先週末にこちらの記事で書いたELECOM製のWiFiルータ。
翌日にさくっと届いたので、家族が寝静まった夜中にこっそりと自宅のLAN環境へ投入することにしました。うちのバカ息子くんが話し合いに応じなかったことを後悔するようなWiFiシステムを構築してやるのですよ。ふっふっふっふっふっ…。
とか言いながら、新しいおもちゃが届いてちょっと楽しくなってたりするところもあるんですけどね。そんなわけでレビューがてら、ちまちま設定をしていこうかなと。
まずは箱を開けて使えるようにするところまで
箱の中身は本体とスタンドとUSBケーブル&ACアダプタ、あとは簡素な説明書が2枚入っています。本体は薄型で場所を取りそうにないのがいい感じですね。
背面にはWANポート1つとLANポートが4つ。いずれも1000Mbpsに対応した1000BASE-Tポートです。ただ、今回の目当てである「こどもネットタイマー2」機能を使うためにはルータモードで本機を動かさないといけません。そうすると多重ルータ状態になって既存のLANとはおそらく通信できないだろうから、このLANポートは使わないかな。
壁面にLANの口があるリビングの隅っこに、ちょうど棚が置いてあったので、その片隅をこいつの置き場所に決定。小型なので奥に押し込んでしまえば邪魔になりません。
ただ、なんかこいつ後光がすごいな。
なんでこんなに壁面が煌々と照らされるんだろうかと裏を覗いてみたら、インジケーターランプだけじゃなくて、LANポートを丸ごと光らせる仕様になってました。
いやー、こんなに光るのは迷惑だなー、これは寝室には置けないルータだなーと思ったんですけど、後で設定をいじってたら「LED省電力設定」というのがあって、不要なLEDは消灯させることができるようになっていました。意外と気が利いてます。
どうも昔の印象がまだ自分の中に偏見として残ってるので、「ELECOMだから絶対どっか抜けてる仕様なんだよ」と思ってしまうところがあります。良くないですね。
基本的にルータモードで動かすのであれば、設定は全自動でお任せ。WANポートにLAN回線をつないで、電源をONにして、スマホなりパソコンなりをこのルータにつなぐと設定画面が出てくるので、自動設定を指示したら完了です。
ただ、既存のルータにぶら下げてさらにルータとして稼働させる多重ルータ状態になっているので、そこだけ少し不安なんですよね…。多分今どきのルータなら大丈夫だと思って買ったんですけども。
とりあえずスマホで自動設定を指示して、その後息子くんのNintendo Switchを持ってきてWiFi接続をしてみました。うーん、つながりません。やっぱ駄目なのかな…。
次にiPadを持ってきてつないでみる。あ、いけた。
そのまましばらく置いてもう一度試してみたら、今度はNintendo Switchの方も普通につながってくれました。
接続テストを実行すると、そこそこ通信速度も稼げている様子。良かった、ひとまず安心しました。
「こどもネットタイマー2」を設定してみる
無事インターネット接続できることがわかったので、今回の主目的である「こどもネットタイマー2」の設定へと移ります。
ルータの設定画面を開いて、こどもネットタイマー2ボタンをぽちっと。
そうすると、このルータにつないだことのある機器のMACアドレスが一覧となって表示されます。その中から目的の機器を選んで編集ボタンを押し、次の「機器 編集」画面へ進みます。
ここで、判別のための機器名称をつけたり、細かい制限条件を付加したりできるわけですね。
以前から愛用しているNECのルータでは、時間帯制限として「○時~○時の間だけ使えるようにする」といった制限のかけ方しかできませんでした。この製品の場合はそれに加えて「1日○時間だけ使えるようにする」というタイマー指定も組合せることができるようになっています。
無慈悲と言いつつ、ほんとに無慈悲な条件にするとうるさくてめんどくさそうなので、ぶーぶー言いながらもちょっと納得しかけるけどやっぱり少し不便だくそーって思うであろうあたりを狙って「朝5時~夜22時までの間の2時間だけ使える」という条件にしてみました。土日だけは3時間とかにしたいんだけど、そういう指定はできないっぽい。繰り返しのチェックをオフにした曜日は、「まったく接続できない曜日」として設定されてしまいます。
基本的に制限のチェックをONにした段階で「接続はすべて拒否」がデフォルト状態になって、その中で緩和する条件をここに指定するというニュアンスのようです。
で、この条件。多分妻からすると「もっと縛れ」という内容になってる気もしますけども、ただまあ子どもの側は「そこそこ遊べたしいいか」となって、大人の側は「今怒らなくてももうじき切断されるからいいや」となる、お互いになんとなく妥協できるあたりがここらへんかなあ…と。
もっと厳しくするにせよ、緩めるにせよ、様子見ながら変えていけばいいだけですしね。
設定が終わると、その内容が機器一覧画面にも反映されます。どういう機器がつながっていて、どんな制限になっているかひと目でわかるのがいい感じです。
インターネットの閲覧用であれば十分な速度
最後にiPad Proを使ってインターネット接続の速度テストをしてみました。
使っていてストレス感じないなーとは思ってましたが、実際計測してみてもメーターがぐんぐん振り切れていきます。
上りの速度もぐんぐんメーターが上がっていく。
結果はこうなりました。WWWブラウザの閲覧用途ぐらいであれば、まったく性能に問題を感じません。
最近家族もスマホをそれぞれ持つようになって、家の中のデジものもなんだかんだと増えてきたせいで、既存のWiFiルータ1台にかなりの機器がぶら下がっている状態になっていました。少しそのことを危惧していたので、これならゲーム機やChromecastなど、LAN内でファイルのやり取りをし合う必要のない機器はこっちに逃がしてしまってもいいかも。
うーん、ネットの制限を柔軟にできる機能性といい、本来ならギガハブとしても使えるわけだし、3,280円の品じゃないなあ。
WiFiルータについてはNECかバッファローの二択かなと思ってそれ以外の選択肢はまるで眼中になかったんですけど、たまたま今回「こどもネットタイマー2」に惹かれて買ったこの製品、個人的には大当たりでした。
あとは息子がどんな反応をするかですね。楽しみです。
私もそのルータ、何年か前に購入、つかってましたが、elecomのルータが外部から操作されて情報を抜かれるニュースがTV等でも報道され、やむ無く買い換えました。
安いなりの理由はあります。
技術系の記事って難しいですね。
そんなことがありましたかー。
AmazonのレビューやGoogle検索をちょっと漁ってみても情報が見つからなかったんですけど、何か一次ソース等ありますでしょうか。どのへんに脆弱性があったのか確認したいので、教えてもらえるとありがたいです。
ロジテック製のルーターなら似たような話がありました。
ロジテック、今はELECOMの完全子会社になってます。
最新機種ではLEDカバーが付いていたりFWもOpenWrtベースなのである程度遊べる仕様
ロジテックって今はELECOM傘下なんですか。知りませんでした。
継続的にネットワーク機器をリリースできてるのは、そのへんも関係してるんですかね。
横から失礼します。
セキュリティホールに関してはわかりませんが、有線ルータの中に入っているので外から直接アクセスされる危険性はほぼないと思います。wifi 乗っ取られたりしたらあれですが、安全な接続ではないかと。
ありがとうございます。
おっしゃる通りの構成なので、うちに関しては特に心配してないんですよ。ただ、お勧めしてしまっているので、注意喚起を要するレベルの内容であれば、追記しとかなきゃいけないかなあと思いまして(^-^;
WPA2脆弱性(KRACKs)が公開されてそれの対応がそこそこ遅かったかと思います
某社品は2ヶ月くらいでファーム出たのにこの商品は5か月後だったりしますので
ただこれよりさらに遅いメーカーもあったので…
2カ月と5カ月は確かにえらい差ですね。でも放置じゃなくてちゃんと対応してくれるなら、そう悪いところとも。開発能力が多少劣るかもというのは否めないんでしょうけど。
参考になります。ありがとうございます~。