
もう長年ずっとキーボードは英語配列を愛用している身なので、うちのMacBook Airもそれとあわせて英語配列のものを使用しています。
この英語配列、Windowsだと英語配列キーボードの場合は右AltにIMEのON/OFFを割り当てて使うのが定番のようになってまして、パソコンを刷新したりノートパソコンを買ったりすると、まずはその設定を行うのが毎度のお約束でした。
なのでMacBook Airを買った時も、同じように割り当てできる機能ないかなーと調べたところ、MacだとKarabinerというツールを使うのが定番らしい。
これを使うと、スペースキーの左隣にあるCommandキーを叩けば英語入力、スペースキーの右隣にあるCommandキーを叩けば日本語入力になる。必ず決め打ちになるので、今がどっちのモードかを気にする必要はありません。
あ、これいいな、と。
特にAdobe Illustratorを使っている時は、日本語入力がONの状態だとショートカットキーを受け付けてくれなくなるので、けっこうそれで「ブラシに切り替えたつもりが切り替わってない」とかでムキーとなることが多いんです。だから「このキー押したら必ず日本語入力OFFね」と決め打ちにできるのは非常にありがたい。
そんなわけで、できればMacの入力様式にWindowsの側も寄せたいなーと思っていたのです。
まさにそんなツールがあった!
なにかの拍子に見つけたのが、こちらの「WindowsのAlt空打ちで日本語入力(IME)を切り替えるツール」です。見てみたら、上記のKarabinerと同じ操作をWindowsで可能にするためのツールらしい。
WindowsだとCommandキーの代わりにAltキーがスペースキーの左右に配置されているので、左Altを空打ちすれば英語入力になり、右Altを空打ちすれば日本語入力になります。Altキーと別のキーのコンビネーション操作は何も阻害しないし、Altキー長押し操作も同様で「Altキーを押しながらドラッグでコピー」みたいに使っても悪影響はありませんでした。
自分的に何より気になるAdobe系アプリケーション(ShiftとCtrlとAltをめっちゃ使う)でも、特に誤作動する気配はありません。※誤作動してました(末尾の追記参照)
素晴らしい!
ちょうど先日Windows11でパソコンを作り直したので、その際もこれを使用してセットアップを行いました。今までとちがってレジストリをいじる必要も、IMEソフト側で割り当てをいじる必要もありません。このツールを入れるだけで、IMEのON/OFF操作が理想通りの割り当てになってくれるんだから、単に「便利」というだけじゃなくて、とにかく楽でいい。
ちなみにMS-IMEとATOK2021の両方で試してみましたが、いずれも問題なく使用することができました。おすすめです。
Windows 10 v1909 以降だと、AHKでお約束として用いられている仮想キーコードがOS側の割り当てとバッティングするみたいで、Adobe Illustratorにおいて「Alt + Ctrlキーを押すと右にスクロールする」など変な挙動が見られるようになってしまいました。
そのあたりの問題を修正したバージョンを下記で公開してくれている方がいますので、こちらであれば問題なく利用することができます。
コメント
Windows側、特にツールを入れずにIMEの設定でこれできませんでしたか?
私も同じ設定にしてるんですが、特にツール入れずIMEの設定変更で済んだように記憶してます
ごめんなさい、左右のaltキーですね、変換キーと無変換キーでなく。
誤読してました、失礼しました。
それができるの、日本語キーボードのよいところですよね~