Anker Nebula Capsule II 用にアームを設置して、投影環境の改善を試みることにした

 Nebula Capsule IIというのは可愛い小型のプロジェクター。衝動買いしたこいつを使って、少し前に、仕事場で映画を観たり大画面でゲームしたりできる環境を作りました。

 これはこれで「うおお、すげー」と大はしゃぎだったんですが、楽しいものというのは頻繁に使いたくなるもの。そして、頻繁に使うものというのは、ちょっとした不満が気になるようになっていくものです。
 こいつの場合もご多分に漏れず、「ここがもうちょっとこう使えたらな」と引っかかる点が増えてきました。具体的には「さっと出してさっと映してさっとしまう」ができないのが引っかかる。プロジェクター自体はこんなに手軽なサイズなのに、それをセットする場所がいけてないのです。

 上から吊して、使う時だけさっと引き出せればかっこいいのに……。

 やりたいことは明確になってきたので、Amazonで使えそうなものはないか物色してがんばってみることにしました。

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とりあえず使えそうなアームを買ってみる

 そんなわけで、まずは駄目もとでスマホ用のアームを買ってみました。耐荷重に不安はあるけれども、ディスプレイ用アームだとごつすぎる上に必要なアーム長が取れそうになかったので仕方ありません。

ipad スタンド 三脚 タブレット 両用 スマホ オンライン授業 ipad 三脚 寝ながら 頑丈なアーム付き 360回転 土台強化 安定性ベットスタンド 4.5〜12.9インチに対応 (iphone/ipad/ipad mini/ipad Pro/N-Switch/Kindle等多機種)
SAMHOUSING
【高さ調整可能】高さは42.5cm-165㎝まで調整できます。録画、撮影、コンサート、講演、読書、オフィスミーティング、ZOOM会議など、様々なニーズに満足できます。

 クラフト作業用のワークスペースにうまく噛ませられそうだったので、こんな感じでつけてみました。

 本当はここにボールマウントを貼り付けて使おうと思って下記の品も買ったんですが、実物をさわってみたら、あまりに強度が足りなさすぎて無理と断念。

 台座のプラスチック部分があまりに脆すぎるんですよね。多分Nebula Capsule IIなんて取り付けたら、斜めに力がかかった途端崩壊して終わると思う。小さなドライブレコーダー用の品なので商品の方は悪くなくて、僕の使い方がまちがってる。

 でも、スマホホルダーが意外と台座っぽい感じで安定していたので、試しにNebula Capsule IIを置いてみます。

 あれ?案外このままでもいけそうだなってことで上映会に移行してみたら特に問題なく観ることができました。やっぱり投影装置の真下に陣取って観ることができるのは良いです。

小さくて手軽に取り外しできるクイックリリースアダプタを貼り付けてみることにする

 使えることは使えるんですが、やはりアームにちょこんと置いたままというのは、なにかの拍子にぶつかって簡単に落としそうなので、安心して使える状態ではありません。だから固定はしたい。でもボールマウントでいいやつなくて……と考えてアームをさわってたら、このスマホホルダー自体がボールマウントされてて可動範囲が広く取られていることに気がつきました。

 ってことは、このホルダーに固定さえできればいいわけです。

 じゃあなんか簡単なクイックリリースアダプタを買って強力な両面テープでスマホホルダーに貼り付けちゃえばいいんじゃないの?

 というわけで追加購入。

 買ったのはこちらの品です。

koolehaoda OR-40 クイックリリースアダプターQRボード、1/4 "-3/8"ネジを装備、用のデジタル一眼レフカメラ三脚一脚スタビライザーボールヘッド
koolehaoda
このプロ仕様の三脚ボールヘッドプレートカメラQR40クイックリリースアダプターを使用して、カメラを三脚に簡単に取り付けることができます。

 値段の割には、ちゃんと金属製でしっかりした作りだし、水平器もついてるしとなかなか良い品です。アルカスイス互換じゃないから広く使い回しがきかないとこだけが残念ポイント。

 でも、上から押しつけたらガチャっとロックされて、外す時はロックレバーのセーフティをつまみながら開くことでガチャっと外れるという機構は楽で良いです。

 ちなみになんでこの製品にしたのかというと、裏面が平面っぽい感じだったからというのが一番のポイント。じゃないと貼り付けできないですからね。

 う、うー……ん、平面っぽいと思ったのに、派手に肉抜きされちゃってるなあ。接着に足る面積がない。穴を埋めないと駄目か……。

 では今回の用途向けにカスタマイズしていきましょう。まずプレート側についている回り止めのピンは必要ないので外しちゃいます。

 続いては台座側の貼り付け処置。肉抜きされているので、広い穴をニトムズの『はがせる両面テープ 強力固定用 厚手』を複数枚重ねることで埋めてやり、十字にある細い溝は 3M の『スコッチ超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 粗面』を同じく複数枚重ねして埋めてやります。

 これをスマホホルダーにぺたり……と。ボールマウントでぐりぐり動かすことを考えると、ボールの真上よりも横にずらした方が可動域が広く取れそうと思って、わざと真ん中より外側にずらしています。

 両面テープの粘着剤が安定するのに1日くらいかかるので、簡単に固定した状態で放置してこの日は作業終了。

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んじゃ使ってみましょう

 翌日、スマホホルダーを再びアームにセットして、クイックリリースプレートを取り付けた Nebula Capsule II をガチャっとはめ込んでみました。

 アームのバネが若干重量に負ける感じがあるので、間接部のネジを最強まで締め込みます。スクリーンへの投影がちょうど良いサイズになるよう前後左右様々な角度にねじ曲げてみましたが、不安を覚えるようなぐらつきはありません。
 落とす心配がないので、さっと前に出して雑に角度を変えて……と素早く位置決めを行うことができ、三脚でいちいち角度をあわせていた頃とは比較にならないほど楽になりました。

 いやー、素晴らし。ついつい嬉しくなって、気がついたらまた映画を1本観ちゃってましたよ。時間食いだなあこいつ。

 色々試してるうちに、意外とこの使い方いいかも!と思ったのが上に跳ね上げちゃうこと。

 Nebula Capsule IIはBluetoothスピーカーにもなるので、こうやって天井付近に跳ね上げて、スマホからSpotifyのヒットチャートを流したりするのとすごく相性がいいのです。音の降り注いでくる感じが超気に入りました。

 投影環境の改善は狙い通り位置決めが楽になった&ベストな視聴ポジションを取れるようになったと大成功だし、ちがう楽しみ方もひとつ増えたしと、スマホ用アームとNebula Capsule IIの組合せは、思った以上におすすめです。

  1. デコピン より:

    おはようございます。
    スマホを固定するベースのボールが、RAMマウントシステムのボールと同じ大きさなら、RAMマウントシステムを使ってもう少しスリムにできるかもしれません。

    • きたみりゅうじ きたみりゅうじ より:

      RAMはごついので、こんなコンパクトにはまとまらないです(^-^;

      • デコピン より:

        おはようございます。
        そうでしたか、写真だけではわかりませんでした。m(__)m

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