砂糖ふくろうさん著『10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング』は本当に10パーセントの力で描ける!

 前々から気になっていた砂糖ふくろうさん著『10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング』。ジェスチャードローイングという言葉に惹かれたことと、Twitterで見かけるレビューなどを見ていると、動きのあるイラストが描けるようになりそうなこととで、ずっと気になっていたので購入してみました。

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「絵を描く」ハードルが下がる本

 読んでいて何より驚いたことが、「印象が伝わるようなものであれば、1本の線でもそれは1枚の絵」といったようなことが書かれていたことです。何か写真を見てそこから受けた印象を、まずは1本の線で描いてみる。そしたら、その1本の線も絵としてカウントして、どんどん絵を描いていこう!というような趣旨で書かれていた思います。

 ほかにも、「線はきれいに描かなくていい」「1人描くのにかける時間は1分」といったように、読んでいくとどんどん絵を描くことに対するハードルが下がるような言葉がたくさん並んでいました。
 短時間でどんどん描いていくから、1枚描くことに対してのハードルがどんどん低くなっていくんでしょうね。緻密に描いていくわけでもないので、失敗したときのダメージも少なそうです。

 本の中では、ジェスチャードローイングについてルールのようなものだったり、定義だったりも書かれているのですが、「見たままの構造そのままを描くのではなく、受けた印象が伝わるように描く」のがジェスチャードローイングなのかな、というのが私なりの解釈です。

 そして、「受けた印象が伝わるように」描くから、動きなども伝わりやすくなるのかなあと思ったり。

パラパラ読んでるだけで楽しい

 本を読んでいると、著者の方のアドバイスなどと共に、いたるところにイラストが描かれています。そして、それら1つ1つがシンプルな線かつ、状況や感情が伝わるようなイラストばかりで見てて「あ~、自分もこんな風に描けたらなあ~」と思わずじっと見つめてしまいます。

 ジェスチャードローイングを学ぶために買ったのですが、イラストを見てるだけでも「こんな風にバランスとればいいのかな」なんて思うので、勉強になっています。そして、本を読んでいると「自分もこんな風に描けるようになりたい!」→「じゃあちょっとだけでも描いてみよう!」という好循環に。
 これは、先ほども書いた絵を描くハードルが低くなるような言葉がたくさん書かれているので、気軽に描いてみよ~といった風に思えるんですよね。すごいです。

 つい先日こちらの続編が出たそうなので、この本を読んでもっと次の段階に……!と思ったら買ってみようと思います。

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