サーバくんの立体模型も完成しました

 月曜日にアップした記事の中で「特にどこかにつっかかることもなく1日でさくっとモデリングできちゃった」と書いたんですけど、じゃあGWの残りは何をしてたのよというと、主に立体模型化を進めてました。

 これが自分で言うのもなんだけど、すごくかわいいんです。超かわいい。パソコンくんとちがって出っぱりがあちこちにあるので、立体化した時の「そこに居る感」がすごくいい。

 ちゃんと服は胴体をくるむように、少し厚みを持った仕上がりになっています。そして背面からはパソコンくんと同じく電源コードがこんにちは。

 服の色とあわさって、電源コードの色はサーバくんの方がしっくりきますね。

スポンサーリンク

顔バリエーションは5種類そろえてみた

 こちらも、パソコンくんと同様、腕は可動式でかつ顔パネルも交換可能。磁石でパチンパチンと付け替えられるようになっています。
 そんなわけで、パソコンくんの時と同様の3種類がまずあって……

 白目バージョンもちょっと試しに作ってみたり。

 うーん、これだと目のまわりに影っぽく暗い色を入れないと薄味すぎて今ひとつかなあ。

 ちなみにサーバくんは蝶ネクタイが邪魔をするので、そのままでは顔パネルを前面に引き出すことができません。
 なので、頭部は引っ張って外せるようになっています。

 この状態にしてから、顔パネルをパチパチ組み替えることになります。無駄に凝ってる。

「うまく塗れないならいっそ塗らなきゃいいじゃない」と発想を転換させてみた

 ちなみに上で載せた故障中のバッテン目をした顔なんですけど、これが地味に難易度が高いのです。なぜなら、3Dプリンタが出力する溝は均一の整ったものではないから。どうしても黒い塗料が変な方向にしみ出していったり、逆に溝に入って行ってくれなかったりと、塗装作業が安定しません。それでも毎回同じ癖があれば慣れてどうにかできると思うんですけど、出力品ごとに癖が違うから、やってみるまでうまくいくかどうかがわからないときてる。

 しかも目って最後の最後に入れるから、そこでしくじるとダメージがでかいんですよ。こんな風に。

 そこで考えました。うまく塗れない……うまく塗る方法はないものか……溝の形状を工夫してどうにかならないか……ならなかった……でもバッテン目は残したい……どうにかうまく塗る方法は……あ!塗らなきゃいいのか!

 というわけで、発想を転換させて「いっそ塗らない造形」に切り替えました。

 目を溝状に彫るんじゃなく、バッテンの形に貫通させてしまえば、3Dプリンタ任せでそこそこ安定した品質が実現できるんじゃないかと考えたらこれが大当たり。貼り付ける面の目にあたる箇所に黒い塗装をほどこしておけば、貫通部分から胴体の色が透けて見えて白く浮くなんてこともありません。

 同じ仕様で作り直してみたパソコンくんの顔はこんな感じ。

 こっちは出力時にちょっと内側の角が荒れてしまってますね。でも、これがダメと思えば3Dプリント直後にはねることができるから、最後に塗装する時のように「ここまで仕上げたのに最後でアウトか~」みたいな悲しいことにはならずに済みます。

 パソコンくん用にも白目の顔パネルをはめてみたり。

 やっぱり、もうちょっと工夫しないと薄味すぎてダメだなあ。塗装の手間が増えるのは好ましくないから、このパターンはお蔵入りかな。

以降はしばらくBlenderに集中する予定です

 もともと3D化したキャラクタをそのまま出力して塗装してちょちょいと仕上げる予定だった立体模型化ですが、サーバくんに至っては両手足、ヒゲ、蝶ネクタイ、顔パネル、胴体と頭部、電源コードと電源プラグがすべて別パーツとなり、いよいよ「どこまでやるの?」感が出てきました。その甲斐あって、出来はめっちゃいいと思うんですけどね。

 でもさすがにちょっと疲れたかなあ。

 これで自分が作りたかったキャラについては、ひとまず揃えることができたのもあって、立体化は少しお休みしようかと思います。立体化を前提にしてしまうと、それ用に造形を抑える部分が出てきて、逆にBlenderの方の機能を生かしきれなくなってしまうんですよね。

 あくまでも最終目的地は動画コンテンツの作成。

 ここからしばらくは、Blenderの方に意識を集中させて、「動かすために行うモデリングはどういうのが正解なのか」を取り組んでみたいと思います。
 そのためには人型が最適だろうから、よく書籍で使う(そしてLINEスタンプでも使っている)こいつが練習材料にいいかなあ。

 ……というわけで、今はBlenderでこいつと悪戦苦闘中。3Dプリントすることは考えず、その分の意識を「効率良く動かせる(ポリゴンの)作り」に振り向けて作業を進めています……が、

 作りながら「あー!こんな風にポリゴン割っとかないとダメだったのか!」みたいな壁にぶつかりまくり。それがすごく勉強になるし想定もしていたんだけど、毎日凹みまくっています。

  1. デコピン より:

    サーバー君のお髭も、バリエーションがあると面白いと思います。
    例えば、自慢げに片手でお髭を引っ張ているような形とか、しょげてだらんとしているお髭とか、どうでしょう?

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      ひげは接着必須なんですよねー。

      • デコピン より:

        目と同じように穴を開け、鬚にポッチを付けて嵌め合わせたらいかがでしょうか。又は、弱接着性の両面テープの方が簡単かな。

        • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

          実際そういう作りになってはいるんですけど、あっちもこっちも外せるようにすると持った時のしっかり感がなくなるので好みじゃないんですよ😅

  2. カナヘビ より:

    白目はプラモのゲートみたいな感じで真ん中に浮かせてゲートだけ黒塗りしてみれば…とも思いましたが結局手間はかかりますね

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      そこまで細かい造形が出せるかという問題もありそうですねー。

      バッテン目のことがなければ、いっそ丸穴をあけて本体側に白を塗っておくとかもできるんですよね。これだと多分迫力も出るし手間もないと思うんですが、どっちが優先かと考えるとバッテンの方なんですよねー。

  3. カナヘビ より:

    なるほどー
    となると顔の裏面に白い紙を貼るぐらいですね黒塗装が透けちゃいそうですけど

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      あー、それはちょっとありかも。自分の中の白目需要(笑)が強まってきたら再考してみます。

スポンサーリンク