バイクに CarPlay(もしくはAndroid Auto)対応モニタ Maxca C5 Pro を取り付けよう – その1

 バイク用のナビにはスマホをハンドルにマウントして使っているんですが、これだと機種変更する度に「どうやってマウントする?」問題が出てしまいます。
 最近の車でよく見かけるCarPlay(もしくはAndroid Auto)対応のモニタがあれば、スマホを機種変更してもペアリングの設定を切り替えるだけ。万が一事故があっても、壊れるのはモニタ側だけなのでスマホが無事で済みそうなのも良い。

 そんなことを考えていたら、AliExpressでこんな品を見つけました。Maxca C5 Proと言います。バイクに取付けるワイヤレスCarPlay対応のモニタらしいです。

AliExpress Maxca Online Store

 5インチというサイズもいい感じだし、2万円しない値段もリーズナブルでいい感じ。
 さっそくポチってみたのでした。

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デザインはあれだけど、質感はまずます

 そうして届いたのがこちらです。

 モニタ本体と、車両側に備え付けるクレードル、車両側電源ケーブル、USBからクレードルの電源をとって使う場合のケーブルや、モニタ単体で使いたい場合の電源ケーブル(USBケーブル)、他にマウント用機材として、RAMマウント互換パーツが色々ついてます。

 モニタのベゼルが広めで、筐体の作りも厚め。デザイン的には少々古臭くやぼったい感じは否めませんが、バリもなく仕上がりも綺麗で、質感は悪くないです。ただ、たとえばクレードル背面には感圧式ディスプレイを操作するためのタッチペンがささってるんですけど、このモニタ自体は今どきのスマホと同じく静電容量式なので、このタッチペンで画面をさわっても一切反応しません(念のためメーカーにも確認してみましたが、感圧式ではなく静電容量式という回答でした)。そういうところは「中華製品だな~」と苦笑いしちゃうポイントです。

RAMマウント互換なんだけど、今回は使わないことにする

 クレードルを車体に取付ける際は、RAM互換のボールパーツを使うようになっています。

 いずれもアルミ合金製のようで、手持ちのRAMマウント製品と組み合わせて使っても一切違和感がありません。というか、本家の方が多分仕上げが汚い。
 CB1300SFの時に使っていたRAMマウントパーツが色々あるので、最初はそれを使って取付けるつもりでしたが、途中で少し気が変わりました。RAMマウントって、どうしても「台座のボール」「アーム」「取付ける機材のボール」の3つを組み合わせる必要があるから、少々大きくなるんですよね。

 できればもっとすっきり取付けたい。可能なら、ハンドルポストと一体化するぐらいにまとめたいところです。

 どうもこのクレードル背面に付いているRAMマウント(互換)の4つ穴パーツ、下記のQuadLockのベースパーツの寸法図を見ると、ほぼほぼ一致するっぽいんですよね。

 これでなんか綺麗にまとまらないかなあと買ってみました。届いた品を比べてみると……

 ちょっと配線の出っ張りが邪魔をして「完全一致!」とまではいきませんけど、これなら十分差し替えがききそうです。

 うん、これでまとめてみましょう。

オスメス変換パーツを作ろう

 QuadLockは、台座に近い側が常に凸型歯車形状で、先端に近い側が凹型歯車形状になっていることにより、両者をうまく噛み合わせて固定できるようになっています。
 ところが今回は本来台座側に来るはずのパーツを先端側のクレードル背面に付けたわけだから、そのままだと凸型と凸型がぶつかりあうことになって、うまく噛み合わせることができません。まあ噛み合わなくてもネジで留めちゃうから良いような気もしますけど、どうせだから一工夫しておくことにしました。

 そこで、3Dプリンタでこんなギザギザパーツを作ってみました。

 これをクレードル背面の台座にはめ込むとこの通り。

 オスメスが逆転して、凹型歯車形状のできあがりです。これならうまく台座と噛み合わせることができるはず。

じゃあ車体に取付けてみよう……と思ったら

 それでは既存のスマホナビを外して、このモニタに付け替えてやりましょう。
 今現在使っているのがこちらの「GalaxyNote10+をQuadLockで取付けてナビ専用機にしてiPhoneのテザリングで運用しているもの」です。

 メイン機として使いつつQuadLockで脱着していた時は良かったんですが、専用機にしてしまうと、「出発前にテザリング設定が必要」「1ヶ月とか間が空くとバッテリが枯渇しているので、30分くらい乗って充電がある程度進むまで電源がオンにならない」「電源がオンになっても急速充電で熱を持っている間は輝度が上げられなくて昼間の視認性皆無」という案配で、でもiPhoneにQuadLockのカバーつけたくないしなあってことで、今回のモニタが欲しいぞになっちゃったんですよね。

 アームから先を外して、残った台座部分だけ流用することにします。

 この台座に、上述のQuadLockの4つ穴ベースを噛み合わせた上でネジ留めして、そこにクレードルを付けるわけです。
 使うネジはQuadLockに付属のこのネジで……ん?

 クレードルの背面を見て「ん?ん?」と。

 こりゃ駄目だ。ネジの頭の逃げを作ってやんないと密着させることができません。

 幸いモニタがはまる側には、多少ネジの頭が飛び出ても大丈夫なスペースがあるので、ここに穴を開けちゃいますかね。

 開口する穴の径を測ります。

 ドリル一式は仕事場にあるので、移動して作業して帰ってきて……たら日が暮れそう。今日の作業はこれまでとします。

取り付け位置の確認だけしておきますかね

 ハンドル側の台座は今の位置ではなくて、ハンドルポスト中央に設置して、そこにモニタを据え付けるつもりでいます。角度的に大丈夫か、メーター類の視認性を邪魔しないかだけ、一応確認しておきましょう。

 電圧計の数値が覗き込まないと見えないようになっちゃいましたが、まあそれは仕方ないかなあ。

 配線の取り回しもシミュレーションしておこうとあちこち通してたら、既存の配線で皮膜が破れてるものを発見。

 ハーネステープでぐるぐる巻きにしておきます。

 2013年のモデルだから、もう10年選手。ゴム系はあちこちやれが出てきてますね。

  1. デコピン より:

    スマホの機種変更ごとにホルダーを交換しているとの事ですが、私は変えていないですよ。
    一時は会社用のiPhoneも使っていましたが、ホルダーはXperia用に用意したもので大丈夫でした。
    カープレイで運用するとの事ですが、スマホの方の電源も別に用意しているのですか?
    車の方で、Android Autoを試してみたのですが、機能が制限されてあまり使い勝手は良くなかったです。

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      そうですか?CarPlayでは「便利だな~」と実感することしきりです。

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