昨日の記事で「ふるさと納税の計算式」と、そのためにエクセルのワークシートを作ったことを書いたんですが……
ふるさと納税試算用シート(furusatocalc-haifu-r01v1r2.xlsx)
さすがにワークシートをポンと置いといて「良かったら使って下さい」だけは不親切かと思うので、一応使い方をざっくり書き留めておきたいと思います。
まずは編集ロックの解除から
オフィスの文書は、ダウンロード直後だと「信用できないファイル」扱いで編集がロックされています。この状態だと入力自体もできないので、ツールバー下あたりに出ている「編集を有効にする」ボタンをクリックして、編集機能を有効にします。
収入を確定させます
編集できるようになったら、まずは収入の入力からです。必須入力なのはこれだけ。
僕みたいな形態の個人事業主だと事業所得だけですけど、昼間は会社員してて副業してますねんとかいう人は下の給与欄にも入力して下さい。経費を試算する部分に給与所得控除が自動入力されます。雑収入とかもあるんだーって人は、上の事業所得の方に合算して入力してくれればいいと思います。
続いては経費の計算。既に計算ができている分は「確定済み経費合計額」に入れて、年末に計上する減価償却費とか12月末までにまだ使いそうな金額なんかをそれぞれ該当する欄に入力します。これで所得が確定します。
個人的に試算しやすいのがこの分け方なだけで、この合算を経費として収入から引いて所得を求める分にはどこにどの数字が入ってても問題ありません。なので、それぞれが計算しやすいように枠を使い分けてもらえたらいいと思います。
青色専従者給与や青色申告控除があればその下の欄に入力します。
各種控除を入力します
続いては控除です。ふるさと納税が該当する寄付金控除以外は、すべて確定申告書と同じように枠をもうけてありますので、正しく計算した数値を入れるもよし、とりあえず概算だから昨年の数字でいいやと楽するもよし。自分の求める精度に応じて数値を入力してやりましょう。
これで収入-経費-控除の式が完成するので、課税所得を求めることができました。
算出されたふるさと納税額を確認しよう
課税所得が求められればあとは自動計算です。
ここで自動計算された数値はあくまでも「自己負担額2千円で最大いくらまでふるさと納税できるか」というものなので、「おれはそんなの関係なしにもっと寄付するんだよ」とか、「ちょっと住民税がごにょごにょでごにょごにょしたいからもっと細かく計算したい」っていう人は、ふるさと納税額を自分で書き換えてやれば、その場合に控除される内訳と、その時の自己負担額を確認することができます。
Webのシミュレータとちがって、エクセルだと入力内容も保存しておけるし、シートを複製して色んなパターンを保存しておけるのもいいですよね。誰かしらのお役に立てば幸いです。