
クラウドファンディングサイトはけっこう好きで、KickstarterやIndigogoなど、時折眺めては面白そうなものに出資して遊んでます。幸いまだプロジェクト自体がぽしゃって支払い損になったことはなく、忘れた頃に届くのがいかにも「自分へのプレゼント」っぽくて楽しいのです。
今回取り上げる『SlimQ』もそうして出資した製品のひとつ。
「ThinkPad X1 Yogaを買ったらACアダプターとして小型のUSB PD充電器が欲しいなー」と探してて見つけた品で、確か出資は昨年11月あたり。それからのんびり待って存在も忘れつつあった今年の2月頃、見慣れない英語だらけの小包でようやく届きました。
一目瞭然の小ささ
この製品の特徴はなんといってもその小ささ。

手のひらにちょこんとおさまるこのコンパクトさでありながら、USB Type C(以降 USB-C)とUSB Type A(以降USB-A)という2ポートが用意されています。

USB-Cの出力仕様は「PD3.0/QC3.0/QC2.0対応 Max.65W」、USB-Aは「QC3.0/QC2.0対応 Max.18W(Apple 5V/2.4Aもサポート)」と弱点がありません。
形状は角が丁寧に丸められており、カバンの中で角が引っかかったりしないよう配慮されています。総じて作りがいいんですよね。持っていてかたまり感がなんか好ましいです。
他のアダプタ類と比べてみよう
ThinkPad X1 Yoga購入時のレビューでも以前ふれた通り、メーカー標準のACアダプターは何かとかさばるので、別途cheero製のUSB PDアダプタを購入してそれを持ち歩くようにしていました。
これもそれなりに重宝していたんですが、それでもやっぱり少し大きいんですね。SlimQと並べてみると次のようになります。左から順にcheero USB PDアダプタ、SlimQ、メーカー純正ACアダプター。

もう圧倒的にSlimQが小さい。それでいて、ThinkPadの純正ACアダプターとcheeroのものはともに出力が45W、対してSlimQは65W仕様ですから、出力面でも1ランク上。実際にこれまで数カ月使っていて、力不足を感じる場面は一切ありませんでした。
あと、この手の充電器にありがちな「妙に熱くなって怖い」ということもなく、見た目の質感とあわせて「出来がいいなあ」と感心するばかり。
あ、そうそう。ちなみにこのアダプタ、USB-C to USB-Cケーブルが1本付属して送られてくるんですけど、これも出来が良いのです。やわらかくて取り回しやすいわりに巻きグセがつかないので、束ねてあるバンドを外すとパラリとほどけてすぐ使える状態になる。雑にまとめても絡まることがなく、ケーブル出し入れのストレスが全くありません。これだけ追加でもう1本買いたいくらい。
総じて、質感、機能性、ともに大満足の品でした。
荷物の断捨離にすごくおすすめ
以前はモバイル環境というと、機器ごとに給電アダプタと、数種類のケーブルが欠かせなかったわけですが、現在はこのアダプタとUSB-Cケーブルがあればそれですべてが事足りるようになりました。すべてというのは、ノートPC(ThinkPad X1 Yoga)、タブレット(iPad Pro)、スマホ(Galaxy Note10+)、ゲーム機(Nintendo Switch)、そしてモバイルバッテリーの充電です。
その日に何を持ち歩くか意識しなくても、カバンの中にこの小さなアダプタをぽいと1つ放り込んでおくだけで出先で電源に困ることがなくなる安心感。カバンの中で存在感をまるで主張しない小ささのくせして、あれもこれもカバーしてみせるこの実力。
なんだよこれすごいなと、ただただ笑うばかりです。超おすすめ。
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