MOTO GUZZI V7のエキパイを、本国仕様のものと交換した

 最近手をかけてやればやるほど快調になっていく我がMOTO GUZZI V7 STONE。当面遠出する予定はないし、今の特性にも慣れたから変更したら違いがわかるだろうと思えたので、前々から入手してあった本国仕様のエキパイ(エキゾーストパイプ)に付け替えてやることにしました。

 以前こちらの記事でも最後にふれていた通り、RAPiD BIKE EASYを組み込んだりしていたのも、この本国仕様のエキパイを付けるためにしていた前準備だったのです。なのでやっと本丸に手を付ける感じ。

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本国仕様のエキパイと日本仕様との違い

 本国仕様のエキパイはZGU1022という型番です。

 5千円で買ったとは思えない輝きが素晴らしい…。でも、この写真では見えないとこにちょっと傷がついてたりするんですけどね。

 本国仕様のエキパイは、こんな感じで中が二重管になっています。

 一方こちらは、取り外した日本仕様のエキパイを最後に撮ったもの。ぎっちぎちに触媒がつまって蓋をされたようになってるんですよね。

 この違いは前から知っていたので、自分のV7が「ある程度の排圧を与えるところまでアクセルを開かないと抜けていかない。そして、抜ける時はある程度の排圧を与えるところまで開いて初めて抜けるから0と1の違いが大きくなってギクシャクしがちになり気持ち良くない」「排圧が弱まると蓋をされた状態になる。だからあっさりエンストする」という特性に感じられるのはこれが原因だろうとずっと思っていたのです。

 RAPiD BIKE EASYを入れたことでガスが濃くなって緩和されたのは確かですが、ガバッと開けた時についてこない感じ(一拍遅れるというか)があったり、完全にアクセルオフの状態から微妙にアクセルを開けたくらいだと抜けてくれない時があるといったような、アクセル開度と排気の感覚が一致していないように思える時は残っています。

 だから元々の仕様だと、アクセルをどんどん開けていって元気よく走らせないと気持ち良くないバイクになってるんですよね。バイクのキャラクター的にそんなわけないだろーという思いは強かったので、本国仕様に変えて乗り味がどう変わるかはずっと気になっていたことでもありました。

エキパイ交換は思いのほか重労働

 手元に2台あるバイクのうちのもう片方、KAWASAKI KSR2の方では、チャンバー(2stバイクについてるエキパイに位置する排気管)の付け替えはよくしていたもんですから、まああの程度の難易度だろうなーと思っていたのです。エキパイの接合部を緩めて、外して、新しいのはめて、接合部を締めて完了って感じかなーと。

 そんなわけでまずはサイレンサーとの接合部にあるバンドを緩める。めんどくさいから手前のカバーすら外すつもりはありません。

 続いてエンジンとの接合部を外しましょう。フランジを留めてるボルトを緩めて~と、簡単簡単。

 で、パコンと取り外しー…と思ったら外れない。サイレンサーとの接合部がガッチリはまってて取れないでやんの。
 グリグリとエキパイを揺すって取り外すのに邪魔だから、心を入れ替えてカバーも取り外しました。楽しようとしちゃ駄目だな…。

 取り外し完了。

 サイレンサーにはまってるガスケットと、エンジンブロックとの接合部にあるガスケットを外して綺麗に清掃します…ってつもりが、またサイレンサーの野郎、ガスケットが外れません。ペンチでつまんで引っ張るとつまんだ箇所が崩壊するし、じゃあ全部崩壊させて削り落とすかと思えば中に針金がメッシュ状に入っててなかなか崩れてくれないし、むきー!

 でも、片側で苦労したおかげでコツはわかりました。サイレンサーの割れ目にマイナスドライバーを突っ込んでサイレンサー内壁との間に隙間を作り、その隙間にペンチを突っ込んで、そこで手前に引くと崩壊するから内壁から引き剥がす方向に力を入れる。そうしたらメリメリメリっと剥がれてくるので、それから手前に引っこ抜けばいい。

 コツを掴んだらたいして苦にする作業でもありませんでした。

 ところが今度は、新しいガスケットをはめようとしても中々入ってくれません。無理矢理押し込んでたら、手の中でメリメリって感触がしてボキッとへし折れてしまいました。うっそジーザス。この純正ガスケットそこそこお高いのに…と超涙目。

 あきらめてググってみると、「サイレンサー側を広げてガスケットを入れる」と書いてあるページがあって、あ、広げればいいのね…と。
 ペンチで広げる→ガスケットがギリギリ入るようになる→当て木をしてトンカチで叩き込むとして、ようやく新しいジョイントガスケットをはめ込むことができました。

 じゃあエキパイを付けますかってしたら、またサイレンサーですよ。入らん。ギチギチに押し込んだガスケットの中にエキパイが入っていってくれません。このエキパイがH字状に中間パイプでつながれた状態にあるから、回し入れるようなこともできず…。

 仕方ないからサイレンサーを完全に車体から外しまして、エキパイにぐりぐり回しながら押し込むことで入れることができました。左右とも。

 じゃあそうして一体化したエキパイとサイレンサーを車体に付けようと…重い。重くてでかくて知恵の輪状態になってるから、位置合わせできん。はまらん。

 …………。

 結局再度エキパイとサイレンサーをばらしましてね。まずエキパイを車体につけてから、サイレンサーをエキパイにぐりぐり回してくっつけて、それから車体に留めました。

 できたー。ほんと勉強になった。楽しちゃだめ。最初から全部外してやってればこんなしんどい思いしないで済んだ。まさに「急がば回れ」でした。
 ちなみにへし折れたジョイントガスケットはそのまま使っちゃいました。しかも一度はめてから1回外して、またはめ直して使ってるから「ガスケットは一度使うと潰れて効力を発揮しなくなるので毎回新品に換えるように」は無視しまくりです。でも、この後の試運転でも排気漏れの気配は全然なかったので、そんな神経質にしないでOKみたい。

試運転に町内1周して…と思ったら楽しすぎて2周3周しちゃったり

 ではいよいよ試運転タイム。
 エンジンをかけ、軽く吹かして、排気漏れや他の違和感がないかを確認します。問題なし。
 この時点で、音量は変わらないけど音質が変わってることに気がつきました。音が低く、若干荒々しくなって、かつ排気音に混じっていたヒューとかシュって感じの高音がなくなっています。
 交換前のアイドル音がドコドコドコ…だとしたら、交換後はドンドンドン…って感じ。

 乗り出すと、最初の一歩が微妙に軽い。軽くアクセルを開けたか開けてないかの状態でするするーと前に出る。そのまま開けていくと従来「バルル~」って感じに上がっていった排気音が「ガルルル~」と荒々しい。曲がり角手前で減速、クラッチを切ってブリッピングしてギアを落とす、クラッチをつなぐ。ガルンガルル~と応えるバイク。また曲がり角、今度は回転あわせをラフにやってみる。やっぱりガルンガルル~と応えるバイク。これぐらいラフな合わせ方だと多少ぎくしゃくしたはずなんだけど…という時に、それがありません。総じて抜けがよくなった分、エンブレ(エンジンブレーキ)が優しくなってる。
 一方でアクセル開度の初期からトルクが出てくれるおかげか、加速は逆に良くなっている様子。ただし、排気音から嫌いだった高音部が消えて、ガルンガルンと気持ち良く開けられるようになってるおかげで、実際の加速よりも良く感じている部分はあるかもしれません。

 町内1周を終えて、この角を曲がれば家…というところまで来て、「まだ降りたくないな」と思ったのでまたそこから再加速。今度はさらに町の外側をぐるりと一回りしよう。まだ降りたくない。じゃあさらに外側をぐるりと一回り。

 気持ちいい。すっげー気持ちいい。ほぼ理想通り。
 一番大きいのは、アクセル開度0から1へ変わる時のスムーズな反応。次が音。ガルンガルルンと低温だけでがなりたてる音は、上まで回した時も低速で流す時も気持ちいい。あと微妙な違いなんですけど、どのアクセル開度の時も、手首の一ひねりに対する反応が柔らかくなっているように思います。

 1速アイドリングでだらだら~と流しても気持ちいいとか、前の状態だとなかったなあ。V7に乗ってて「フン詰まり」のような違和感を覚えている人にはおすすめです。

 帰宅して、少しエンジンを冷ましてからプラグチェック。
 右側はこんな感じ。いい焼け方。

 左側は白い。ただ、元々ノーマルの混合比がめっちゃ薄いから、その時からプラグは白かったんですよね。

 これでしばらく動力系のメンテやカスタムをする予定はないから、近々プラグを新品に換えて、今の状態の焼け方がちゃんとわかるようにしようかな。

 日本仕様のエキパイは焼けすぎて全面虹色になってる上にサビでうろこ状の汚い感じになっていたので、交換後のエキパイのぬらりと光る艶感がすごく新鮮だったり。

 二重管だから、そこまで外側の管が熱くなることはなくてこの程度の焼け方でおさまってるんでしょうか。見た目もこっちの方が好みです。

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