東京モーターサイクルショー2023に行ってきた – バイク用品とか編

 お好みのバイクについて書きなぐってたら、やたら長くなっちゃった昨日の東京モーターサイクルショーレポート。

 今回はその後編として、バイク用品まわりについて取り上げていきます。

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もはや定番アイテムになった感のあるインカム

 バイクユーザーにとって、かなり定番アイテムになった感のあるのがインカムです。
 一時期は高性能競争があって、「より遠くまで届く」「より多くつながることができる」と突き進んだ結果、新機種が出る度に大きくなっていったのがこのインカム。

 最近はその次の段階に入ったのか、「違和感なくヘルメットと一体化する」「小型で目立たない」方向にも進化が枝分かれしているようで、B+COMの小型バージョンや、特定のヘルメット専用とすることで違和感なくおさまるようにしたものなど、スタイリッシュなものが目につきました。

 そうした喜ばしい変化を眺めつつ、自分的に「音が良い」という評判を信じて次の買い換え候補に挙げてあったCardoのインカムを見に行ってみたら……

 うーん、でかい。写真で見る分にはすっきりコンパクトな形状に見えていたんですが、実物はその想像から2回りくらいでかかったです。
 フラッグシップモデルだから、どうしてもでかくなっちゃうかー。

ヘルメットの高機能化は進むのか否か

 一方で、やはり流れからいえば「だったらインカムもヘルメットに内蔵しちゃえばいいじゃん」的に、ヘルメットの高機能化も進むわけで、HUDとBluetooth、スピーカーなどを内蔵したヘルメットの展示もちらほら見かけます。

 なかなか普及ベースにまで降りてこないですけど、見た目からしてSFチックでかっこいいですから、並んでいるとついつい眺めてしまうアイテムです。

 その一方で、昔OGKのFF-5ってモデルを愛用していたんですが、その系列になるんでしょうか、ふと見かけて「かっこいい!」と惹きつけられたのがこちらのヘルメット。

 F-17というモデルのようです。ずいぶんシュッとすっきりしたデザイン。これだったら次の乗り換え候補に入れといてもいいかもしれません。でもAraiのヘルメット買ってさほど経ってないから、乗り換え時期には次のモデルになってるかなあ……と思ったり。

 そうなんですよね。個人的には、ヘルメットの帽体とインカムの乗り換えスパンが等しいとは思えないところがあります。なので、「帽体へのインカム内蔵」よりも、組み込み形状とサイズを規定した業界標準を作り、ヘルメット側がそれに対応することで見た目を損なわずに各社のインカムを選択できる「ユニバーサル通信ソリューション」の流れに期待したいところです。

 でも今回それに沿った展示あったっけ?掛け声倒れになってなければいいのですが……。

実は今回見たかった大本命のブースがTANAX(タナックス)

 いい加減歩き疲れて両足ともに痛くなってきたあたりで、TANAXのブースを発見。部長代理のくまさんにご挨拶から。

 一番見たかったのがこのヘルメットワイヤーです。フロントブレーキのリザーバータンクにワイヤーホルダーをとも締めして、走行中はここにワイヤーを巻き付けておいて、停車時はほどいてヘルメットに通してロックしておける。

 実はうちの愛車であるMOTO GUZZI V7の定番ヘルメットロックは、その設置場所がすごくよろしくなくて、普通に使うとマフラーと接触してヘルメットが溶けそうなんですよね。そうならないようにひと工夫して固定しているものの、それが毎回となると正直ちょっとめんどくさいので、これが余計魅力的に見えたのでした。

 ワイヤーはかなり心許ない太さではありますが、通常のヘルメットホルダーに引っかけておいても顎紐を切られたらおしまいですから、特別こっちが安全面で劣るとは思いません。実物を見てもやはり便利そうだなと思ったので、是非とも早期に販売開始となって欲しいものです(まだ発売検討中だったと思う)。

 もう一個いいなーと思ったのがこちらのシートバッグ。バックパックとしても使える便利物です。

 シートバッグとしてもバックパックとしても違和感なく使えそうだったので、店頭に並び始めたら吟味して購入を検討したいなーと思いました。

その他気になったもの

 あとはそれ以外に気になったものたちをちょこちょことご紹介。

 そして最後はなんといってもサイクロン号ですよ。

 今話題の映画、『シン・仮面ライダー』で登場するサイクロン号が、場内で展示されてるんですよね。ハリボテ感がなく、かっこよかったです。

 ……というあたりで、デジカメのバッテリーも赤く点滅をはじめ出し、会場もぼちぼち終わりの時間かなという案配になりました。
 散々歩き回ったせいか、常日頃の運動不足もあって両足がもう痛い痛い。逆に言えば、そこまで回ってしまうくらいに気になる展示が多かったということでもあります。楽しい一日になりました。

 帰宅後は疲れ切っていたので早々に寝てしまい、その翌日。サイクロン号を眺めた余波か、ずっと頭の中で子門真人が「せまる~ショッカー~」と唄ってて、1日中鳴り止みませんでした。

コメント

  1. デコピン より:

    インカムは現在4台持っています。最初はデイトナの「聴くだけ」にしたのですが、やはりそう交通に電話の着信が気になり、中華製のインカムを買いました。OGKの「リューキ」を買った時に性能が良いものが欲しくなりセナの「5S」を買ったのですが、風切り音が気になって、マイクとスピーカーが一体型の物に買い替えました。音に難点は有るものの、ソロで走る分には、使い勝手はこれが一番いいですね。
    ただ、外付けタイプのインカムは、どれも配線の通すとヘルメットのインナーがちゃんと収まらないのが難点ですね。
    仮面ライダーが最初に流行った時が中学3年の時で、子供二人も女の子だったのであまり仮面ライダーに興味はなく、仮面ライダーのブースは飛ばしちゃいました。タミヤのRCバイク体験も時間が合わなくてやりませんでした。

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      色々試してますね!
      配線のおさまりは自分の場合気になったことないですけど、スピーカーが今ひとつぴったりはまらないんですよね。あのへん、共通規格化で綺麗におさまるようになると嬉しいなーって思ってます。
      となると買い換えはまだ先かなあ(;´ー`)y-~~

  2. ジェットストリーム より:

    いいなーいいなー笑
    モーサイショーやモーターショーとかって、ホント気がついたら足が痛い!ってくらい夢中で歩きますよね。
    私は今年も無理やり仕事を入れてもらって名古屋で見てくる予定ですが、良い予行演習になりました♪
    去年はガンナーがお気に入りでしたが、今年は私もモトコンポEV(?)かな。

    詳細なリポートをありがとうございます!(名古屋にもそんなお姉さんはいるのかな♪笑)

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      名古屋行くんですね!モトコンポEV、色々試してきてください。さわれる場所にもう1台置いてあったので、確認すれば持ち上げたり変形させたり、もしかしたらさせてくれるのかもしれません(自分は疲れてて見るだけで通り過ぎちゃった(^-^;

      お姉さん、「それはもうお尻じゃないか?隠さなくていいのか?」っていう人がちらほらいましたよ。こちらも楽しめるといいですね!(笑)

  3. ジェットストリーム より:

    名古屋に行ってきましたー。

    モトコンポEVもそんなお姉さんもいませんでしたが(泣)、同コンセプトのバイクを発見!なかなかいい感じでしたよ。

    株式会社ICOMA | TATAMEL BIKE(タタメルバイク)
    たたんでハコべる電動バイク「ICOMA TATAMEL BIKE 」を企画開発するハードウェアスタートアップ、株式会社ICOMAの公式サイトです。


    サイドパネルを横に跳ね上げるとテーブルにもなるし、キャンプとの相性は良さそう。
    ベンチャー企業みたいですが、これが更に災害対策の大容量バッテリーになるといいですね、と勝手な要望を社長に伝えました笑。

    そんなお姉さんには会えませんでしたが、小林姉さんは活躍されてましたよー笑

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