3Dプリンタで模型を出力していると、模型をサポートから取り外した際にうまくはがせず、ところどころ形が歪になってしまうときがあります。歪になった部分は、ARTIMA7を使ってやすり掛けを行って綺麗にしていくわけですが、なかなか時間がかかることも多く……。
そこで、形が歪になってしまった部分を「ニッパーで切り落としてからやすり掛けを行う」といった流れにしたところ、作業時間が短くなりました!今回は、この作業で使っているニッパーの使い心地について、書いていこうかなと思います。
こちらが、現在使っているニッパー。タミヤ クラフトツールシリーズの先細薄刃ニッパーです。
ニッパーを使うのはこんなとき
例えばパソコンくんの手足を出力したとき。出力した後、サポートからはがしたものを見てみると、手の先端や足の端が尖っていることがわかります。
この尖っている部分をすべてやすり掛けで綺麗にしようとすると、時間もかかるし、やすりの減りも速いしで、作業効率が悪い……。そこで、タミヤの先細薄刃ニッパーを使ってみようという話になったのです。
どんな風に使用してるかというと、先細薄刃ニッパーで、尖っている部分をある程度周りの形に合うよう切っていく感じ。こうすることで、やすり掛けしないといけない部分が大幅に減るので、作業時間を短縮できるようになりました!
正確な時間はわかりませんが、体感的には1個の模型にかかる時間が6割くらいになったんじゃないかと思います。
刃が薄いことのメリット
今まで使っていたニッパーとの違いはなんといっても、先端の刃の薄さです!刃が薄いから奥まった場所も切れるし、自分が切りたい場所でしっかりと切ることができます。
奥にあるのが今まで使ってたニッパー、手前にあるのが今使っているタミヤの先細薄刃ニッパーです。今までのニッパーだと、刃が厚い分、どうしても切りたい場所よりも少し手前で切れてしまっていました。もっと奥の方で切りたい!と思っても、刃が厚いからどうにもならなくて。
通常使うようなハサミであればもう少しなんとかなるかと試みるも、これも結局は刃の切断面が少し内側になるため、上に載せた写真(パソコンくんの足)のように小さいパーツだと、なかなかギリギリの位置を切り取ることができません。
それが!このタミヤの先細薄刃ニッパーだと、自分の想像通りの場所を切ることができるのです!!
この「想像通りの場所で切れる」ということが、とっても気持ちいいんですよね。使っていて楽しいので、今までのニッパーで済むような場面でも、思わずこちらのニッパーを使いたくなっちゃいます。
ちょっと残念だな~と思わなくもないのが、カバーがついてないこと。刃がむき出しになっているので、保管方法にすこし気を使わなければなりません。でも、それくらいしか不満はなくて性能に関しては文句ひとつありません。新しくニッパーを買おうかな~と考えている方や、細かい作業をしたい方なんかかにお勧めです。
私は一般クラフト用の両テーパー刃のニッパーを使っていましたが、うまく切れない時もあるのでヨドバシアキバに模型用のニッパーを見に行ってきました。でも、結構なお値段なんですね。特にタミヤの薄刃の物は格段と高い!なので、結局は買いませんでした。
でも、お仕事で使うならやはり高くても良い道具の方が、良い作品ができますよね。
ニッパーの刃先のカバーは、2021年1月に先生が作成しているので、新しいニッパー用も作って貰ってはいかがですか。
ニッパーの値段の相場を知らなかったのですが、タミヤのニッパーは高いんですね…!
でも使い心地がそれまでに使っていたものとは全く違ったので、値段が張るだけのことはあるんでしょうね!
きたみさんに作ってもらえないか聞いてみます笑
カバーは、ほら、きたみさんに頼んで、3Dプリンターで出力してもらえば。笑
作ってもらえるよう頼んでみます!笑