ストックイラストをやっている人たちが集まる交流会、『イラストーク』に参加してきました

 お金にまつわる話は大好物な質です。ゲスいといってもいいかもしれません。
 そんなゲスい僕が、ちらほらとツイッターを流れるワードで最近気になっていたのがストックイラスト。特にトラノスケさんというイラストレーターの方がこの分野に関して行っているツイートはためになるものが多く、「ほうほう」「なるほどなるほど」と勉強させてもらっていました。

 このトラノスケさんが主催者に名を連ねて、先週末に行われたのが『イラストーク』という交流会です。主催の方のメンツからいってストックイラストの話が多くなるのは必至。でもストックイラスト以外のイラストレーターさんも来ていいよとなっていたので、表ではできない、もうちょっと突っ込んだストックイラストの話も聞けるかもしれないと思い、参加してきました。

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邪魔するの良くないよなーと思う悪癖が顔を出す

 これは自分自身で悪癖と思っている性格なのですが、「自分じゃなくても構わないところでは存在感を消す」「自分よりもそれを必要とする人がいる場所ではだいたい譲る」という癖が僕にはあります。よくこの性格でフリーランスをやれてるなと思うほど、押しの強さがありません。会社員してた頃は、それだと自分の管理下にある子が迷惑するから、きちんと押すとこは押してたんですけどね。辞めたらスポンとやらなくなりました。

 この日もその性格が顔を出しちゃって、「ストックイラストに懸命な人が情報収集する機会を損なってはいけない」と、人の集まっているところに全然行こうとしない自分がいました。

 僕の場合はストックイラストをやってみるか否か判断する材料がもらえればいいので、そないがっつり話を聞かなくても、会場の熱気とか、漏れ聞こえてくる会話とか、集まっている人の属性とかで、だいたい目的は達成できちゃいます。それで済むなら、人気者である主催の方のとこにズカズカ行って「お話聞かせて下さい」とお時間を取るのは申し訳ないし、といって他の人捕まえて話すのも、自分が差し出せる有益な情報ないしなーと。

 とはいえ、総勢60人が集まった会場で誰とも話さないというのも楽しくありません。あと、若い子がたくさん集まった空間で、隅っこに1人ポツンとあまっているおっさんの図というのも端から見て痛々しすぎるので、もう少し無難な感じでおさまっておきたいところ。

 どうしようかな…と考えていたら、デェタさん、Monoさんという二人のイラストレーターさんが向こうから話しかけに来てくれました。自分のことを知っていてくれたみたいで「話したかった」と言っていただけて、おかげでこちらも罪悪感なく時間泥棒になることができました。ありがとうございます。

 デェタさんはiPadにポートフォリオを入れて持ち運んでいました。見せてもらったらめちゃくちゃに上手い。
 これだけ画力があるとポートフォリオってすごい武器になるんだなあと感心しまくりでした。

勉強の機会を、ありがとうございました

 その後もちょこちょこと居合わせた数名の方と話をさせていただいたり、「あ、やばい話し相手いなくなりそう」ってなったらMonoさんが開拓してる話の輪に混ぜてもらったりして、なんだかんだと色んな話を聞くことができました。主催のトラノスケさんとも、彼がたまたま誰にも捕まってないとこを見計らって挨拶させていただいて、気になるお金の話を聞いてみたりして。けっこう生々しいお金の話なんかも、濁すことなくストレートに教えてくれる良い人でした。

 考えてみると、一歩後ろにひいて眺めていた時にも、「あのへんの人余っちゃってるな」って光景がなかったように思います。
 普通、十分に余裕な箱の広さに、60人という人数を放り込んだら、パラパラと輪に入れない人が出てくるはず。それが居なかったってことは、もちろん個々の人がそれだけ懸命に情報収集をがんばってたということもあるにせよ、多分主催の方々がさりげなくフォローして人と人をつなぐ側に回っていたんだろうなあと思うわけです。飲食の充実した会場と、この人数を混乱なくまとめていた努力、本当に頭が下がります。

 ストックイラストについては、「ああ、これはかなり頭を使わないとまとまった金額にはならないな」というのがなんとなく抱いた実感なので、多分自分自身ではやらないと思います。でも、この世界のことを少しでも知れたのは良かったです。すごく勉強になりました。

 主催されたイラストレーターのトラノスケさんヨーグルさんマツさん、そして会場を提供していたピクスタ株式会社さん、貴重な機会をありがとうございました。

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