サタケシュンスケさんのトークイベントに行ってきた

 先週半ば頃から大阪に帰り、金曜日はその主目的であるサタケシュンスケさんのトークイベント「#もっともっとお金の話をしよう」に参加してきました。

 内容はほんと盛りだくさんで、現状のサタケさんが抱えている(抱えてきた)仕事の単価やそれにまつわる失敗談、現在に至るまでの年収推移と、その中で変化を生んだきっかけについてなどが、伏せ字なしで語られまくる濃い1時間半でした。

 なのに、なんでまた目がいいわけでもあるまいに……

 もったいないことを……と。

 サタケさんは年間でこなす案件の数がものすごいのと、多種におよぶこともあって、実績紹介の幅広さが半端なかったです。相当参考になる数字を見せてもらえたと思います。

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壁は人によって高さが変わるんだなあ……を実感

 昔々、旧ブログの方で、『ぶよぶよとした壁』について書いたことがあります。

 これは何かというと、目の前の固い壁はその場の工夫で壊してこれたんだけど、そのやり方じゃ壊せないそれまでとはちがう壁にぶち当たった時期があったのです。押せば動く、だからその向こう側に行けるような気もする。でもぶよーんとしてるから、力を抜くと押し戻される。すぽんと抜けたいんだけど、押し切れば抜けていけるような気もするんだけど、どうも抜けていけない。
 でも横を見ると、その壁に関しては苦もなく抜ける人は壁であることを感じる間もなく抜けていく。凡人と才ある人を分かつ境目なのかなーとも思う。

 そんな壁。

 結局僕はそこでその道は行き止まりだと判断して、数歩下がったところから別の足場を用意して、その壁とはぜんぜん違うルートを選んで向こう側に行くこととなるんですが、それはまた別のお話。

 で、(凡人側であれば)この壁というのはだいたい皆同じ様なラインにあると常々思っていて、「工夫なくとにかくがむしゃらに働くことで個人が到達できる売上の天井」と、それを越えた先に待つ「がむしゃらに働きつつ工夫をして仕事の回転力をさらに高めることにより個人が到達できる売上の天井」で、だいたいそれぞれこの辺かなと見ている数字がありました。そして、後者でぶち当たる天井が上で書いた「ぶよぶよとした壁」です。

 そこが抜けなくて土台からやり方を変える必要に迫られるわけですが、その結果でやっと届いた領域にサタケさんはすこんと到達してるんですね。だから苦もなく抜いていった側の人かと思っていたら、その後ご本人と話したところ、なんとなく今の位置で壁を感じてはいるとのこと。
 「そうか、あの壁の高さはその人のスキルでこれだけちがってくるものなんだ」
 「あの時すこんと抜けて行ったように見える人たちも、その先で同じ壁にぶつかってたのかもしれない」
 そんなことを思いました。

 その後の懇親会でも、もう一人同じ壁を感じている人がいて、やっぱりどう打破するか考える時期に来ているとのこと。

 僕が「別の足場を用意した」ことに対する選択を、お二人は今後どのように選んでいくのか。僕よりもぜんぜんお若くて、かつ勤勉な二人なので、採る選択肢も自ずとちがってくるはず。
 非常に興味深いです。

懇親会は相変わらず傍観者になってたりとか

 セミナーの後は部屋を変えて、サタケさんへの質問コーナー&懇親会。

 僕はというと相変わらず後ろの方のひと気のないところでぼけーっと眺める側になってたんですが、しばらくそうしてたら同じようにぼけーっと眺める側ポジションにまわってきた人が一人。なんとなく話してたら「実はまだ開業して半年も経ってなくて実績作りを頑張ってるとこなんです」と。聞けば今日のために名刺も新調してWebサイトもこさえてきたというので、それ絶対このまま帰ったら後悔しまくるパターンやん!と思って、途中から会場にいたバリバリ稼いでますよ系の知り合いに紹介してまわるようにする一幕がありました。
 名刺の絵にめっちゃ味があったし、言うこともいちいちシュールで面白い人だったからなんですけど、そしたら緊張が限界を越えてしまったらしく胃痛で動けなくなってしまったという……。

 一応本人の意向は確認した上での行動だったんですけど申し訳なかったかも。ごめんなさい。

終始笑顔を忘れない良いイベントでした

 内容盛りだくさんだっただけに、当日の進行はかなりカツカツだったはずで、それは進行役を務める主催の方の表情の硬さに時折あらわれていたように思います。でも、ずっと笑顔なんですよね。笑顔と元気で会場の空気を楽しくしよう楽しくしようと心がけてるのがすごく伝わってきて、だからこそお金の話のような生々しいものが食あたりを起こすこともなくカラッと腑に落ちる楽しい話に変換されていたと思います。

 なんだかんだと普段一方的にSNSで拝見させていただいている(そして勉強させてもらっている)方々にも挨拶することができたし、得るところの多い楽しいイベントでした。
 当日お相手してくださった皆さん、主催のご三方、そして一切のタブーなしにすべてに答えていたサタケさん、ありがとうございました!

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