仕事場で使っているパソコンは、今年2月に中身を入れ換えて最新環境へアップグレードをしています。
この時、システムディスクには最新のNVMe型のSSDを導入したんですが、ちょうどSSDが目に見えて安くなっていく過程だったこともあり、「OSを入れ直して環境構築するために欠かせないパーツ以外は、もっと値下がってから買うことにする」と決めていました。
その筆頭が作業中のデータを置くためのSSD。DropboxやOneDriveのデータを置くことになるだろうから耐久性はあまりなくていい。ただ、速いのがいい。Adobe Illustratorで写真を貼り込んで重くなったデータでも、自動保存が苦にならないものがいい。
自動保存に限らずCtrl+sを押して待ち時間が発生すると、そこで作業のテンポが崩されますから、これが解消できると快適さに直結するんですよね。
Dropboxたちに入れてあるものをそのままSSD内にすべて同期して置いておけるためには、2TBは必要です。じゃあ2TBのSSDが2万円台になったら買おうかな。
そんな風に思って値下がり状況をたまにチェックするようにしていました。
想定外のPRO仕様が3万を切ってて思わず購入
信頼性は二の次で容量と価格を重視と思っていたところ、Samsungの型落ちモデルが29,800円で売りに出ていました。型落ちといっても、PROモデルです。普通7~8万円するよねと即飛びつきました。
この850 PROはMLC方式を採用していて、1つのメモリセルに2bitの書き込みを行う仕様です。一方、PROモデルじゃない850 EVOの方だとTLC方式。1つのメモリセルに3bitのデータを書き込みます。
ざっくり言うと1つのメモリセルに書き込むデータ量が増えるほど遅くなるし、データの信頼性も下がります。でも容量を増やすためには、メモリセルに書き込むデータ量が多く取れるほど有利なわけで、進化の方向としてはそちらに舵取りをするしかありません。
そんなわけで、SSDに関しては「新しいほどいいのかというと決してそんなことはない」と認識しています。容量が足りているなら、古いモデルの方が信頼性が高くても不思議じゃない。
それに現行機種の実売価格を見れば、PROモデルでなかったとしてもお得なぐらいに、2TBのSSDの値段としては格安ですもんね。
箱から取り出したSSDの実物は、さすが登場時には10万円を超えていたパーツだけあって、角が面取りされていたりと仕上げが丁寧。高級感があります。
あらかじめ空けておいたDドライブとして増設する
完全に後で追加する(追加してはじめて完成する)想定でいたので、パソコンはドライブレターとしてDドライブを空けた状態にしてありました。なので、こいつをインストールして、Dドライブを割り当てて、そこにDropboxたちの同期フォルダを移動してやれば、既存の設定を大きく侵すこともなくおさまるはずです。
まずはSSDにレールを取り付けます。ケースにセットするためのもので、これ以降は工具レスでカチャンとはまるんですよ。今ドキのケースはよくできてます。
ケースの中にも、前回の入れ換え時に「あとでここに追加するからね」と場所を空けて、配線を出してあります。
なのでそこにつないで、レールをはめ込むだけで組み込み作業は完了です。
速度を測って、問題ないことを確認して作業終了
Dドライブとして認識させてフォーマットした後、おかしなことになってたりしないか、一応ベンチマークをとって確認してみました。
ネットには同様にベンチマークを取った事例がたくさん出ていますから、それらと比べて大きく劣るようなことがなければ、問題ないと言えるでしょう。
というわけで、測定した数値はこんな感じ。やはり型落ちとはいえ、SATA3規格の上限速度が600MB/sであることを考えると、このインタフェースで出せる限界の速度に達してしまっている様子です。それが今回の価格で…お得感しかありません。
Adobe Illustratorで作業をしてみても、保存時に発生していた待ち時間が気にならなくなっていました。SSDに換えた効果は、実用上も間違いなく出てくれているようです。
最近、SSDも安くなりましたね\(^o^)/
が、ここのところの日韓関係を見てると、若干の値上がりもあるのではと思ってます。
う〜ん、追加のSSD考えようかな。いや、その前にデータの断捨離だ!!
会社のPCもおんなじだ!ディスクが一杯、広いお家(容量の大きいディスク)にお引越し。これを繰り返してるから・・・どんどん、ゴミデータが溜まっていく(^^ゞ
SSD安くなりましたよねー。Samsungの製造にちょっと不安要素が出てきた世情を見ると、買っといてよかったーってなりました(^-^;