先週金曜日、有明のビックサイトで行われていた東京モーターサイクルショーに行ってきました。
以前は毎年のように訪れていたイベントですが、今回は実に4年ぶり。2019年に行ったこの時以来となります。
まあ4年ぶりとはいっても、コロナ禍の影響で2020~2021年は中止になっていたみたいだから、実際は昨年行かなかっただけっぽいんですけどね。
バイクブームの観察も兼ねて、一般公開日に行くのです
そんなわけでやってきましたビックサイト。なんだかんだイベントの度に来てるから、なんとなく見慣れてきた今日この頃です。
以前雑誌連載させていただいてたご縁もあって、いつもだとバイク業界のツテを頼ってプレス向けの時間に潜り込むんですが、今回はここ数年盛り上がってきているバイクブームを肌で体感したかったのもあり、普通に午後からの一般公開の方に行ってきました。
雑誌でお仕事いただけなくなって、もうずいぶん久しいですしねー。
平日とはいえ「混んでるだろうなあ」と戦々恐々としていたのですが、
意外とそんなこともなくスムーズに入場できたのは、うれしいようなちょっと期待外れのような。
125ccクラスの盛り上がりがうれしい!
近年いい感じのバイクが増えてきてるなーと強く個人的に感じているのが、維持費のかからない125ccクラスのバイクです。50ccバイクのような時速30km制限や二段階右折などのわずらわしさがなく、軽くて扱いやすく、車検もなくて、任意保険はファミリーバイク特約で済むといいこと尽くし。初心者におすすめできるのはもちろん、自分のようなメインバイクが他にある人にとっても、「近所の足用とかオフロード遊び用とかの用途ごとにあってもいいんじゃない?」と脳内の悪い大人がささやきかけてくる危険で魅惑的なクラスです。
場内に入って、まず目指したのはYAMAHAのブース。お目当てはつい先日国内販売が発表されたXSR125です。
125ccとは思えないサイズ感。そして、磨いて眺めてうっとりできそうな質感。サブバイクじゃなく、メインバイクとして最初の1台にどうですかと訴えかけてくる雰囲気がプンプンします。これからバイクの免許を取って~という人に是非勧めたくなるバイクですね。
自分の嗜好としては「ちびっこくてコロコロかわいいサブバイク」を求めているので、続いて今度はHONDAブースへ。
こちらはなんとブースへの入場に驚きの60分待ち。
HONDA GOアプリでガチャガチャが回せたり、バイクを円形状に並べてぐるぐる回るメリーゴーランドがあったり(もちろん乗車可)、遊園地のゲーセンコーナーにあるような「100円入れたら前後に乗り物がゆらゆら動く」あれを子ども向けオフロードバイクで作って乗れるようにしていたり、またがると前方から風が吹いてきてカウルの効果を実感できるようにしていたりと、凝りに凝った展示内容には「そりゃ混むわ」の他に言葉が出ません。
ここでのお目当てはカブ系のバイク。特にDax125は外せません。
Dax125ははじめて実車を見たわけですが、期待を裏切らない質感とかわいさが「良い!」の一言です。一方、自分の知っている質感とは良い意味でちがっていて驚いたのがMonkey125。「今のMonkeyってこんなに良い作りなんだ!」と思わずちょっと欲しくなったりも。
ただ、実用を考えればやはりハンターカブかなあ。特にキジマブースに置いてあった、大型のケージを付けたハンターカブは、近所のお買い物に、釣り場のラン&ガンに大活躍といった感じで、Dax125と甲乙付けがたい魅力があります。
どっちがいいかなあ、やっぱりDax125をダートタイヤ&大型キャリア化して、リアルスケールプラモデル的に「カスタムも楽しむ」のがいいかもなあ。
電動バイク(EV)が一気に来てる!
そんなことを言いつつも、「じゃあ注文しに行こう」とまでならないのは、実のところサブバイクを入手するのであれば次はEV(Electric Vehicle)がいいなと思っているからです。
電動キックボードで体感しちゃうと、あの「音がしない、排気ガスがない、下から強くリニアな出力、給油の手間なし」な乗り物って、サブとして日常の足には最適じゃないかと1台おさえておきたくなるんですよね。特に生活に近い場に入りこむほどに、音と排気ガスの問題がないのはでかいです。
そう思いながら場内を回っていると、今年は魅力的なEVがあちこちに並んでいました。
特にスウェーデンのCAKEが展開するバイクシリーズ(上の写真左上)は、佇まいが非常に洒落ていて思わず目を奪われました。まあ……お値段的に多分「サブ」とか言えないバイクなんだと思いますけども。写真左下のCOSWHEELは、電動キックボードや電動自転車でも見かける機会の増えたメーカーだと記憶しています。他にも色々な会社が参入してきているようで、ますますラインナップの拡充が楽しみな分野になってきました。
そうした中で、僕と同じ世代のおじさんなら間違いなく食いついちゃうよね!と声を大にして言いたいのが、こちらのFELOTOOです。
モトコンポやん!
生きてたのかモトコンポ!会いたかったよモトコンポ!
中国のFELO社が展示するコンセプトバイクらしいですが、EVだから内部に液化燃料はなく、元祖モトコンポと同じくハンドルを折りたたんで収納できるコンパクトな形状。元祖よりも車載向きのイカす存在になりそうです。市販化も視野に入れているようなので、是非とも期待したいところです。
これが出ちゃったらサブバイクはこれ一択だなあ。
会場の様子が以前と変わったような気がする
ところでこの日、Twitterでぶつぶつツイートしながら回っていたら、バイク業界の大先輩な小林ゆきさんから声がかかりました。
BDSバイクセンサーに寄ってって下さい~😊
— 小林ゆき⛄🇮🇲🏍 大阪/東京/名古屋モーターサイクルショー (@yukky_rt) March 24, 2023
じゃあ行かないとなーってことで「BDSってどこだ?」とうろうろしてようやく見つけたと思ったら、タイミング悪くご本人は登壇中(真ん中の人が小林ゆきさん)。
ここには載せられないようなとてもエッチな服装のコンパニオンさんが多数いるブースだったので、そのへんを眺めて目の保養をしながらしばらく様子を見てたんですけど、どうもしばらく終わりそうにないので、心の中でお辞儀をしてその場を後にしました。
この時間帯になると入場当初とはちがってずいぶん人が増えていて、あっちを見てもこっちを見ても人!人!人!
実際の入場者数はどうなんでしょうね、個人的には若い人が増えて一様にバイクをキラキラした目で見ており、今までバイクに見向きもしてなかった世代の子たちが、その魅力に食いついてる感じがして嬉しかったです。
あと、このBDSブースに来た時にすごく思ったんですけど……。
カメコっていなくなりました?
以前はこんなエッチい服装のお姉さんがいる場所には、それを囲うようにカメコが密集していて、通りづらいわカタログもらいづらいわで「邪魔だー!」って感じだったんですけど、そういうあからさまな撮影をしている人はぜんぜん見かけなくなっていました。
そういうところも、以前とはちがう層の人が今の業界を形成しはじめているのかなーと思ったり。
……と書いてたら長くなっちゃったので、バイク用品関係については、また明日書きたいと思います。
おはようございます。
キタミさんも24日の午後に行ったんだ!私もその日の午後に行って、一般入場20分前から並んじゃいました。
ホンダブースが60分待ちでしたか。私はスズキを見てから行ったのですが、15分位で入れました。その代わり、ヤマハブースは列が長かったので、入るのをあきらめました。
金曜の午後という事で、若者よりリタイアした年代の方が多いように感じました。その為、カメラ小僧が少なかったのかもしれませんね。その代わり、おまけを貰うのにSNS登録をしないと貰えないため、各ブース前はSNS登録をする人で動きが止まっていました。
しかし、警視庁は太っ腹ですね。他のブースはシールが主だったのですが、ワンショルダーバックを配っていました。JAFでは仮面ライダーのチョコをゲットしました。
デコピンさんもちょうどいたんですね。どっかでニアミスしてたかもしれないですね~。
開場直後は人がまだまばらだったので、列の大小はその影響もあったのかもしれません。最終的にはホンダブースの待ち時間もっと増えてたみたいですし。
今回そういえば、グッズは疲れちゃってあまりゲットしに回れなかったなあ。
来場お疲れさまでした。
自分は25日のお昼過ぎに入場したのですが、もう人が多いこと多いことに驚きました。客層も若い人が多いし女性もこんなに来場されていたのか、というくらい沢山いましたね。ご指摘の通りカメコ的な人は自分は一人も見かけませんでした、恰好が一般化してカメラ性能の良いスマホを持ち歩いてたから気づかなかっただけかも。
色々な車種を跨ってきましたがスズキのVストロームSX、ちょっとシート高が高めですけど車重の軽さで気軽に乗れそうでおススメでしたよ
土日はさらに一段と人の出がすごかったでしょうね!金曜日も、若い人がカップルで来ているのがすごく増えたと思いました。そのせいか、なんか雰囲気が明るくて良かった気がします~。
Vストロームは昔から気になる車種のひとつです!と思ったら、あれの250cc版が出たんですね。確かに良さそうです!
一時は大型バイクばっかりになってましたけど、こういう250cc未満のクラスが増えていくのは入り口が広くなって良いですよね~。