3Dプリンタでケースを作ってやることにより、形は完璧に仕上がったんだけど色と質感が気に入らない……となったトラックボール。
Cintiq Pro 24に貼り付けるといつも目に入ることになるわけですから、ここの見た目はおろそかにしない方が良さそうです。で、目に入ったのがここのところプラモいじりで使っていた塗装用のあれこれ。
そうだよこれで塗ってやればいいんじゃないかと。
出力したい色ごとに3Dプリンタで使うフィラメントを買い揃える必要があると思い込んでいましたが、これがうまく行くようなら、フィラメントは材質ごとに揃えれば良くて(木製っぽいやつとかカーボンとか色々ある)、色については気にしなくてよくなりそうです。
その実験も兼ねて、塗装仕上げにチャレンジしてみることにしました。
さっそく塗装してみよう
それでは塗装をしてみましょう。
ハウジングのフタを何度か開け閉めするうちに、ガイド部分がいい感じに摺り合わされて緩くもなくきつくもないベストな状態にあるので、塗装時はそこに塗料が乗らない方が良さそうです。そんなわけで、まずはマスキング処理から。プラモデル用に買っておいたマスキングテープさんの出番です。
スライドさせるガイドのオスメス双方を保護して下準備は完了。
風のない天気の良い日を見計らって、自宅の庭に塗装場所を作りました。
ちなみに使用するのはタミヤのラッカースプレー缶。ラバーブラックという色です。
薄く吹いては乾かしてを三回くらいやって作業完了。
シンナー臭さが取れるまで、庭で半日ほど陰干ししておきました。
仕上がりは上々です
念のために1日待って、さあいよいよマスキングを剥がして完成ですよ。見た感じは、ムラもダマもなく綺麗に塗れています。ツヤ消しの質感が良いです。
ケース内側はこんな感じ。ここは露出する部分ではないので、あえて塗りつぶしてはいません。
マスキングテープを剥がして……うん、スライドさせて噛み合う部分は綺麗なもんですね。
反対側も綺麗なまま。
試しにフタをしてみたところ、特にスライドがきつくなるようなこともなく、いい感じに摺り合わされている状態は維持できていました。OKです。
トラックボール完成しました!!
そうして出来上がったハウジングにトラックボールをはめ込んで……と、
できたあああああ!いやこれもう完璧でしょ!これでこのままお店に並んでても違和感ないよ完璧!!!!と自画自賛。
配線の出口まわりも……
フタの末端も良い感じに一体化してる。
ラバーブラックも、少し青みがかった感じがあって、黒すぎない良い色でした。大満足の仕上がりです。
特に塗料の乗りが悪いということもなく、発色度合いにも問題ないので、実験前に想定していた通り、フィラメントは色ごとに揃える必要はなく、都度使いたい色のスプレー缶を用意すれば問題なさそうです(そしてむしろその方が見栄えは良さそう)。
Cintiq Pro 24 に設置してみよう
それでは出来上がったこいつを、当初の目論見通り両面テープでCintiq Pro 24の上部ベゼルに貼り付けてやりましょう。Cintiq Pro 24は両サイドに2ポートずつUSB端子が用意されているので、色々とベゼルに貼り付けて活用しやすいんですよね。
貼り付けには、毎度お気に入りのニトムズのはがせる両面テープを使います。
まず、一番邪魔にならないのはここかなーと思う右端に貼り付けてみる。
うーん、ここだと液タブをアームで前後させる時に掴む場所と被ってしまって微妙に邪魔。あと、このトラックボールはボール動作が軽すぎるので、片手でボールとボタンの両方を操作するのはあまり向いていません。右手でボール、左手でボタン操作をやろうと思うと、この場所はちょっと右に寄りすぎています。
というわけで今度はど真ん中にペタリ。
あ、こりゃ駄目だ。キーボードの右端のキーがこいつに邪魔されて叩けなくなってる。
それじゃあと、キーボード操作に手を差し込めるだけの隙間を空けて、かつペンの抜き差しを邪魔しない場所にペタリ。
この状態でしばらく使っていますが、「おおお、やっぱり便利ー!!!」と思うことはあっても、邪魔だと思うことは皆無なので、どうやらこのまま落ち着きそうです。
当然こいつはずっと目につく場所にあるわけですが、いい感じに存在感を消していて、目障りに感じるようなこともありません。我ながら「うまく出来たなあ」とニヤニヤするばかりです。
おー
素晴らしい出来ですねぇ。
左側のキーボードと色もマッチしてて、キーボードのオプションで購入したかのようです。
ですよね!ですよね!大満足です!
綺麗に出来て、すごいですね〜
このブログに影響されて、Amazonでちょっと3Dプリンタを検索してみたのですが、
高級な子供のおもちゃのレベルの値段から色々ありますね。
フィラメントの出力後の風合いとかはさすがにAmazonでは分からなかったですが、
木っぽいフィラメントもあるのですか…、勉強になります。
初心者はよく勉強してからじゃないと、
機械とフィラメントを間違えた組み合わせで買ってしまいそうですが…
なんだか、ホームセンターで売っているものと相性が良さそうですね。
(私が知らないだけでもう売ってるのかも知れませんが?)
僕も購入時に付属していたフィラメントを使っているだけで、まだまだ初心者さんです(^-^;
これのみで完結するんじゃなくて、DIYの素材作りと考えれば、100均やホームセンターとの組合せで、色々世界が広がって楽しそうですよ~。