歯ブラシスタンドができたのだ

 毎年恒例の、キタミ式情報処理技術者試験シリーズ刊行作業がいよいよ最後の最後に入り、「今日は即対応が迫られるだろうからずっと机の前で待機」と決めて教室をお休みしていた日、そこのLINEグループに「年内は急遽今日で最後になりました」という通知が流れました。
 春の流行時もそうだったんですけど、とくに営利目的で開かれてる教室じゃない上に、お年寄りが多いので、コロナが流行りだすと即座にしまっちゃうのです。

 となると気がかりなのが先日焼成にまわしておいたこれ。

 続いてLINEグループに流れた「このへん出来上がってますよ~」という写真の中にこれも含まれていたので、徒歩2分の教室まで急いで回収しに行ってきました。

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なんかちょっと思ってたのとちがうな……

 教室で完成品とごたいめーんして最初に思ったのが「あれ?なんかちがう」でした。無印良品の歯ブラシスタンドが頭にあったので、どうも想像図が陶磁器に寄っちゃってたみたい。

 もっと均一の綺麗な白色を想像しちゃってたんですよねー。でも焼き物と考えればそりゃそうかと。

 見た目は慣れるとして、何より大事なのが使い勝手。自分の中の本命は右側のやつなので、さっそくそっちに歯ブラシを持たせてみることにしました。

 ……ん、写真だと機能してるように見えるけど、実際は超失敗作。手と足の隙間が歯ブラシより広いみたいで、パタンと前に倒れてきちゃいます。

 なんてこったいと思いつつ左側につっこんでみる。こっちは超安定。

 あー、やっぱ丸く閉じてある方がいいのかー。こっちだと何も気にせずつっこんで使えるな。ただ、倒れすぎるというか、手がぜんぜん機能してないのがもったいない。

 そこまで考えて気がつきました。そっか、右側の形でも問題なくて、もっと手足を閉じさせてやれば良いだけだ。

 それなら前にパタンといっちゃう恐れもないもんね。

 こっちの形状だと、クッキーの型抜きみたいな感じで粘土板をスコンと抜いて丸めて完成とできるので、ちょちょいと数を揃えつつ増やすのに最適なんですよね。そして、その型抜きをするためのオリジナル型は3Dプリンタでいくらでも作れるわけで……。

 これはそう遠くないうちに再挑戦したいなあ。

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