4月以降はのんびりペースで仕事を進めるようにして、「落ち着いたら会議しましょう」と会議の予定がなるべく先送りできるよう調整していました。
ところがまあさすがにこれ以上は遅らせられないよねとなりまして、でも東京に集まるのもなあということで、今さらながら自分のところもビデオ会議の必要が出てきました。じゃあWebカメラがいるなと、そういや昔買ったちょっといいやつがあったはずだぞと、パソコン色々パーツ箱をひっくり返して漁ってみたところ出てきたのがこいつ。LogicoolのQcam Pro 9000です。
でもなんか首がぐらぐらしています。そういやそれが気にくわなくてパーツ箱にご隠居いただいてたんだった。
カメラ性能自体は良いモノのはずなので、なんとかそこだけ調整できないかしらと、分解してみることに決めました。
スタンドをばらしてみよう
スタンドと本体カメラ部分をつなぐ中身が確認できれば、そこのネジを締めるなどして調整が効くんじゃなかろうか。
そう予測をたてたので、まずはスタンドをばらしてみることにします。ネジが見えてますからね、これを取っ払えばいいわけですよ、かんたんかんたん。
ところがネジをすべて外してみても今ひとつパカッと外れてくれません。
わかってるよこういう場合はたいていゴム足の下にネジが隠れてるんだよな……ってことで滑り止めのゴムを引っぺがしてみる。
やっぱりネジが隠れてた。
このネジを抜いたら、スタンドをパカリと二つに開くことができました。
じゃあ首の部分はどうなってるかな……と
残念、調整できそうな機構ではありませんでした。
悔しいから本体もばらしてみよう
見るとカメラ本体部分にもネジが見えます。
じゃあこっち側で締め込むことできるかもしれないから、さらにばらしてみよう。ネジを外して本体もパカリ。
あ、駄目ですね。調整させてもらえそうにない。わかりましたわかりました。
けっきょくは力わざ
スマートにやりたかったんですが、こうも調整の余地がないなら仕方ありません。物理的に調整することにしましょう。工具箱をひっくり返してなんかないかなーと出てきたのがブチルゴム。これでいいや。
ブチルゴムというのは、基本的にはゴムなんですが、ぎゅいーんと引き伸ばすと自分自身とくっついてくれる自己融着テープです。本来の使い方ではないですが、これを適度な大きさにきって、隙間に入るようちょっと引っ張っていい感じの薄さに伸ばして、こんな感じで隙間に突っ込んでやる。
伸ばしたことで粘着性がちょっと出てるのか、ゴムのくせに両面テープとしっかりくっつきます。それで端が浮いてこないようにぺたりと貼り付けて完成。
まあ、首はぐらつかなくなったので一応目的は達成できたわけだしいいかな……。
10年ほど昔に買った製品のはずなので少し不安でしたが、ちゃんとWin10用ドライバも公式サイトに置いてあったし、画質も上々。無事テレビ会議の準備を整えることができました。
しかしこれ、なんで買ったんだろう。10年前の自分にテレビ会議の必要性なんて欠片もなかったはず。多分今よりさらに輪をかけてバカだった時代のことなので、「見た目が可愛かったから」とかそんな理由で買ったんだろうな……。
エポキシパテとかで隙間を詰めるか固めるのかなー、と思いきやまさかのブチル。
『なぜWEBカメラを買ってあったのか』よりも『工具箱をひっくり返してなんかないかなーと出てきたのがブチルゴム』の方が謎めいているような・・・。
え!ブチルゴムって重宝するから、常備してないですか?(^-^;
私もコロナ騒ぎが始まったころ、会社のデスクトップPCにカメラを付けるために、以前購入したWEBカメラを探しました。
でも、家のPCがすべてカメラ付きに代替えしていたので、数年前に行った整理の時に捨ててしまったようです。取説だけが残っていました。
悲しい…( つД`)