先日の記事にも書いた通り、GeForce RTX 4090の威力を確かめるべく手を出した『ホグワーツ・レガシー』というゲームにすっかりハマってしまっています。ハリー・ポッターには興味なかったんですけど、むしろこのゲームの影響で、ハリー・ポッターの映画をすべてコンプリートしたくなるくらい。
それほど、完成されたハリポタ世界の中を歩き回ることが楽しい。すごいクオリティですね、このゲーム。
ゲーム操作には、『Nintendo Switch Proコントローラー』(以降プロコン)をBluetoothでパソコンと接続して使っています。
Nintendo Switch発売当初に、ゼルダの伝説と本体とまとめて購入したもので、しばらく使わないで放置していたら息子氏がスプラトゥーンをプレイするのに使っていた模様。「使うから返せ」と言って強奪してきたは良いものの、あちこち傷が増えているし、どうもスティックを左上方向へ倒した時の反応が良くありません。ああ、酷使されていたんだろうなあ。
症状を検索してみると、この左スティックは使用にともなってパーツの削れたカスがたまり、反応を悪くする要因になることが多い様子。ならばと、復活に一縷の望みを託して、分解清掃を試みることにしました。
分解に必要な工具など
分解に使用する工具はプラスドライバーの00番(PH00)です。
ちなみに自分はこんな感じの精密ドライバーセットを普段は使っています。
これだとどの作業をやる時もだいたい合う形状&サイズがあるので、なんとなく近いサイズのドライバーを使ってネジ頭をなめてしまうということが起こりづらいんですよね。今回も、最初はPH0のドライバーで作業しようとして、少しかかりが悪かったのでPH00に変えてみたらバッチリでした。
精密サイズのドライバービットをしっかりしたハンドルにつけて回すことができるという点でも、このドライバーセットは気に入っています。
ただ今回の作業だと、こちらのビットではどうしても差し入れることができない狭い箇所のネジがあったため、そこだけは上述のVESSELのドライバーを使用しています。
分解の手順
では早速分解してみましょう。結論から言うと、分解はすごく簡単でした。ただ、ネジの数が多いので、そこがちょっとだけめんどくさい。
まず、グリップの先端に見えているネジを、左右各1本ずつ外します。
するとグリップを覆っているカバーがするりと引き抜けます。そしたらその下に見えている銀色のネジを4本外しましょう。
ネジを外したら、背面のカバーを取り外します。
バッテリーが出てきました。作業の邪魔なのでこれも外します。
これで、5箇所黒いネジが露出しますから、同じく外してやりましょう。バッテリーの下に隠れていたネジ(特に下の写真の右側)は、一直線に細い軸じゃないと入ることのできない場所にあるので、ここだけはVESSELのドライバーを使いました。
これで、本体を開くことができるようになります。隙間に爪を差し込みながらぐるりと外周を回っていくと、そのうちパカリと本体が上下に分かれます。
1カ所配線がつながったままなので、そこだけ気をつけて開いてあげましょう。
これで分解は完了です。
清掃して接点復活材を一吹き
左スティックのカバーを上に引き抜いて、スティック本体を露出させます。
スティックの接点をおかしくするようなカスがたまるとすればこの中。スティックを上下左右に倒しながら、エアダスターで内部を吹き飛ばしてやりましょう。
せっかく分解したんだから、ここは念入りにと接点復活材も吹いておくことにします。一応周りに飛び散らないようにティッシュでくるんでおいてプシュッと一吹き。
これで作業完了。分解と逆の手順で元に戻します。
結果はどうだったかというと……
作業後は、左スティックの動きになんとなーく微妙にあった不均等な感触がなくなり、上下左右スムーズに回せるようになりました。もちろん反応も問題なし。これでまたしばらくは延命できる状態になってくれたようです。
プロコンの分解は初めてでしたが、筐体が折れやすい爪で噛み合っているとか、知恵の輪のように配線が絡まり合っているようなこともなく、非常に分解しやすい構造で良かったです。これまで何度となく修理しているジョイコンよりもよほど簡単。
反応速度が命となるようなFPS系のゲームはやらない人なので、Bluetooth接続でも特に遅延が気になるようなこともなく、今後も重宝するコントローラとなりそうです。
私の場合、マウスのスクロールが回転させているとあるところで引っかかるようになってしまいました。分解できそうにもないので買い替えようかなと思い、お店を見て回っているのですが、マイクロソフトのマウスが売っていないです。撤退しちゃったのかな。
ビットの先だけ付け替えできるものは、穴の奥底のビスには対応できない時が有りますね。私が持っている精密ドライバーはほとんどが何かの景品で貰った6本組なのですが、中には16本組の物が有り、#0の他に#0-2という「00」相当の物も有るのですが、#1も#1-1と#1-2の2本有ります。
マウスはロジのMX ANYWHERE 3が一押しですよ。
ホイールが金属製なので、感触がいいんですよね。劣化にも強そうです。あと、サイドの素材が加水分解するゴム的なものでなく、シリコン製なのも高得点です。
きたみさん、ありがとうございます。
今度お店行ったら、確認してみます。