今年から2名のスタッフさんに入ってもらっています。ただ、スペースは限られているので設置できる作業環境は1台のみ。なので、入ってもらう日は別にして、1台のPCをシェアして使うようにしています。
具体的には作業用のPCにユーザーアカウントを複数登録しておいて、それぞれ出勤してきたら、自分のアカウントでログインして使うわけです。
ただ、この設定をしていた時、ちょっとした壁にぶつかりました。
普通にローカルのユーザーアカウントを作ろうとすると、パスワードを忘れた場合の復帰用に「セキュリティの質問」を登録しろと言われるんですよね。しかも3つも。
管理者として代理で作っているだけで、パスワードについては初回ログイン後に変えてもらう予定でいます。だから、ここに僕にだけわかる秘密の質問とその答えを設定しても仕方ありません。かといって、僕がスタッフさんたちの秘密の質問を知るはずもありません。
どうしようかなあ……と考えた結果、うまい具合にそのフェーズを回避することができたので、メモ書きとして残しておきます。
ローカルユーザーアカウントを作ろうとすると、質問を設定しろと言われてうっとうしい
ユーザーアカウントの作成は、[スタートメニュー]→[設定]→[アカウント]と遷移して、「アカウント」画面左に並ぶメニューから、「家族とそのユーザー」をクリックして行います。
この画面で、「その他のユーザーをこのPCに追加」をクリック。
下記画面が表示されますが、ここに入力するのはMicrosoftアカウントを有しているユーザーの追加を行う場合のみ。ローカルユーザーアカウントを作りたい場合は「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。
引き続き下の画面が表示されますが、この画面もまだフェイクです。油断してはいけません。
ここでメールアドレスを入れてしまうと、それで新規にMicrosoftアカウントが作られた上、そのMicrosoftアカウントでログインするよう設定されてしまいます。ここは冷静に、その下に並ぶ項目から「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選びましょう。
そうしてやっと開くのがローカルユーザーアカウント作成用の画面です。作成したいアカウント名とパスワードを入力すると……
パスワードを忘れた場合にそなえて、セキュリティの質問を3つ入力しろと求められます。そんなんいらんと「次へ」を押しても、必須なんだよと怒られて次の画面に進むことができません。
かといって適当なのを設定したら、後で質問された時に困るわけで……そんなめんどくささは残しておきたくありません。
これを今回は回避したいわけです。
質問の作成を避けるには、あえてパスワード抜きで作っちゃう
回避法は簡単です。
パスワード欄に何か入力すると前述の「セキュリティの質問」欄がずらっと出てきちゃうので、あえてパスワードには何も入力しないまま「次へ」ボタンを押してしまうのです。
「こっちは必須やないんかい!!!」って思わずツッコミを入れたくなりますが、特に怒られることなく、パスワードのない状態で、新規のユーザーアカウントが作成されます。
やったね!めんどくさいやつを回避成功です!
パスワードは後から設定すれば良し
さすがにパスワードが空っぽのままというのはよろしくないので、先ほど作成したユーザーアカウントに対して後から追加設定しておくようにします。こうすると、「セキュリティの質問」を聞いてこないんですよね。
[コントロールパネル]→(カテゴリ表示の場合)[ユーザーアカウント]→[ユーザーアカウント]→[別のアカウントの管理]を開き、リストの中から先ほど作ったユーザーをダブルクリックして開きます。
「パスワードの作成」をクリックして……
初期設定として入れておきたいパスワードを登録します。一応ここでもなんかヒント入れとけって言われますけど、後で回答を強いられるようなものではないので、適当に入れとけば良いです。
入力を終えたら「パスワードの作成」を押して設定完了。
ローカルアカウントが、パスワードで保護されている状態に変わったことがわかります。
というわけで、「ローカルアカウントを作りたいんだけどめんどくさい3つの質問は回避したい」方法は以上です。
簡単に回避できるんだからあそこを入力必須じゃなくしてくれるだけでいいのに……、もし必須にしたいんだったらこっちの抜け道残ってるのおかしいだろうに……と、相変わらずWindowsはスタートメニューに用意された設定の流れとコントロールパネルの整合性が取れてないなあと思うばかり。
素晴らしい回避方法。
会社端末ではドメインログインなんだけどたまにOS入れなおす時があってその時のローカルユーザーの登録でめんどいと思ったことが一度や二度ではなかったんですよ。
この方法、使わせていただきます~~
お役に立てて良かったです!