Nintendo Switch(以降スイッチ)で、スプラトゥーンやフォートナイトなどを好んでプレイする息子くん。限定マリオカラーの本体だったはずが、気がつくといつの間にかライトブルーとピンクのジョイコンに置き換わっているではないですか。
僕「あれ?それ俺が4人で遊ぶ用に買っておいた予備のジョイコンじゃないの?」
息子「だって俺のジョイコン、左スティックが反応しなくなっちゃったんだよ」
しかも聞けばそうして換えたジョイコンの方も最近は反応が怪しいんだとか。
いやいや、何をそう次から次へと壊してくれてんだこのバカ息子。とはいえ最近は自分の手持ちのスイッチも若干反応が怪しくなってきているので、これを契機に自分で修理ができないものか試してみることにしました。
分解・交換作業用に修理キットを買ってみました
交換にあたり、今回はスティック部品だけじゃなくて工具まで一式揃った修理キットを買うことにしました。その方が面倒がなさそうと判断したからです。
ドライバー類の品質が心配でしたが、まずまず大丈夫っぽい。特にY型ドライバーに関しては、露骨に歪んだり軸がずれてるということはありませんでした。
ちなみにレビューを見てると「付属のY型ドライバーはスイッチのネジにサイズがあわなくて舐める」という記述がところどころにあり、ちょっと不安だったのであちこちで「ジャストサイズ」と書かれていたY2.2のドライバーだけ別途購入しておきました。
……が、結果から言うとこれは使いませんでした。外せないことはないけど、ドライバーの方が大きすぎて深く噛み合いません。ジャストサイズなのは上記キット内のY2.0の方だと思います。精密ドライバの使い方(手のひらで押しつけながら指先で軸部分だけくりくり回す)ができていればまず問題はないはず。
一方で、付属の+ドライバは質が悪くて歪みもあり、すぐ舐めそうになります。これはサイズも合ってない気がするし変えた方がいいかもしれません。
一応今回はそのまま使いましたけど、相当気合いを入れて押しつけないと舐めそうな嫌な感触が時々あるので冷や汗ものでした。
ちなみに、本体カバーの分解につかうのがY型ドライバーで、その後内部をバラす用途にはすべて+ドライバーを用います。
分解しましょう
分解の手順は次の通りです。特に難しい箇所はないですが、あちこちケーブルがつながっているので、ケースを開く時はあまり力任せにやらないことと、フィルムケーブルのツメを上げ下げする時は誤って基板を傷つけないように気をつけましょうってあたりでしょうか(前述のセット品のプラスチックピンセットを使う分には、まず傷つけることはないと思います)。
手順が多いので一見難解に見えますけど、要はケースを開いてバッテリーケース外してフィルムケーブル抜いてからスティック部品を取り外すだけです。簡単簡単。
純正スティックと、交換する互換スティックの比較
取り外した純正スティックと、用意した交換スティックを並べるとこんな感じ。左が純正で、右が互換品となります。
特にスティック部分では違いが見当たりません。さわった感触も同じです。違いといったら、ケーブルの色と、裏側のハウジング形状くらい。
では、組み立てましょう
組み立ては分解を逆回しするだけ。はめ合わせがやっかいなところなんかもないので、特に難しいことはありません。
言われても互換品とはわからないと思います。見た目・触感ともに違和感なし。
最後にスイッチ上で補正作業をして完了
取り付け直後のスティックは軸がずれた状態にあります。正常に動作させるためには、スティックの補正作業をやらなくてはいけません(一度やれば大丈夫です)。
そのための「スティックの補正」画面には、ホーム画面から[設定]-[コントローラーとセンサー]-[スティックの補正]と辿っていくことでアクセスすることができます。
これがその補正画面。
今回の場合、中心位置が少し下にずれています。そのため、ニュートラル位置で+マークになっていませんし、スティックを回しても上方向では円の色が変わりません。
なのでこれを補正して……(といってもスティックをぐるぐる数回まわすだけ)、これこの通り。
ばっちり中心位置が合いました。作業完了です。
一度わかれば10分くらいで出来る作業だと思う
今回は初めてだったので作業手順を確認しながらでしたし、しかも写真を撮りながらのため妙に時間を食いましたが、それでも所要時間は30分程度。次からは10分くらいで済んじゃうと思います。
意外とパーツの破損や紛失を心配せず気楽にできちゃう作業だったので、スティック部品だけを買いだめしておいて、今後は気楽に交換していこうかなーと思ってます。
ってことでさっそく注文。部品代だけで済むなら1箇所300円もかからないですからね。