持ち運び用の作業機材を、最近はWindowsノートからMacBook Airに完全に乗り換えています。これに、HUION製のKamvas 16(2021)という15.6インチ液晶タブレットを組み合わせるのが大のお気に入り。筐体は軽いし、USB-C一本でパソコンとつながって給電用の線が不要なので、とにかく手軽に使えて良いのです。
そうして、あとはiPadProで資料を表示させたり、スマホでテレビを映したりとしていたところ、今まで使っていたUSB充電器ではポート数が足らなくなってきました。USB-CとUSB-Aが1ポートずつあれば足りると思っていたんだけど、それだとMacBook AirがUSB-Cを使っていて、たいていiPadかスマホが残りの1ポートも使ってしまうもので、常に空きがない状態。「ちょっとモバイルバッテリを充電しておきたいな」とか、「ちょっとAppleWatchを充電したいな」とか思っても使えるポートがない。地味に不便を感じることが増えてきました。
最近はGaN採用のUSB充電器も世代が進んで、さらに小型化されたものが増えてきている様子。
それならばと、1ポート多い計3ポートを持ちながら、それでいて小さいままという、上記のUSB充電器を買ってみることにしました。
製品の外観と給電仕様
届いた品がこちら。ころんと丸っこくて手に馴染む小ささが心地よいです。
USB-Cポートが2つに、USB-Aポートが1つ。急速充電の関係でUSB-Cポートの方が給電には良く使うようになってきているので、この構成はありがたいです。
各ポートの給電仕様は下記の通り。3ポートの合計出力は65Wが最大値になります。
1番上のUSB-Cポートは常に45Wの出力を確保してくれるので、ノートPC類はここにつないでおくと安心して使えます。
SlimQ との大きさ比較
今まで使っていたSlimQと大きさを比べてみましょう。これも購入当時はその小ささに感激したものですが……。
なんとポートが1個増えているのに、プラグが折りたたみできる分、縦の長さはUGREENのGaN Fast Chargerの方が小さい。プラグがしまえるおかげで出っぱりもないので、バッグの中に放り込んだ時のおさまりもこっちの方がいい感じです。
正面からみるとこう。幅は同じくらいかな。高さはさすがに1ポート増えた分の差がついちゃってますね。
横から比べてみるとこんな感じ。高さはUGREENのGaN Fast Chargerの方があるんですけど、全長の方はプラグをのぞいた分だけで比べても微妙にUGREENの方が短い。
しかし比較のために手に持ってて思いましたが、やっぱりプラグがたためるのは良いですね。手のひらへのおさまりが全然ちがいます。
持って使う物ではないから、そこは本質じゃないんだけど、常に持ち歩くものだけになんというか「持ってて気持ち良い」のも大事だなあ……と。
給電状態チェック
ではどんな案配で給電されるのかを見ていきましょう。
まず一番の上のUSB-C1ポートだけを使った状態。ここにMacBook Airをつないでみます。
45Wが給電されていて、ポンという音とともにMacBook Airの充電が開始されました。
その状態で、USB-C2ポートにiPad Proを追加でつないでみましょう。iPad Proからもポンと音がして充電がはじまっています。ちなみに作業時には、このiPad Proは資料やテレビを映しています。
で、その時のMacBook Airはというと……
少し電流値が減って42W程度になってますけど、給電側じゃなくて受け手側がそうしてるだけでしょうね。相変わらず充電器からは45Wモードで出力されているようです。
さらに今度はUSB-AポートにiPhone13 Proを追加してみました。
おそらくはこのタイミングでUSB-C2ポートの方は出力モードが変化するらしく、iPhone13 Proへの給電を示すポンという音と同時に、iPad Proからもポンと音が鳴りました。
MacBook Airはというと変化なし。
安定して45Wで給電を受けている様子です。
自分の使い方では、3ポートすべてを使うことはあまりないと思いますけど、先に述べたように皆無ではありません。2ポートだと足りないことがたま~にあるわけで、そのための備えとして1ポート分余裕が欲しいのだけれども、そのために大きな充電器を持ち歩くのはイヤだ。
そんな要望にぴったりハマる充電器でした。
特に、「どの状態の時でもUSB-C1ポートは45Wの出力を確保できる」っていうのがありがたい。今後重宝しそうです。
きたみさんの製品レビュー、説明が上手で、使用する背景まで説明してくれているので、とっても好きです。で、毎回欲しくなります。
今回の充電器もポチりかけました。(あぶない、あぶない(^^;;))
ありがとうございます~。
欲しくなった背景とかは「無駄な情報かなあ」「こんなのすっとばしていきなり本題に絞るべきかなあ」と毎回悩むとこなので、そういう声をいただけるのはすごく参考になります!
欲しくなった背景とか、想定する使用状況とかはとっても大事だと思っています。システム開発の要望書や要求仕様書にあたりますので。
それを本題と同様に「おもしろ、おかしく」説明してくれているので、もう、たまりません。(^^;;) いつも一人で「あるある~」と楽しく読んでいます。
今後も是非よろしくお願いします。m(. .)m
おはようございます。
測定に使っている写真の機器はどこのですか?
取説ではUSBタイプAは12Vまでと書かれているようですが、実際は19Vでの出力も出来るのですね。
言われてみれば確かに「19V」って出てますね~。実際はこれ、20Vの規格範囲内なんじゃないかと思います。
測定に使用した機器は、ルートアールってとこのやつです。
4年ほど前に買ったものなので、もう世代交代してるみたいですね。