MOTO GUZZI V7の持病と言われる、摩耗したスラストベアリングを交換した(あとお散歩)

　うちのバイクのMOTO GUZZI V7(以降V7)さんで良く言われる持病のひとつに「スラストベアリングの摩耗によるクラッチの重さ」があります。

　数年前に知人が僕と同じ年式のV7オーナーになった際、ここも真っ先に直しておいたそうで、その際に余った新品のスラストベアリングを「あげるよ～」って送ってきてくれたんですね。じゃあありがたくうちのも交換しとくかなーと思ったわけですが、作業を見るとなかなかめんどくさそう。固着とかしてたらまず泣きそうになること間違いなし。

　ちょうど車検の時期でもあったので、「よしこれはバイク屋さんにまとめてお願いしよう」と決めて、近所のいつもお世話になってるバイク屋さんに車検とあわせてやってもらってきました。

クラッチのキレがいい！

　交換したのは、パーツリストでいうこちらの図の9番です。

　やっぱりなかなかめんどくさい作業だったそうで、「幸い固着してなかったから良かったけど、これ固着してたら、ちょっとやりたくないなあ」って苦笑いする程度には面倒だったっぽい。なんか工具が入らない場所でやりづらいんだとか。

　ちなみに交換前後のスラストベアリングがこちら。

　交換前の品には溝が掘られていてベアリングを蓋するような形状に見えますが、実際は溝なんてない平坦な蓋が、中のコマで削られて現状のように変形した様子。その変形も狙ってそうしているのか、意図せずこうなっちゃってるのかどうなんでしょう。
　バイク屋さん的には「なんでここにこれなんだろう…？」という選択らしくて、なんとも言葉をにごしてました。

　で、交換後は「目に見えてクラッチが軽くなる！」とまではいかず。ただ、初期入力としての握りはじめの重さは変化なしなんだけど、握りはじめたらその先がスパッと切れる感じで軽いです。ぐにゅっと握る感触じゃない。
　車検整備後というのもあって、カコンカコンとギアチェンジも超軽快。

　これは気持ちよいし天気もいいしで、少し散歩しないともったいないなあ……。

無料になった外房有料道路と、無料で走れる(区間の)九十九里有料道路で、外房の海まで一直線

　今年全線無料になった外房有料道路というのがありまして、これを使うと内房の蘇我あたりから外房の茂原まで一直線に行けちゃうんですね。そのまま直進していけば九十九里有料道路。この道路も「有料道路」と言いながら、料金所を通らない区間であれば無料で使える快走路だったりします。

　そんなわけで、この日は久しぶりに外房の海を眺めに行ってきました。
　目当てのお店は閉まっていたので、九十九里有料道路の波乗りパーキングでパンケーキを食べて、一ノ宮川の河口周辺を「どんな釣り場があるかなあ」と小一時間お散歩です。

　外房はやっぱり内房とはちがう「海の街」という風情がいいですね。内房も、木更津あたりまで降りていけばそういう景色に変わっていくんですが。

　何はともあれ車検も終わり持病も無事解消。また2年、MOTO GUZZI V7さんとのお付き合いは続く模様です。