MOTO GUZZI V7 STONE のタイヤ空気圧を、スマホとBluetooth接続して常時監視できるようにしてみよう

 前輪後輪のバルブキャップに空気圧センサーが内蔵されていて、その計測値をBluetoothで接続したスマートフォン(以下スマホ)に飛ばすことができる。そういう製品の存在は前から認識していて、でもAmazonで見ると1万円くらいして、「1万円も出してまで空気圧測定オンリーのアイテムは……いらないかなあ」と手を出せずにいました。

 ところが先日、ふと思いついてAliExpressで検索をかけてみたら2,800円程度で出てくるじゃないですか。

 1万円は出す気がしませんが、2,800円であれば話は別です。この程度なら「なんかスマホでリアルタイム測定とか格好いい」感だけのために出しても惜しくありません。そんなわけでバシッと注文して、AliExpressで買い物する時のいつものお約束として「いつ届くのかはまったく気にしない」モードに入って、すっかり忘れた1ヶ月後くらいになって品物が届きました。

 ただ、Amazonでも最近は安い品が出回り始めているようですね。

Invtek 2台の外部センサによる二輪車用のBluetoothタイヤ圧力監視システム 5アラームモード、Bluetoothの4.0とAPPの操作、AndroidとIOSをサポートしています
Invtek
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動的にモニター:このオートバイのタイヤの圧力監視システムは、動的にすべてのタイヤの圧力と温度を監視し、燃料効率を向上させ、タイヤ寿命を延ばし、ドライバの安全性を保証します。Invtek TPMSは、1年間100 %の満足保証を提供しました。センサーの問題があれば、新しいものを再送します。

 特に急ぐ品でもなかったのでAliExpressで頼んだことに後悔はないですけど、どうせなら早く欲しい人とか、やっぱ国内通販サイトの方が安心という方は、少しの差なのでこっちで買った方が良いかもしれません。

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バルブキャップの存在感がずいぶんアップする品です

 そんなわけで届いた品がこちら。なんだかよくわからないハンドルみたいなものと、バルブキャップが2個、あと取り付け用金具と工具です。どうも工具がないと脱着不可能にする金具みたい。

 通常のバルブキャップと比較するとこんな感じ。随分どーんと存在感の増す大きさになりそうです。

 まあ、この中にBluetoothのチップと電池が入ってるわけですから、そりゃ大きくもなりますか。

 このバルブキャップの測定値と、いつも測っている空気圧計との差を知っておきたいので、キャップ交換前に今の空気圧を測定しておきます。
 前輪は190kPa。……えらい低いな。

 後輪は265kPa程度のようです。こっちはちょっと高い……。

 意図せず「空気圧管理ちゃんとしないとダメだよ!」な現状を痛感したところで、それではバルブキャップを交換しましょう。

 作業は簡単、こちらの通常バルブを取り外しまして……

 新しく今回購入したバルブをセットしてやるだけ。

 同じく後輪も交換して作業完了。

 本当なら盗難防止用に同梱の金具を使って取り付ける品なんですが、そうすると当然ながら工具を使わないとバルブキャップが外せなくなります。つまり出先でガソリンスタンドに立ち寄って、「空気圧低いから空気入れていこっと」と思っても工具がないとアウト。
 それはいやなので、ただ付け替えただけで済ませちゃいました。

 まあ、盗まれても安い品だし、その時は諦めます。

あら大変、計測データを受信してくれません!??

 ところが、さっそくじゃあ空気圧を見てみようと専用アプリを立ち上げてみるも、何も計測してくれてる気配がありません。あれー?設定がなんか違うのかなあと色々試してみるけど駄目。

 小一時間がんばったけど駄目で、いったんあきらめて放置。仕事に戻って、夜になってバイクで帰宅して、そういえばとアプリを立ち上げたら、こんな感じで数値が拾えていました。

 少し数値が低いのが気になりますけど、動作自体はちゃんとできていたみたいです。あれれ?

 そこで製品に同梱されていた紙っぺらマニュアルだけじゃなくて、ダウンロードできるコンプリートマニュアルを熟読してみたところ、最後の方に「IV. Common problems and feedback」として「アプリをインストールしてバルブキャップのIDも登録したけど値が表示されへんで、どうなっとんの?」という項目がありました。

 そこには次のように回答が記載されていたので、そもそも「なるべくデータ送信を行わない」という仕様のようですね。

TPMS sensor sends data only when the driving speed exceeds 20 km per hour, or the vehicle is started after 11 minutes of parking, or instantaneous tire pressure difference reaches 0.3Bar, it maintains low frequency of data transmission to save energy under normal circumstance.

(TPMSセンサーは、走行速度が時速20 kmを超える場合、または駐車から11分後に車両が始動する場合、または瞬間的なタイヤ空気圧差が0.3Barに達した場合のいずれかにのみデータを送信し、通常の状況ではエネルギーを節約するためにデータ送信の頻度を低く保ちます。)

BLE MOTOR TPMS Instruction Manual – “IV. Common problems and feedback”

 なるべく行わない……という仕様自体はいいけど、「いつ取得したデータか」は知りたいなあ。あと、アプリ側から強制的に今のデータを引っ張ってこれる仕組みも欲しい。僕が空気圧を一番知りたいタイミングはバイクに乗った後じゃなくて乗り出す前なので、今ひとつ期待に合致する仕様じゃないのが残念なところです。

 あと、ただでさえ低かったフロントの空気圧が、さらに低く計測されているのも気になります。

 このバルブキャップは空気圧を計測する構造上、キャップ内に小さな突起が設けられています。この突起が、エアバルブ内の弁を押し込むことで開放状態となり、キャップ側にタイヤ内の空気が出てきてその圧力を測定しているわけです。ようするに、エアバルブが常時開放状態にされしまうのでキャップ自体の密閉度が低いと空気漏れの原因になりかねないんですよね。
 そのせいでさらに空気が抜けて低くなってしまっているんではないだろうか……。

とりあえず1日乗り回して様子を見てみた

 前後のバルブキャップを入れ換えて様子をみたところ、特にフロント側についていたキャップだけ空気が漏れやすいという現象でもなさそうなので、タイヤの空気圧をフロントを230kPa、リヤを250kPaに入れ直して、1日走り回って様子を見ることにしました。これの時ですね。

 帰りの道中では、ハンドルにマウントしてあったスマホの画面を計測用アプリに切り替えて、計測状態が常時目に入るようにしてみました。すると確かに低頻度ではありますがリアルタイムに更新はかかっている様子。自宅手前でガソリンスタンドへ立ち寄った時に確認した値はこうなっていました。

 リヤの方が若干高く出ているのは、それだけリヤ側のタイヤの方が良く使われて熱くなりやすい(空気が膨張しやすい)ってことなのかな。少なくともフロントの値を見る限り、危惧していた空気漏れの恐れはなさそうです。良かった。

 その後もしばらく使ってみて、なんだかんだとこれは良いものかもしれないなと思い始めています。

 乗車前に確認できないのは残念ですが、それでも「気が向いた時に最新っぽい値を確認できる」のは便利。ものぐさな自分は、つい空気圧チェックをおろそかにすることが多く、それで痛い目を見ることもあるので、それに比べたら低頻度とはいってもぜんぜん高頻度なんですよね。僕自身よりはよほど信用できそう。

 そんなわけで、しばらくはこのまま使い続ける予定です。

ちなみに電池交換はこんな感じでやるみたい

 そういえば同梱されていたハンドルは何に使うんだろうと説明書を見てみると、どうやら電池交換に使う様子です。
 でもマニュアルだとこのバルブの……

 裏側にハンドルをはめろってなってるんですけど、どう見てもマニュアルに載っている図のような作りになっていません。おいおい。

 えー、これどうやるんだろうと捻っても開く様子はなし。まじめにわかんねーなーとこねこねしてたら手を滑らせて床に落としちゃいました。パキッと音がして二つにわかれる部品。あーあー、壊しちゃっ……た?

 なんか歯車がある!ここか!ここに噛み合わせるのか!!

 というわけで、ハンドルでバルブキャップを挟み込みまして、

 くるくる〜と捻ったら無事電池が確認できました。

 あの蓋、捻るんじゃなくて、爪をひっかけてパキッとはがすものだったのね。わかんねえよそんなの。

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  1. もう より:

    いいなぁ
    欲しいなぁ

  2. デコピン より:

    物が大きいようなので、タイヤバランスが気になります。走行していてタイヤに変な振動とかブレとかでないですか。

    • きたみりゅうじきたみりゅうじ より:

      重さはさほどないので、特に悪影響はないっぽいです。気になる挙動は今のところないですね~。

  3. 匿名 より:

    設定した値以下になったら通知する機能がないのはおかしいと思う。JK

    • きたみりゅうじきたみりゅうじ より:

      そういやそのへん書いてませんでした。
      スマホアプリの方に下限と上限の設定値が登録できて、その範囲外になるとピーピーとアラームが鳴ります。

      なので、空気入れようとバルブを外したら(空気圧が0になる)、延々とアラートが鳴り続けます(;´Д`)

  4. 保菌者 より:

    空気圧を色でわかりやすく表示するバルブを使っていた事があったのですが、やはり圧力を測る仕組みである事と製品の精度がイマイチだったため、毎回乗る前に空気入れ直しをする事になり元のゴムバルブに戻しました。乗り心地と安全に直結するものですけどなかなか良い製品が無いものですねー

    • きたみりゅうじきたみりゅうじ より:

      あれ、物理的機構な分信用がおけそうに思えたんですが、そうでもないんですね。

      うちのやつも今のところ気に入って使ってますが、どうも心のどこかで「バルブから空気漏れてんじゃないかなー」と気になる部分は残っているので、まだ油断はできません?

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