは「組合員のために働く団体だから」というんだから、なにそれ超お得と現金な僕はすっかり気に入っちゃったわけです。

若い子たちには特に良い団体だよなーと思います

 で、かれこれ気づいたらもう10年。

 総会の場所は今じゃ東大の学士会館を借りて、ずいぶん立派なたてつけでやるようになってるし、集まる人の数だってその頃とは比べものになりません。
 ずいぶん大きくなったなあと思うんだけど、あいかわらず理事のみなさんは気さくだし、理念を忘れず「会員は無料で自動加入できる賠償責任保険」などが増えてたりと、ますます組合員のお得になるメニューを増やしてくれていてありがたい限り。

 そんな団体だから、若い人が多いように感じています。だから本当はうちのスタッフさんみたいな子を連れて総会&懇親会に行くと、同業のお知り合いがたくさん作れていいはずなんですよね。これから伸びていく人たちは、やっぱりこれから伸びていく人たち同士でつながると楽しいもん。

 昨今の新型コロナ関係の世相があって、組合員以外は参加不可になっちゃってるから、連れて行けないのが残念なんだよなあ。

 自分なんかはもう今更な歳なので、そういうのも活用できる身ではなくなりました。
 けど、若い子は特に、横のつながりも色々持てる機会があるし、ちょっと小難しい仕事関係のことを相談させてくれる人もいるしで、良い団体なのではないかと思います。

 そういう場を、あの「小さな小さな会議室」から今に至るまで(実際はもっと小さなはじまりから今に至るまで)、ずっと着々と組合員のために育ててきたんだなあ……と思うと、この10年の理事や事務局の皆さんには、感謝と尊敬の念がたえません。
 10年ありがとうございました。今後もどうかよろしくお願いします。

  1. もう より:

    こういう横のつながりが持てるところって貴重ですよね。
    切磋琢磨も相談もできるって素晴らしすぎです。

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      惜しむらくは、もうちょっと駆け出しの頃に出会いたかったなあ…と(^-^;

  2. デコピン より:

    自由業でも組合があれば、健康保険組合が設置できて健康保険証はそこから発給されるのですね。国民健康保険の保険料と比較して組合の方が安いですか?

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      昔は圧倒的に組合の方が安かったです!
      今はかなり差が縮まってますけど、扶養家族の数が少なくて年収がそれなりにある方だったら、あいかわらずこっちの方がかなり安く済むと思います。

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