最近このブログに載せるマンガについては、iPad Proで描くようにしています。使用するアプリはProcreate。特にそうする理由はないのですが、なんとなく「アナログ感満載の作風でさらさら~と日記まんが的に描きたい」と思ってのことです。
実際は「さらさら~」どころか、Illustratorで描くよりもぜんぜん手間暇時間がかかっちゃっているわけですけども……。
そのへんはもう少しアプリに慣れて、1ページへのまとめ方や着色方法にも慣れてきたら短縮できるようにならないかなと思って色々試しているわけですが、その中で物理的にパソコン作業よりも落ちる点が「常時全画面プレビュー表示がない」こと。
パソコン上でIllustratorを使って描いている時は、マルチディスプレイのうち1画面にプレビュー用の窓を出していて、そこで常に全体の案配を確認できるようにしてあります。これがないと、拡大して描き込んでいる時に、バランスを見失いがちになってよくないんですよね。
iPad Proだとそれができないのがちょっとなあ……と考えて「あれ?待てよ?」と。できないことないんじゃない?ひょっとしたらできたりして。
USB-C to Display Portケーブルをつないでみよう
最近プロジェクターにAndroidスマホをつないで画面のミラーリングとか色々遊んでいたもので、USB-C端子になったiPad Proであれば、特別な何かを用意しなくとも、ここに画面出力用のケーブルを挿してやれば、すんなり複数画面出力できるような気がします。
そんなわけで手持ちのUSB-C to DisplayPortケーブルで、iPad Proをメインディスプレイ(DELL U2713HM)に接続してみました。
わ!出た!しかも単純なミラーリングじゃなくて、ちゃんと全体表示が出力されるようになってる!解像度は、ディスプレイ側(WQHD: 2,560 x 1,440)に即したドットバイドット表示になっているようです。
USB-C to HDMIケーブルをつないでみよう
しかし実際に作業をしていると、全体プレビュー確認の度に視線を送るにはちょっとメインディスプレイは立ちすぎている気がします。それよりも、手前にあるCintiq Pro 24の方がちょっと視線を送るだけで確認できて良さそうな気がする。
というわけで、今度はこっちにつないで試すことにしました。DisplayPortはCintiq Pro 24とパソコン間の接続に使っているので、今度はUSB-C to HDMIケーブルを用います。
じゃーん、これも問題なく全体プレビューが出てきた!
Cintiq Pro 24は4K解像度であるため、そこで無用に負荷を食うようだとよろしくないかも……と危惧しましたが、実際に出力される画面は先ほど同様の解像度(WQHD: 2,560 x 1,440)でした。あと、やっぱりこの位置関係は見やすい。
メインディスプレイの方はメールを開いてたりTwitterなど様々な窓を常時開いていますけど、Cintiq Pro 24の画面は絵作業の時以外は遊んでいる状態です。その意味でもこの組合せは好都合、無駄がありません。
これといって描画負荷が増えて動作が重くなるような感じもないので、今後はこの2画面体制を重宝することになると思います。