3Dプリンタを購入して数日、「まずはしっかり使い方を覚えよう」「それには本が一番だ」と次の本を買ってちまちまとチュートリアルに沿って本の中の作例を作っていました。
3つぐらい章を終わらせたところで飽きてきましてね。一応基礎的な使い方はわかったから、じゃあそろそろ実用に足るなにかを作りたいなと。となると真っ先にあがるのがCintiq Pro 24用のスペーサーです。
というのも先日、絵作業用のメインであるCintiq Pro 24を専用のアームで吊ることにしたんです。使う時は手もとにひっぱりだしてきて、そうじゃない時は右奥側に寄せてデュアルディスプレイのサブ画面にして使うようにしようかなと。
ところがこのアーム。手もとにCintiqを引き寄せて下に降ろしても、微妙に浮いちゃうんですね。
この隙間が非常にうざったい。
この状態で描いていると微妙にばいんばいんと液タブが上下動するので、ペン先を思ったところに着地させづらくなって神経が疲れてしまうのです。
とりあえず狭い幅でサイズ確認の試作を繰り返してみる
机をはさんで、Cintiqの下の隙間をうまく埋めてくれるサイズがあればいいので、形状としては至極単純なはず。じゃあサイズの嵌合具合だけ確認できればいいだろうと、Fusion360(3Dモデリングソフト)を使って次のようなテストピースを作り、3Dプリンタで出力してみます。
机にはめてみると、するりんと気持ち良い感じで差し込めます。
Cintiqを置いてみると、うーん大丈夫といえば大丈夫だけど、少しだけ動きやすいかも。0.数ミリ単位で少し丈が足りないかもしれません。
というか、形状が斜めだから、液タブを押し込むと下にずり落ちちゃう感じですね。その力で机からも少しはずれてくる感じ。
じゃあ、液タブの支えになる箇所は平らにして、机をはさみ込むところも若干絞りを入れてあげよう。
というわけで出来た次のテストピースがこちら。
液タブの下に差し込んでみると……
今度はばっちりです。机にもがっちり食いついて、支えの入った場所は液タブもぐらつきません。
最終製品を出力させよう
サイズの確認は取れたので、最終製品としてちゃんと幅を持たせたスペーサーを左右一組セットで出力させます。
できた最終版がこちら。完成品なので、角を丸めたり、角度に若干調整を加えたりして整えてます。
机にはめると、がっちり食い込む……けど、引っぱって外すのもさして力がいらないちょうどいい案配。
液タブの下に差し込むとこんな感じ。
まったくぐらつきはなくなりました。やった!3Dプリンタすごいぞ!
おぉ、すげぇ
すっごい実用的なもの、なおかつバッチリな物ができましたねー
購入意欲がむくッと・・・
凝った造形をしなくても、とりあえず役に立つものがサクっとできちゃうのがすごいですよね。楽しすぎます(笑)